Wirbelwind

ご機嫌麗しゅうございます、感じの良いノリタケのカップを探している椿木でございます。

4月となりまして、新たな環境に身を置かれる方も多い季節でございますね。

いつどの様な時でもお嬢様が笑顔で、何より元気でいらっしゃる事を願うばかりでございます。

さて、もう1年の1/4が過ぎ去りやや頭を傾げる私でございます。「あれ、今年の目標達成できるかな…。」

目標と申しましても新しい事を学びたい、それを目に見える形として残したい、その程度のことでございます。

お嬢様にお仕えするのでございます。

せめてそれに見合うような使用人でありたく存じております。

その様な理由から最近は様々な勉強をしておりまして、ワインは勿論コーヒーやカクテル、主に嗜好品とされる飲料を中心に学習を進めております。

勉強が楽しい、は嘘になりますが、学んだ物を普段の執務や街中で見かけた時には少しばかりの嬉しさを感じます。

今はワインと紅茶をメインに、コーヒーはこんな産地、特徴、サイフォン等の抽出方法でどの様に味が変化していくのかという基本的な所だけを息抜き感覚で流し見しております。

お休みを頂戴した日には行きつけの喫茶店へ向かい、のんびり珈琲片手に勉強をするのが最近の過ごし方でしょうか。

ちなみに私のお気に入りのコーヒーはグアテマラでございます。

そして息抜きも必要と思いつつ、何処へ足を運ぶか最近悩み気味でございます。

普段より個人の時間を大切にしておりますのでどのような場所でも1人で楽しめますが、水族館、動物園、映画館、テーマパーク、王道を行くべきかそれとも少し捻りを加えるか。

もしよろしければ貴方様の息抜き方法をお教えくださいませ。

 

さて、話は変わりますが4月23日に当家ソムリエ能見とワインデーといたしまして

【Carmes de Rieussec 2019】

というワインをご用意させていただきます。

こちらのワインは貴腐ワインと呼ばれ、完熟したブドウに貴腐菌が付着する事により表面に目に見えない程の無数の穴があきます。

そこから糖分類を残し水分が蒸発、g単位での糖分量を増加させた高貴な甘口白ワインでございます。

産地にはフランスの貴腐ワインで有名なソーテルヌ(Sauternes)地区、フランス国内でも貴腐ワインにおいて片手の指で収まる評価を持つとされる【Chateau
Rieussec】のセカンドラベルでございます。

実は以前お屋敷にてご用意しておりましたルーピアックと産地的には比較的近うございます。

2019ヴィンテージのブレンドは

セミヨン(Semillon) 90%

ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc) 7%

ミュスカデル (Muscadelle) 3%

蜂蜜を思わせる優しい甘さ、オレンジマーマレード、アカシアの花、ソーテルヌらしい少しばかりのスモーキーさ、最後には甘さだけで終わらせない軽快な酸味が上品な余韻として締めくくります。

特別な夜を締めくくる、素敵な想い出の1杯。

そんなワインを是非ご堪能くださいませ。

今回のワインがお嬢様にとって何か新しい発見やきっかけの1つとなりましたらば、この上ない喜びでございます。

 

最後に本日のワインはフランスのアルザスから

MELTING POTES EDELZWICKER

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EDELZWICKER、つまりは複数のブドウを使って造られたワインでございます。

お花の香りが〜フルーツの香りが〜等様々な言葉でワインの美味しさをお伝えしておりますが、このワインの凄みは本当にコスパが良いです。

品によって2000〜3000円でお求めいただけますが、満足度で言えば5000円のブルゴーニュにも引けを取っておりません。

いや本当に美味しゅうございます。

もうこれにシュークルートと胡椒強めに焼いたソーセージ、ベーコン、ポテトサラダ。

もう、美味しい。

本当〜〜〜〜に、美味しゅうございます。

これが幸せということなのでございますね。

さて、4月となり暖かくなってまいりました。

満開の桜の花と共に、貴方様がいつまでも笑顔でありますように。

またティーサロンでお会いしましょう。

White Clover

ご機嫌麗しゅうございます、椿木でございます。

3月、年度末でございますね。

様々な移り変わりの季節でございますと同時に、これからの新しい物事に心踊らせる時期でございます。

お嬢様におかれましても、どのような時、どのような場所でもお嬢様らしく、様々な幸運に恵まれた1年となりますよう祈っております。

そういえばと、私の楽しみでもございます喫茶店巡り、たまたま立ち寄ったお店にて誕生石をモチーフにしたドリンクがございました。

1から12月までそれぞれの宝石の色の様にとてもカラフルで可愛らしいノンアルコールカクテルでございまして、私赤が好きでございましたのでルビーの7月をと思いましたが、今回は何となく3月のアクアマリンに。

