赤?白?青?

お嬢様方、夏至も近づいておりますがご機嫌いかがでしょうか?_

あらためまして、香川でございます。

季節の変わり目でございますね。
お身体の具合はいかがでございますか。

香川にはマッサージ等の知識は皆無なのでございますが、
不調な部位をさするだけでも(「ゲートコントロール理論」というのだそうでございます)鎮痛作用が得られるということを最近知る機会がございました。
季節柄もしお身体の変調などあった際はお試しくださいませ。

まだ必要ないわよなんて言われるかもしれませんが、今度誕生日プレゼントに藤堂執事の背中でもさすって差し上げましょうか。
それよりも肩をもみなさいとか言われそうな気もいたしますが。。

さて今回の日誌のタイトルでございます。

赤、白ときたら
香川のことだからワインでしょ?

いえいえお嬢様、頭の中はお酒のことばかりなんてことはございませんよ。

マッサージの話題が出たから筋肉の色?
まあ確かに速筋や遅筋は短距離や長距離にそれぞれ分類されて、お色自体も赤や白…

、、違いますお嬢様。
私ごときで脳筋を語っては失礼というものでございます。

もう一色、青があるではございませんか。

さようでございます!
赤肉、白肉、青肉でございますね!

結局肉?とおっしゃらないでくださいませ。
メロンのお話でございますから。

三元牌が頭に浮かんでいた方はロン!だけ聞くとドキッとすることもございましょうがご安心ください、メロンでございます。

…、ちょっぴり話がそれましたが、、
旬を迎えるメロンを使った今月のご夕食のデザート。
サロンにてもうお試しになられましたか?
みずみずしく仕上がったお品は、この時期の湿度の高さも忘れさせてくれますね。

時にメロンは野菜なの?果物なの?と議論されることもございますが、
確か正確には野菜でしたでしょうか。
果実的野菜?果菜?
…まあ難しく考えず、ほおばっていただいてからにいたしましょうか。

夕暮れ時にはもうご別宅の近く、、というお嬢様にも、
今月の後半はメロンソーダ風のアイスクリームもご用意しております。
さて何色かは是非お手元でお確かめくださいませ。

お早いお帰りを心よりお待ちしております。

Voorpret

じりじりと焦がれる夏の気配を感じられる気候に移行してまいりました。

向日葵が咲き誇る季節を今か今かと楽しみに感じている能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

お屋敷で迎える幾度めの夏。私はやはりこの季節がとても大好きです。

幼少の頃を振り返ってみると、今も心に残る思い出が存在しているのは、

いつもいつも蝉時雨が降り注ぎ茹だるような暑さを伴う夏でございました。

 

毎年のように祖父に連れて行ってもらった、甲子園のアルプススタンド。

ボーイスカウトで一週間ガスも電気もない環境で生きた山奥のコテージ。

学生時代に仲間と共に悪戦苦闘しながら挑戦した見よう見まねの海釣り。

 

たくさんの思い出が紡がれる夏。私にとって特別な季節でございます。

お嬢様にとりましてはいかがでございましょうか。

 

暑くて外に出るのが億劫だったり、高温多湿によって御髪に迷われたり。

お屋敷のレディーといたしまして、様々なご不安ごとがございますよね。

 

そのようなご事情の中でも忘れられない夏だったと振り返られますように。

そして、お嬢様の人生という名のアルバムに、色鮮やかに残りますように。

 

この季節を、私も大切に生きていきたいと思います。

 

能見

真珠の卵

影山でございます。

6月24日に影山、時任で

『真珠の卵』

というエクストラティーをご用意させていただきます。

6月の誕生石『パール』の色をイメージしてお届けいたします。

今回はカップの中に卵が入っております。(本当の卵ではございません)
その卵を割ることで味や色に変化が生まれます。

また、
よりお味に深みをもたせるため、

シェイカーを使用してお作りいたします。

お嬢様に優雅なひとときをお届けできるよう尽力いたしますので、

是非ティーサロンにお越しくださいませ。
杯数に余裕を持たせてご準備しておきますね。

うつろ

隈川でございます。

お嬢様にももしかしたらご経験があるかもしれませんが、人間は心の芯が失われるとこれまで普通にできていたことができなくなってしまいます。

心の芯というのは人によってそれぞれで、夢であったり、物であったり、ペットや植物であったり、誰かとの関係であったり、長く信じてきたクレドであったり。心の根幹の部分でございます。

