金藤と申します。

お嬢様、お坊っちゃま、お初にお目にかかります。
この度、ご多忙にてなかなかお屋敷に
お見えになることのできない大旦那様に変わり、
お嬢様、お坊っちゃまのご様子をお伺いするよう
仰せつかりました金藤(かねとう)と申します。
私は今まで、お屋敷の内々の業務を担当しておりまして、
お嬢様、お坊っちゃまにお会いする機会を持つことがなかったのですが、
この度の大旦那様の命により皆様と接することとなり、
少しばかり緊張しております。
とはいえ、お屋敷の様子をより深く知る為には
お嬢様、お坊っちゃまよりお声を頂くことが第一ですので、
お屋敷で私を見かけましたら、お気軽にお声をおかけ下さいませ。

お嬢さまへの手紙 ~ワインと悪魔~

敬愛せしお嬢さまへ。ご機嫌麗しゅうございますか?時任でございます。

12月に入り、いつ粉雪が舞ってもおかしくないような寒さが続いております。
街ではあまり性質のよろしくない風邪なども流行っているようでございます。
お屋敷でも口煩く申している事ではございますが、別宅でお過ごしのときでも、しっかり風邪予防にお勤め下さいますよう、お願い申し上げます。

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8

吐く息も白くなり、寒さは増す一方でございます。
お嬢様、いかがお過ごしでしょうか?
また椎名の苦手な季節の到来です。
昼間、比較的暖かな日差しに包まれていても夜には一転。

お嬢様もお出かけの際は油断をならずに温かい服装を心がけてくださいませ。

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年越し

すっかり、外は寒くなって参りまして冬に差し掛かって参りました。
百合野でございます。
私は、今年初めてティーサロンで行われる、
年越しパーティーで年を越せそうでございます。

去年までは毎年、お屋敷の大掃除の最終確認に追われていましたが、
今年は春先から、パーティー出席の約束を大旦那様とさせていただきました。

お嬢様やお坊ちゃま方と年を越せるなんて、
使用人として感無量でございます。

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もうまもなく・・・・。

司馬でございます。
皆さま、お健やかでいらっしゃいますか?
つい先日、当家のフィルム・ライブラリーを整理しておりましたところ、懐かしい題名をみかけましたので、大旦那様のお許しのもと、映写室でワインをかたむけながら、鑑賞にふけってしまいました。

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お嬢様への手紙 ~ 冬の朝

敬愛せしお嬢様。ご機嫌麗しゅう御座いますか?時任でございます。

季節は気付けば一足飛びに過ぎ行くものとは言えど、今年の冬の訪れの早さは驚くばかりで御座います。
お手紙を差し上げるたびに口喧しく申し上げておりますが、お嬢様におかれましては、くれぐれも御身体を大切に、暖かくお過ごし下さいませ。

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