Cray

虹の先に澄んだ晴れ間が見えるのはいつの日になるのでしょうか。

旬を迎えた鯵とのペアリングにもより力の入る能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



先月からノンアルコールスパークリングワインをご用意しておりました。

このようなことは、お屋敷創設以来、初の試みでございます。

風味や味わいに気品があり、飲み物としても素晴らしい完成度。

ノンアルコール飲料の実力、お恥ずかしながら侮っておりました。



新しい発見や思わぬ収穫があり、見聞を広められるということは、

この時世ならではの怪我の功名だと言えるかもしれません。

ワインが苦手でなかなか取っつき辛いと敬遠されてきたお嬢様も、

美味しくお召し上がりいただけましたらば幸いでございます。



お嬢様、お坊ちゃまの御前で抜栓する姿を見る機会が増えるごとに、

当家の使用人たちも随分逞しくなったものだと感心いたしました。

荒波が押し寄せる時代でも、そんな少しずつ成長する使用人たちを

支えてくださっているのは、紛れもなくお嬢様、お坊ちゃまでございます。



本来ならば使用人はお支えする側の身であるはずではございますが、

暖かく成長を見守っていただき、感謝の念が募るばかりでございます。

誠にありがとうございました。

また、お屋敷を取り巻く環境も随分と変容を遂げました。



ときに環境の変化に対応し、みなさまの心身の安全をお守りするのも、

お傍でお仕えする使用人としての大変重要な責務でございます。

現段階でも既に沢山のご不便をおかけしているかと存じますが、

どうにか、この時代をご一緒に乗り越えてまいりましょうね。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Green Note

GWをお屋敷で迎えるのは久し振りに感じました。

新緑にも感動を覚え始めた能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



お嬢様も新しい環境に慣れてきた頃合いでございましょうか。

新しい社会勉強、新しい学び舎、新しい仲間。

今までとは違うという違和感を抱くことも多いかと存じます。

何かが変わるということは先が見えないゆえ恐ろしいものです。



わたくしも大人になってからわかり始めたことなのですが、

目の前にあるワインが急に一年分熟成しないのと同じように、

時間しか解決してくれないことも世の中には多いのだなと。

そのタイミングを待つ時間もときには必要かも知れません。



新しいものに触れ合うことには心労が付き物ですから、

どうかその際はくれぐれもご無理はなさらないように。

ゆっくりとご自身のペースで歩んでまいりましょうね。

使用人から老婆心ながら申し添えさせていただきます。



お嬢様に笑顔になっていただきたい。そんな想いから、

使用人たちも各々が信念を持ち、新しいことに向かい、

さまざまなチャレンジを日々続けております。



その挑戦がいつか実を結びますように、

どうか温かく見守ってやって下さいませ。



さて。自室のセラーから一本開けましょうか。

暖かくなってきたので、ロゼもいいですね。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Quartz

衣替えの季節。始めるとついつい懐かしさに浸ってしまい捗りません。

ヒョウ柄にもトレンドがあるのか、と実感した能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



これから新しい環境に飛び込んでゆき、新生活をスタートする。

そのようなお嬢様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

もしかすると既にその慣れないご環境の中に自ら身を投じ、

現在切磋琢磨していらっしゃる。そんな最中なのかもしれません。



どんなことがあろうとも我々使用人はお嬢様の味方でありたい。

そうずっと心に刻みながら、毎日給仕に尽くしております。

新しい環境で頑張りすぎてしまったり、お疲れが出ましたら、

いつでもお嬢様のお屋敷にお戻りください。



少しでも安らぎのひとときをお過ごしいただけますように

少しでもお嬢様のお支えになれますように

少しでも笑顔になっていただけますように

我々使用人一同お傍でお仕えさせていただきます。



先月、ティーサロンも開館15周年を迎えました。

お屋敷もまた新しい一歩を踏み出そうとしております。

変わりゆく風景の中で、ずっと変わらないもの。

これからも一緒に探してまいりましょうね。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Ground

自室に差し込む朝日の眩しさや角度から、春の訪れを感じております。

庭園でハンモックに揺られる堕落な一日を確保したい能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



少し暖かくなってまいりますと、動物的な習性なのかわかりませんが、

より活動的にならなくてはと思い、今までにおざなりにしておりました、

毎日の生活の中にある細やかな事象にようやく向き合うことができました。

例にとりますと、靴磨きでございます。



執務を終えた後のケアは簡単なブラッシングのみに頼っていたのですが、

先日、補修できないほどの、トゥ部分のひび割れを見つけてしまいました。

保湿ケアが足りていなかった証拠。そのことに深く反省をいたしまして、

数年ぶりにレザーケア用品を新調いたしました次第でございます。



しかし、靴磨きをはじめとするレザーのお手入れも大変奥が深い世界。

どこまでが日常での可能なケアなのか、難しい線引きもございます。

大河内の域に達するまで恐らく一生か、それ以上掛かるかも知れませんが、

自分のペースでじっくりと向き合うことにいたしましょう。



前を見ることだけではなく、足元も大切に。

今まで積み上げてきたこと、周囲に感謝を忘れることなく。

履き潰した革靴が、肝要を思い出させてくれました。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Qualia