美味しく可愛く綺麗、まさしくこの言葉が似合う1杯でございました。

美しいだけでなくしっかりと考えられた味の組み合わせ、なんだか特別な気分に浸れたような気がしてどこか嬉しいような不思議な感覚でございました。

いつかは制覇してみたく存じます。

喫茶店巡りをしておりますと心安らぐのは勿論、様々な知見を得られたりすることがございますので、よろしければお嬢様も様々巡ってみては如何でしょう。

その時はお話、是非お聞かせくださいませ。

さて、今回いただくワインはこちらでございます。

イタリア ピエモンテ州

Roero Arneis 2019

 

 

 

 

 

ピエモンテとどこかで聞いたような名前でございますが、州都がトリノでございましてあのトリノオリンピックの開催地でもございます。

そんなピエモンテから産地はD.O.C.G. Roero、品種はArneis(へそ曲がりの意)と何とも分かりやすい名前でございます。

酸は強くなく、アプリコットに洋梨、白い花のアロマにどこか香ばしさ、これはナッツでしょうか?最後にはほんのりとした苦味が全体を纏めあげ、フランスのシャルドネにも似たような雰囲気を感じさせます。

とそれらしい事を申してはおりますが、つまるところ

「味キリッとみせかけてフワッ!香りファーン!美味しい!好き!!」

でございます。

余談ではございますがD.O.C.G.の名称

ディノミナツィオーネ・ディ・オリジーネ・コントロッラータ・エ・ガランティータの略称でございまして、大まかに申しますと秀逸な産地の呼称でございます。

舌を噛みすぎてもうよく分かりません。

どなたですかこんなに長いのを考えたのは。

最近は紹介したワインが気になる、というお声も頂戴し私も嬉しく存じます。

正直まだ分からない事の方が多いですが、様々な勉強を重ね、いつかお嬢様の好みに合うワインを選定出来る日が来たら良いなと愚考いたします。

最後に花粉症に良い方法などございましたら不勉強な私に是非お教え下さいませ。

本当に、本当にそして切実にお待ちしております。

 

それでは、またティーサロンにてお会いしましょう。

Memory Forest

今年もこの時期がやって来ました。
街や様々な人達が、それぞれの想いを胸に頑張る時期、とても素敵な事でございます。

バレンタインでございます。

ご機嫌麗しゅうございます、銅貨数枚で手に入る小さなチョコを買ってみた椿木でございます。

2月となりまして新年のお祝いムードも落ち着いてきたか思っておりましたらば、気付けばバレンタイン、一体どなたが最初にチョコを贈ろうと言い出したのでしょう。

お菓子メーカーによる戦略?最初にプレゼントを贈られた人が大のチョコ好き?何かしらの語源がコッチョレィートゥーの様な音であり、そこからチョコレート?

しかしながら、贈り物であればチョコレートに限らず、手紙、言葉等でも嬉しいものでございます。

今月のマンスリーワインでございましたI LOVE YOU,愛情表現豊かな国イタリアでございますが、やはり素敵な事は素敵だなと想うに留めるのではなく、どんどん素直に発していくのが皆笑顔になるというものでございます。

愛情の裏返しという言葉がございますが、表があるからこそ裏なのでございます。
裏だけで表を知る事は出来ません、必ず裏であったということ、それを相手がどう捉えたのか、裏を伝えたのであれば、表はそれ以上に伝える事の大切さ。
そして片面しか見せないのなら、表を見せた方がというのが私の考えでございます。

しかしながら、大切な日というのはやはり記憶に残したいものでもございます。

そこで今回いただきますワインがこちらでございます。

Happy Valentine! ZINFANDEL 2021

 

 

 

 

 

