春暁

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。

室戸でございます。

昔から春の夜の眠りは非常に心地よく、朝が来たことにも気づかずに、つい寝過ごしてしまうことを表す「春眠暁を覚えず」という言葉がございます。

最近の私は、春は過ぎても陽気のせいか日中に眠気を感じることが多く、自室ではいつの間にか眠ってしまい、気がつくと数時間が経過していることもしばしばでございます。

睡眠をとること自体は良いことですし、嫌いではないのですが、日中に睡眠をとりすぎますと夜の寝付きや翌朝の目覚めに影響がございますので、考えものでございますね。

近頃は、早くも夏を思わせるような日ざしの強さを感じる日もございますので、このようなことに頭を悩ませることもなくなるかとは存じますが、
それはそれで寂しい気持ちになる今日この頃でございます。

ご挨拶

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。

この度、大旦那様から命を賜り、ティーサロンにてお給仕をさせていただくことになりました。

室戸(むろと)と申します。

日々、学業や社会勉強を頑張っておられるお坊ちゃま、お嬢様がゆっくりと紅茶やお食事をお楽しみいただけるよう、誠心誠意お仕えいたします。

それでは、お坊ちゃま、お嬢様のご帰宅を心よりお待ちしております。