その芯が揺らぎ、なにかのきっかけで抜けてしまうとそこはうつろとなり、ふとしたとき、呼吸をするようにあらゆる感情を呑み込んでゆきます。

美しい景色から目を背けたくなる。
素晴らしい音楽が響かなくなる。
誰のどのような言葉もふさわしくない、名前のない澱のようなものだけが心に残ります。

これまであたりまえにできていたことが、わからなくなってしまうのです。

このうつろの埋め方に答えはなく、きっとすぐに埋まるものでもありません。
けれど、少しずつ、すこしずつ、傷口が治っていくように痕を残しながらうつろは塞がってゆくのかと存じます。

もしも、お嬢様がいつか心の芯を失い、ご自分のなかのうつろとの向き合い方がわからなくなったとき、これまで通りができなくなってもどうか焦らないでください。強くあろうとなさらないでください。

私も上手にはできておりませんけれど、弱くて不器用なままで、それでも丁寧にゆっくりと向き合うつもりです。

使用人という存在にできることを、もう一度はじめから考えてゆこうと思っております。

隈川

雨と言の葉

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

梅雨の時節がやってまいります。
梅雨を表す言葉には、「五月雨」「青梅雨」などもあります。
木々の緑に、うすく煙るように降り注ぐ雨粒が、目に浮かんでくるようでございますね。

日本語は、古来より雨を表す言葉が大変に多いようでございます。
強い雨脚や雨粒が地面を叩いて、周りが白く見えることから「白雨」。
夏に暗く濃い雲から降る「黒雨」。
珍しいのは、激しい夕立を表す「銀竹」という語も。
その他にも、「糸雨」、「笠時雨」、「狐雨」などなど・・・。
これは少し趣を異にしますが、赤い花の散る様子を雨に例えて「紅雨」という言葉もございます。
雨の情景が、いかに暮らしに馴染んでいるのか伺い知れますね。

雨がちの鬱陶しい日々でございますが、先人の残した言葉をたどり、その情景を感じられれば、なにか風流に思えるような気がいたします。
庭先にこんもりと大輪を咲かせている紫陽花でも眺めつつ、言の葉を紐解いてみるのもよろしいのではないでしょうか?
素晴らしく良く晴れた青空を待ち望みつつ・・・。

 

三涼四暑?

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

このところ気温の変化が激しく、体調が付いていけなくなりそうで不安な日々を送っております。

冬場は「三寒四温」と申しますように「三日寒くて四日温かい」ということがございますが、今の時期のこの変化は何なのでしょう。

「三涼四暑(さんりょうししょ)」とでも申しましょうか。

三日涼しいと思ったら四日暑い、そんな日が続いている気がしますが、私の体感だけでしょうか。

元々暑がりのため、寒い温かいの変化よりも涼しい暑いの方が身体に堪えます。

そして毎年、どんな時期でもこう思うのです。

「この時期ってこんなに暑かったっけ?」と。

これが温暖化というものなのでしょうか。

しかも毎年毎年、暑い期間が長くなっているような気すらしてきています。

今年は冷夏との予想も出ているようですが、それでも暑いんでしょ?と懐疑的になってしまいます。

皆様もご油断なさらず十分にお気をつけくださいませ。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。

この梅雨の時期お嬢様はいかがお過ごしでしょうか?

私は昔から梅雨の時期は雨の音を聴きながらのんびり過ごすのを楽しみにしておりました。

なんだか時間の流れが緩やかに感じられ、ホッと一息をつきながら思考を整理するのに丁度良いと思うのです。

日々を忙しく過ごされているかと存じますが、雨が降ったら良い機会とでも思っていただき、別宅でもティーサロンでも、のんびりお心をお休めになる一時をおつくりいただければ幸いでございます。

近衛