こちらはアメリカのストーンヘッジワイナリーからの1本でございまして、ブドウにはジンファンデルを用いました品でございます。

エチケットにはそれはもうご覧の通り、 𝐇𝐀𝐏𝐏𝐘 𝐕𝐀𝐋𝐄𝐍𝐓𝐈𝐍𝐄
大切なバレンタインを更に盛り上げてくれる、そんな1本でございます。

正直ここまでストレートに書かれますと、自分で買っておきながら少し驚いてしまいますね。

実はル・セー・ド・カロン・セギュールという考えもございましたが、個人で手に入れる、楽しむにはまさしく記念日ワインでございましたのでそちらはまたの機会に。

お嬢様がもしどなたかに贈り物をする際、その方がワイン好きでございましたらば、あんなワインもあったなと記憶の片隅にでも置いてくだされば幸いでございます。

またチョコレートにはバニュルスがとてもよく合いますので、もしよろしければお試しくださいませ。

2月となり様々な区切りを迎えた方、これから大切な区切りを迎える方、様々いらっしゃるかと存じます。
ですがそんな忙しさが落ち着きました時で構いません、またお嬢様の素敵な笑顔をお見せくだされば何よりでございます。

それではお嬢様、またティーサロンでお会いしましょう。

Continue…

ご機嫌麗しゅうございます、椿木でございます。

さて、年もあけまして2024年となりました。

辰年、龍、ドラゴン、格好の良い物に憧れておりました幼少期、旅行土産にはドラゴンと緑の宝石光る剣盾のキーホルダー、裁縫セットの箱の柄には黒い翼を持つ黒龍が描かれておりますのをチョイスするなど、今となっては懐かしい記憶でございます。

ここ数年の正月、様々な事に奔走していた事もありましてか、今年は昨年までと比べましてもとても気分が穏やかな気がいたします。

お嬢様は2024年はどの様な年になさりたいですか?
新しい挑戦を、今あるものを極める、自由気ままに身を任せる、文字にしてみるとどれも面白そうでございますね。

私はこの1年は成長の年にしようかと存じております。

元々私は日本各地を巡っておりました所を大旦那様に拾っていただきました身、私自身の成長の為に、これは私がこのお屋敷でお仕えする根底の1つでもございます。

勿論、上ばかり見て足元が疎かになってしまっては元も子もございません。
初心を忘れず、お嬢様にお仕えする一使用人としてこれからもお側に置いてくだされば、椿木にとってこの上ない喜びでございます。

さて、そんな私でございますが、この度3級レストランサービス技能士の資格を取得致しました。これに満足すること無く、更に上を目指して精進していきたく存じます。

また今月よりギフトショップにて、私からストロベリーチョコダコワーズのご用意もございます。ストロベリーのきめ細やかな酸味、チョコレートのしつこ過ぎない柔らかな甘さ、アーモンドの抜けてくる様な香ばしさ、それらが一体となった逸品をどうぞお楽しみくださいませ。

最後こちらは新年からあけさせていただきました。
フランスのメドックから

コント・ド・マルサック 2016
COMTE DE MARSAC 2016

きめ細やかなタンニンと酸が心地よい、手軽な値段でありながらもボルドーらしい、そんなワインでございました。

是非お嬢様もお召し上がりになられてはいかがでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

それではお嬢様、ティーサロンにてお帰りをお待ちしております。

2024年も、よろしくお願い致します。

幸運の象徴

様々な事を知り、学び、出会い、過ごし、気が付けば12月となりました。

はて、ついこの前6月辺りだった気がするのは気の所為でございましょうか?

ご機嫌麗しゅうございます、椿木でございます。

外もすっかり冷え込みまして、お嬢様はこの冬をどのようにお過ごしでいらっしゃいますか?

素敵なイルミネーションを眺めに、ご友人と共に素敵なパーティーを、ご別邸にて自由気ままに、お嬢様が健康で、そして楽しくお過ごしくださればとつい愚考してしまいます。

お嬢様にとってこの1年はどのような年でございましたか?

良い年となりましたか?

勿論良きことばかりではなく、ご多忙故に疲れてしまう時もございましょう。

そのような時はご無理をなさらず、適度に息を抜いて、ふらりと外に散歩へ出てみたり、貴方様のご友人と共に時間を過ごされるのもまた大切な事でございます。

私に出来ます事はほんの僅かばかりしかございませんが、これまでの、そしてこれからの道が幸運に溢れておりますことを心より願い、ティーサロンにて貴方様のお帰りをお待ちしております。

さて!
という訳で幸運を願ってワインをあけましょう!

