お嬢様方、ご機嫌麗しゅう。
ゆずがお屋敷にどっさり届いたことで、冬至が近いことを気づかされた香川でございます。
いかがお過ごしでございましょうか。
クリスマスパーティーでのお召し物のご用意は?
年越し年明けのご準備、年賀状などもご用意整ってございましょうか?
この時期は、そういえばあれをやらないといけなかった、これがやり残してあったなど、次から次へと頭に浮かぶこともございましょう。
急がば回れ。慌てすぎずひとつひとつ前に進めてくださいませ。
さて、今年も12月19日から、気づけば5本目となる『川香はつしぼり』をお届けできる運びとなりました。
大旦那様からは年に四回当家オリジナル日本酒を用意せよと命を受けてございまして、そのうちの冬のお酒にあたるのがはつしぼりでございます。
仕込みを始めるのが本格的な冬に入る前でございますので、少しずつ香川の中での季節感がずれており、ゆずを見てああとなった次第でもございます。
他の季節の川香と異なり、この時期のお酒ばかりはサンプルを元に仕上げるわけにはまいりません。
出来上がりに一番気をもむというのが実のところなのではございますが、ご協力いただいている武蔵野酒造様も、年々川香シリーズの、まだあまり日本酒を試したことがない方のお口にも合うような酒質、というコンセプトにご理解を深めてくださり、近年は不安というより期待が勝るという具合でございます。
さあそんな今年の新酒。
ドキドキしながら試飲する瞬間はしぼりたてならではでございます。
今回は秋田流花酵母とも呼ばれる薫り高い日本酒酵母を初めて選択したのでございますが、、。
やわらかく広がるフルーティーな香りとともに、新酒の生酒らしいピチピチとしたテクスチャー。お口いっぱいに広がる原酒タイプならではのジューシーな余韻がありながら、飽きの来ないキレの良さ。
またひとつ、川香はつしぼりが階段を上がったと思っていただけるような出来でございました。
もうすぐお嬢様の元へもご用意できる。
そしてひとつまた季節がめぐる。
一年を振り返りつつ、ご自身へのご褒美や、あるいは大切な方々との団らんのひと時などにもお役立ていただけますと幸いです。
2025年、今年もありがとうございました。
お嬢様方の笑顔につながるよう、来年も精進してまいります。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。