若水

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

先日椎名と共に、
エクストラティー「若水」をご用意いたしました。
お召し上りいただきありがとうございました。
近頃では珍しい形でございます、
ガラスポットに入れてでお茶をお届けいたしまして、
茶葉の見た目も楽しんでいただけるように仕上げました。

私としてはこのガラスポットでのご用意は
初めての挑戦でもありまして、
その中でさまざまなことを考えました。
そんなブレンドを試作している中で、ふと気付いたことがございます。

自分が良いと思うものには理由がございます。
それは単純に好きだからということに帰結するのですが、
好みというのは結局、今までの経験や過去が反映されるものです。
昔に美味しいと思ったものを自ら作る際にも追ってしまう。
今回もそのようなことが実際ございまして、
非常によくできた味でしたのと、
今のティーサロンではないタイプのものでしたので、
そのまま皆様にもお仕上がりいただくくことにいたしました。

模倣というとそれまでなのですが、
どちらかというと私自身がそのような「パターン」を多く知るようになった、
気づかぬ内に私の中に積み重なったものがある。
ということに何だかしみじみとしてしまいました。

使用人として、頑なにならない。
これは近頃大切にしなければならないなと、重きを置いていることです。

ただ自分自身の中に形作られた何かを大切にしたり、
長く続くティーサロンという場所に続くものを、
少しだけでも顧みることも必要だと感じております。
新鮮な感覚というものも忘れずにいたいですが、
培ってきたものもしっかりと抱えていきたいところです。

またこうした特別な紅茶をご用意することもあるでしょうし、
ティーサロンにて紅茶係を務めることもあるでしょうから、
より研鑽を積み、より良いものご用意できるよう努めてまいります。

ティーサロンにて、お戻りを心よりお待ちしております。
本年もよろしくお願いいたします。

才木