Chateau RIEUSSEC 2018
シャトー リューセック
ファーストラベル

甘いだけではない、後からやってくる香りの奥深さに感動すら覚えます。

通いつけのワインショップのおじい様から「つばきくんや、ちょっと飲んでみるかい?」と言われ「頂戴します!」と返事をしてようございました。

 

 

 

 

 

 

 

え、そこにある同じもう1本は何か?

それは10年後のお楽しみにございますよ。

-₳telier- はなさき はなうた はなのあと

昔はオレンジペコーをオレンジ風味のする紅茶の総称だと思っておりまして、紅茶店でダージリンフラワリーオレンジペコーの表記を初めて見た時、凄いお花な感じのオレンジ紅茶!に…どこかにダージリン!と小学生の如く混乱しておりました。

ご機嫌麗しゅうございます、椿木でございます。

外の気温も夏と比べるとだいぶ冷え込んで参りまして、朝はなかなか布団から抜け出せない季節となりましたね。

そんな季節にアラームを付けずに眠り、ここぞとばかりに二度寝をすることが私にとって1番の幸せでございます。

さて、巷ではよく布団かベッドかという話を伺いますが、お嬢様はどちら派でございますか?

私は布団派でございます。

無論ベッドでも熟睡出来ますが、布団の程よい固さが心地よいのでございます。

もっと申しますと布団は床と接しておりますので大地の安心感と申しましょうか、自身の行動範囲がベッドに限定されない所が好きなのでございます。

私の眠る場所は私が決めます。

さて、話は変わりますが11月には香川執事とエクストラティー、Dazzling Orangeをご用意させていただきます。今回使用致しますダージリンオレンジの名前にかけまして、Dazzlingの通り輝く様なお味をお届け出来ればと存じます。

そして、12月には私からフットマンパスタをご用意させていただきます。この短期間にカクテル、ケーキ、エクストラティーと続きまして私も驚くばかりでございます。

本当にありがたい限りでございます。

前菜には桜チップでフュメ致しましたスモークサーモンにアボカドを合わせましたサラダ、パスタにはシンプルなボンゴレロッソにオリーブソースと隠し味にこぶ茶を加え、コクのある味をお楽しみいただけます。

また私ワインが実は好きでございまして、前菜は白ワイン、メインはロゼワインに合わせやすい味にシェフが仕上げてくださいました。

本当にありがとうございます。

よろしければ是非ワインとご一緒にお召し上がりくださいませ。

それでは最後にどこかいい雰囲気に撮れましたクラゲくんを添えて。

ふわふわり。

それではお嬢様、またティーサロンでお会いしましょう。

BULK UP

ふと中に着る用に軽めの半袖が欲しいなと洋服屋に足を運びましたらば、もう長袖とアウターしかございませんでした。

ご機嫌麗しゅうございます、椿木でございます。

さて11月のフットマンケーキでございますが、後半にはピスタチオとフランボワーズを用いましたピスタチオラズベリーケーキをご用意させていただきます。

内のムースには勿論、表面のグラサージュや底の生地にもピスタチオを用いました贅沢な一品でございます。

また中身にはフランボワーズのコンフィチュールを忍ばせ、ピスタチオの甘さの中にキレのある酸味が後を引きすぎない絶妙なバランスをお楽しみいただけます。

合わせます紅茶には、ラクシュミー、ルビー、PSG等が私からのオススメでございます。

 

この様な素敵な品を形にして下さいましたパティシエ方には、改めて感謝を申し上げます。

本当に感謝致します。

話が変わりますが、私この度ティーアドバイザーの資格を取得致しました。

何かが大きく変わるといった事はございませんが、紅茶に関する様々な事をこれからもお伝えさせていただければと存じます。

 

さて、日誌を綴っておりましたらばお腹が空いてしまいました。

今晩はご飯の上に胡椒で味付けを致しました鶏の胸肉、麻婆豆腐、生卵をのせ、サラダには数種の生野菜に鶏のささみを添えて和風ドレッシングで鶏尽くしとしましょう。

 

それではお嬢様、またティーサロンでお会いいたしましょう。