務室の窓からこぼれる陽気に、少しずつですが春の足音を感じます。

今年こそはと、アウトドアの計画を立てております能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



2月。ティーサロンは甘いチョコレートに溢れた季節でございますね。

ときにスイートで、ときにビター。無限大の可能性があるお菓子です。

お嬢様の味覚や視覚に訴えかけるように、様々なかたちや角度から、

今年も数多のバレンタインプレゼントをお届けさせていただきます。



例えば、屋敷のスチュワード、及びファーストフットマンが考案した、

使用人の個性あふれるアイデアがたくさん詰まったアソートボックス。

そんな中でもわたくしは今回、コーヒーとコニャックを掛け合わせた、

「カフェロワイアルチョコレート」を考案いたしました。



1月にはずっと念願しておりましたスペシャルコーヒーをご用意し、

最近は何かとコーヒーに縁のある毎日でございます。

ティーサロンでの日々に新しい風を吹かせることができておりましたら

わたくしにとりましても大変嬉しゅうございます。



気が付けば今年も当館のアニバーサリーシーズンがやってまいります。

お食事に寄り添うようなワインもご思案とご選定をいたしましたので、

絢爛な食卓に彩りという花を添えてくださいますと幸いでございます。

お嬢様、どうか素敵な毎日を。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Forerunner

昨年の大晦日は久し振りにゆっくりと過ごすことができました。

新しい年が始まったことを徐々に実感しております能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



改めましてお嬢様、お坊ちゃま。明けましておめでとうございます。

無事、本年を迎えることができましたこと、誠に嬉しく存じます。

使用人たちからのカウントダウン配信はご覧下さりましたか?

