お嬢様、奥様、お坊ちゃま、旦那様、ご機嫌麗しゅうございます。
久保でございます。
先日、冴島と共にご用意いたしましたカクテル「春のさいきょうえん」召し上がってくださったお嬢様方、本当にありがとうございました!
桜を思わせる淡い色合い
新緑のように鮮やかなグリーン
きらきらと輝く金粉に、口の中でぱちぱちと弾けるポッピングシュガー!
グラスの中に春を閉じ込めながら、「次は何が起こるのだろう?」という楽しさも詰め込んだ一杯でございました。
ただ喉を潤すための飲み物ではなく、目の前に置かれた瞬間からわくわくしてしまうもの。
まるで小さな科学実験のように混ざり合い、光り、弾け、変化する。
そんな「遊び心」を込めてお作りいたしました。
お嬢様方が笑顔でグラスを眺めてくださる姿や、驚いた表情を見せてくださるたび、私も胸がいっぱいでございました。
「美味しい」の一言だけでなく、
「楽しい」という気持ちまでお届けできておりましたら、これほど嬉しいことはございません。
改めまして、本当にありがとうございました‼︎
さてさて、本日は少しだけ食器のお話を、、、
お屋敷でも時折見かける、リチャードジノリの「ギルランダー」というカップ。
白磁の上を彩る緑の装飾は、まるで植物が静かに伸びていくようで、私はあのデザインを見るたび不思議と深呼吸したくなります。
派手ではないのです。
けれど、気づけば目で追ってしまう、、、
私はそこに「良い給仕」と少し似たものを感じております。
大きく目立つわけではない。
けれど、お嬢様が自然と安心できる。
気づけば空気のように傍にいて、ふとした瞬間に心が和らぐ。
そんな存在であれたらでいるのが理想でございます。
……とはいえ、現実の私はどうでしょうか!
笑い声は大きく、動きも賑やか。
今回の「春のさいきょうえん」に至っては、金粉がきらきらと舞い、ポッピングシュガーはぱちぱちと弾け、“静かに寄り添う”とはずいぶん違う方向へ走っております。
けれど私は、それもまた給仕なのだと思っております。
落ち着いた時間をお届けすること。
そして時には、「次は何が起こるのだろう」と胸が弾むような時間をお届けすること。
静けさと、楽しさ。
穏やかさと、遊び心。
一見すると矛盾しているようですが、ギルランダーもまた、静かな白磁の中に確かな華やかさを秘めております。
だからこそ私は、ただ紅茶や食事を運ぶだけではなく
その時間ごと心地よいものにしたい。
ふっと肩の力が抜ける安心感も、思わず笑ってしまうような楽しさも、どちらもお嬢様方にお届けできましたら幸いでございます。
ギルランダーの柔らかな模様を見るたびに、私はそんなことを考えるのでございます。
それではお嬢様方に素敵な一日が訪れますように。

