司馬でございます。
世間はたいへん騒がしゅうございますが、皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしでございましょうか?
お健やかであることを、心からお祈りいたしております。
幸いにしてお屋敷の者たちは、元気な日々をおくっております。
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番外編・同族狩りの四/千の戦略家/秘密の書斎/塵は塵に、灰は灰に
我が敬愛せしお嬢様。いかがお過ごしでございましょうか。時任でございます。
三寒四温とはよく言ったもので、まるでチェスボードのように暖かい日と肌寒い日が交互に続いておりますね。
気がつけば梅の時期も過ぎ、やがて桜が咲くことでしょう。
桜が咲いたら、皆でお花見など致しましょうか。
美しく散り行く桜を惜しみ、そしてまた来年に咲き誇るだろう花を想う。
そんな桜が私は大好きでございます。
桜の花粉症なので、意味も無くボロボロ泣きながら桜を見ておりますが、そこは気になさらないで下さい。
悲しむことなどございません。
梅も桜も、また来年に、また可憐な花をきっと咲かせてくれるのですから。
春の気配は東の果てへ
冷たい風が爪痕のつくほどにこの肩を鷲づかみ、
逃げ行く春を追うことを決して許そうとはいたしません。
暦はあらがう術を知らずに、風のなすまま、
そのうすい皮膚をめくり剥がされております。
ただ、暖かな春陽に包まれて盛る花々を眺めていたいだけですのに、
いまだ冷たい風はわたくしの肩に青痣を残そうと爪を立て続けるのです。
お嬢様の身には何事もなきよう、冷たい風の意地悪はわたくしが
代わりにお引き受けいたします。
ご機嫌いかがでしょうか。伊織でございます。
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『ザ・ミュージカル・ゾロ』
お嬢様方、お元気にお過ごしの事と存じます。藤堂でございます。
春の足音が聞こえて参り、太陽がキラキラします頃になりました。
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肌への挑戦
椎名でございます。
さて、今年は「アンチエイジング」を目標に掲げましたので、本日もそのお話を。
前回は食についてのお話でしたが、今回は化粧水のお話を。
以前のことです。
当家の伊織とお屋敷の裏山にひっそりとある露天温泉にて休息をとっていた時のこと。
話題がスキンケアについての話になりました。
私もお肌が気になるお年頃(?)でございます。よもや疲れ切った肌でお嬢様の御前に立つことなど許される事ではないと、当家の中でも指折りの美肌の持ち主である伊織にお勧めの化粧水がないかと尋ねてみました。
その時、勧められましたのが、自身で作る化粧水です。
なんでも、手軽に出来て、尚且つ余分な物が入ってないので肌に良いです。
兼ねてより、何でも自作したくなってしまう私でございますので、早速見よう見真似で作ってみる事に致しました。
用意いたしますのは
・清潔なボトル
・精製水50ml
・グリセリン2~3ml
のみでございます。
後はボトルに入れ、よく振り混ぜるだけで完成です。
お好みで尿素などを入れることで「美肌水」になったりもするそうですが、今回私はヒアルロン酸の濃縮エキスを入れてみる事にしました。
ただ、市販品のように防腐剤等が入っているわけではありませんので、一月ほどで使い切らなければいけないとの事。
なくなる頃には新たなるレシピで挑戦しようかと思います。
金澤のアンニュイな午後
お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌いかがでしょうか? 金澤でございます。
はやり病が猛威を振るう時季でございます
体調には十分お気をつけ下さいませ。
さて今回は、私のある一日のお話を致しましょう!(もはやオヤクソク)
何もしたくない時ってありませんか?
いろいろやらなければならない事はあります。
でもどうしても体が動かない...
気分がのらない...
そのような時、仕事や急ぎの用事でなければ後回しにして、何もしないで過ごす
そんな時間も人間には必要だと思います。
風花
もう随分と以前のことでございますが、学生の時分に英作文を
認める授業がございました。
文中に「風が光る」という表現を織り込みましたところ、
「風は光るものではない、吹くものだ」と、苦笑混じりに指摘
されたことが印象に残っております。
英語にそのような表現が存在するのかどうか、わたくしの知識
では知るところではございませんが、雪を花にたとえて表すことの
できる言語を第一カ国語として生まれたことを嬉しく思います。
どうも東京に降る雪は、美しい情景よりも現実的な悩みばかりを
思わせてなりません。
お足元には十二分にお気を付け下さいませ。
伊織でございます。
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