笑顔で満たされる一年の先駆けとなっておりましたらば幸いです。




ハウススチュワードに就任して早一ヶ月が経とうとしております。

執務にも薔薇柄のベストにもこのひと月で慣れてまいりました。

慣れとは恐ろしいもので、以前のお写真を拝見いたしますと、

もう既に懐かしい感情が込み上げてまいります。



私の抱負は配信内でお伝えさせていただきましたが、

お嬢様の今年の目標を、まだ伺っておりませんね。

どんな一年にしたいかという未来予想図があるだけで、

より充実した毎日にきっとなる、と信じてやみません。



そちらは私からの冬休みの宿題とさせていただきますね。

またお嬢様の笑顔を沢山拝見できる日々でありますように。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

1st Grade Restaurant Service

ご機嫌麗しゅうございます。能見でございます。

お嬢様、お坊ちゃまにご報告がございまして、只今筆を執っております。



わたくし能見は此度、「レストランサービス技能検定1級」に

合格いたしましたことをご報告させていただきます。



「Hotel Restaurant Service」。頭文字をとりまして通称「HRS」とは、

厚生労働省認定の日本ホテルレストランサービス技能協会の略称でございます。

レストランサービスのプロフェッショナル育成のため設立された団体であり、

実施試験に合格致しますと飲料関連では唯一の国家資格を有することができます。



かねてよりサービスのプロフェッショナルとしての道を目指しておりました。

お嬢様、お坊ちゃまがティーサロンで安心してお寛ぎ頂くためには、

小手先や付け焼刃ではなく、プロとして確固たる知識や技術が必要だと、

ずっとそのように思っているからです。



今までその気持ちが揺るいだことは一度もございません。



お屋敷初の「1級レストランサービス技能士」として。

そして勿論これまでと変わらず、お嬢様、お坊ちゃまの使用人として。

これからも心を込めて、お傍でお仕えさせていただきます。



能見
Filed under: 能見 — 09:48

Stare

吐息も白く空に消えゆき、凍てつく冬の寒さが垣間見えるこの頃。

2020年の終わりが見え、少しの焦燥感の中にいる能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。



近日は特に本邸を後にしながら、追想に耽ることが多くございます。

お屋敷の使用人として仕え始めまして6年半という月日が経ちました。

立ち止まり振り返ってみましても、瞬く間だったと感じてございます。

その日々の中には、大小なりとも様々な挑戦がございました。



執務机に置かれた日記帳を見ますと、その頃の思い出が溢れ出て参ります。

夢中になれたこと、後悔していること、苦しかったこと、楽しかったこと。

様々な感情が記録と共に思い出されます。しかし、全てに言えることは。

お嬢様との毎日が、常に色鮮やかであった、ということ。



お嬢様の毎日に、私は彩りを添えることはできておりましたでしょうか。

移ろいゆく季節の中でも変わらないもの。

お屋敷の中で長らくお嬢様のお傍でお仕えをしながら、

私の使用人としての居場所をずっとずっと、探し求めておりました。



ようやく、ひとつの答えと言えるべきものに出会えた。

そんな気がいたします。



今宵、大旦那様から新たな光り輝く宝石を授かりました。

これからは『ダイヤモンド』と共に使用人として歩んでまいります。

わたくし能見は、本日2020年12月1日をもちまして、

ハウススチュワードに就任いたしましたことをご報告させていただきます。



これまでお嬢様と共に歩んだ毎日に感謝を込めて。

そして、これからもたくさんの季節をご一緒いたしましょう。



能見
Filed under: 能見 — 20:00

Waning Moon

秋も深まり、ジビエに舌鼓を打ちたい季節になって参りました。

物心ついた頃にはボーイスカウトに参加していた能見でございます。

お嬢様、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。



この季節になりますと毎年のようですが、年の瀬が視野に入ります。

一年間無事に終えられることへの感謝と、どこからともなく来る焦燥感。

悩むほどのことではないですが、襟を正さねばと思うばかりです。

毎年この時期には良い刺激をいただいているような気がします。



さて、話は変わりますがお屋敷にも新酒の情報が入って参りました。

ご存知の通り、『ボジョレー・ヌーヴォー2020』でございます。

お屋敷のワインカーヴにも到着する予定。非常に楽しみです。

新酒が無事に完成したお祝いを、ご一緒にいたしましょうね。



気になる今年のボジョレー・ヌーヴォーの出来でございますが、

生産地ブルゴーニュ地方の安定した天候と適切な降雨量のため、

非常にバランスのとれた仕上がりになっているかと存じます。

2020年ヴィンテージブルゴーニュにも早くも期待値が高まりますね。



私もソムリエとして新酒を見守ってきて早4年目に入ります。

「名前はよく聞くけど、そもそもソムリエとは?」

と疑問が浮かぶお嬢様もいらっしゃるかと存じます。


燕尾服につけたこちらのバッジはご覧になったことはございますか?

「Japan Sommelier Association(日本ソムリエ協会)」通称「J.S.A.」と申します。

こちらのバッジが「日本ソムリエ協会」所属の認定ソムリエの証。

ワインに纏わる資格ということで、葡萄がモチーフでございます。



ワインソムリエ以外にも、資格を持った使用人が沢山おります。

それぞれの持つ様々なお話を、ぜひ聞いてみてくださいね。



能見
Filed under: 能見 — 22:00

Orange Scene

今年も街中がハロウィンに向けてざわざわと静かに動き始めましたね。

年末に向けて目白押しなたくさんの催しに、心が躍る能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか?



言わずとも知れたハロウィンです。ワイン業界も大いに盛り上がります。

エチケットをオシャレに着飾ったり、期間限定ワインが登場したり。

立食パーティーに合わせて、カジュアルなワインが注目されるようにも。

仮装は勿論、この時期のワインにも様々な楽しみ方がございますね。



「BELLAVISTA―ベッラヴィスタ―」のフランチャコルタが良いでしょう。

イタリア・ロンバルディア州で生産されているスパークリングワイン。

シャンパーニュと同じ製法で造られたイタリアを代表するキュヴェです。

繊細で上質なペルルと華やかなアロマをお楽しみいただけると思います。



「アルマ・グラン・キュヴェ」ですと、ボトルのエチケットも可愛らしく、

ハロウィンのテーマ色でもあるオレンジなのでお飾りにもよいでしょう。

お嬢様にとりましても、最も華やかで有意義なパーティーかと存じます。

それに向けて、モチベーションを高めるということも大切でございますね。



お嬢様。ただし、浮かれすぎてもあまりよろしくはございませんよ。

当家のお嬢様として、節度を守って頂くということも大切でございます。

楽しい思い出ができますように、私も祈っておりますね。



能見
Filed under: 能見 — 22:00