日誌

ご機嫌麗しゅうございます。

 

気付けば年の瀬も近づいてまいりましたね。

今年は寒さが近年の中でも早くやってきたこともあり、お嬢様がお身体を悪くしていないか心配しております。

 

さて2025年、振り返ってみますと今年も様々なことがございました。

 

1年が進むにつれて私自身もたくさんの経験を得られることに胸の高鳴りを抑えられません。

 

この経験を来年からの給仕に役立てられるよう日々精進を重ねねばなりませんね。

 

お嬢様にとっては2025年はどんな年になりましたか?

 

ぜひともお話聞かせてくださいませ。

 

そして来年はティーサロンの開館から20周年という節目の年でございます。

 

特別な1年を共に迎えられること、とても光栄に思います。

 

これからの1年も、

 

ぜひともお側につかえさせてくださいませ。

 

火野

季節はめぐる

お嬢様方、ご機嫌麗しゅう。

ゆずがお屋敷にどっさり届いたことで、冬至が近いことを気づかされた香川でございます。

 

 

いかがお過ごしでございましょうか。

クリスマスパーティーでのお召し物のご用意は?

年越し年明けのご準備、年賀状などもご用意整ってございましょうか?

 

 

この時期は、そういえばあれをやらないといけなかった、これがやり残してあったなど、次から次へと頭に浮かぶこともございましょう。

 

 

急がば回れ。慌てすぎずひとつひとつ前に進めてくださいませ。

 

 

さて、今年も12月19日から、気づけば5本目となる『川香はつしぼり』をお届けできる運びとなりました。

大旦那様からは年に四回当家オリジナル日本酒を用意せよと命を受けてございまして、そのうちの冬のお酒にあたるのがはつしぼりでございます。

 

 

仕込みを始めるのが本格的な冬に入る前でございますので、少しずつ香川の中での季節感がずれており、ゆずを見てああとなった次第でもございます。

他の季節の川香と異なり、この時期のお酒ばかりはサンプルを元に仕上げるわけにはまいりません。

出来上がりに一番気をもむというのが実のところなのではございますが、ご協力いただいている武蔵野酒造様も、年々川香シリーズの、まだあまり日本酒を試したことがない方のお口にも合うような酒質、というコンセプトにご理解を深めてくださり、近年は不安というより期待が勝るという具合でございます。

 

 

さあそんな今年の新酒。

 

ドキドキしながら試飲する瞬間はしぼりたてならではでございます。

 

 

今回は秋田流花酵母とも呼ばれる薫り高い日本酒酵母を初めて選択したのでございますが、、。

やわらかく広がるフルーティーな香りとともに、新酒の生酒らしいピチピチとしたテクスチャー。お口いっぱいに広がる原酒タイプならではのジューシーな余韻がありながら、飽きの来ないキレの良さ。

 

 

またひとつ、川香はつしぼりが階段を上がったと思っていただけるような出来でございました。

 

 

もうすぐお嬢様の元へもご用意できる。

そしてひとつまた季節がめぐる。

 

 

一年を振り返りつつ、ご自身へのご褒美や、あるいは大切な方々との団らんのひと時などにもお役立ていただけますと幸いです。

 

 

2025年、今年もありがとうございました。

お嬢様方の笑顔につながるよう、来年も精進してまいります。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年を振り返って

お嬢様ご機嫌麗しゅうございます綾瀬にございます。

気がつけばすっかり年の瀬が近づいて参りました。いかがお過ごしでしょうか。「もう1月が経ちましたねぇ」と繰り返す事12回、いつの間にやらまた1年が経とうとしている感覚でございます。

そんな怒涛の日々でございましたがこの時期になると自然とどんな1年だったかと振り返りたくなって参ります。
今年は総じてお酒に関わる事の多かった印象がございますね。ミニバーの提供など多く拝命いたしましてシェイクが多少上手になりました。
また私事ではございますが英語技能の向上が見られた事は大きな収穫にございました。最近はこれまであった苦手意識が薄れて来たと感じる次第でございます。
他にも細々とした私生活の改善などはございましたが特出すべきはこれくらいでございましょうか。

こうして挙げて参りますとほんの少しではございますが成長はできているのかも知れませんね。一方で気合の減衰とでも申しましょうかなかなか年初めの熱を保つ事は難しいなと反省する次第でございます。もっとこうできたのではないかなと考え出せばキリがありませんね。

ともあれ「お嬢様に相応しい使用人であり続ける」と言う目標に陰りはございません。今年いっぱいを駆け抜けて、来る2026年への助走としたく存じます。

それではお風邪など召されぬよう暖かくしてお過ごし下さいませ。

 

12月

【Fianco a Fianco】

お屋敷でお給仕を始めた間もない頃から、時任執事に、私もいつかカクテルを作ってみたいと、将来の夢を語る幼子のように真っ直ぐな目をして伝えておりました。

来る日も来る日も、幾度となく伝え続け、ようやく許しを得ましたカクテルデー。

名前がFianco a Fianco(フィアンコ ア フィアンコ)、イタリア語で支える、寄り添うという意味がある優しい言葉でございます。

私は使用人としてお嬢様、お坊ちゃまを支える身でございます。
しかしながら、支えるだけであらず、喜びにも悲しみにも寄り添いあえるそんな人でありたいと、そんな私の思いを汲み取っていただき、出来上がったものが“爽やかなレモンとヨーグルトクリーム“に“桃と苺とマスカットに甘いクリーム”という優しさも悲しみも包み込む様なカクテルでございます。

作るものが決まりましたら、当日までただひたすらに練習を繰り返しました。

お給仕終わりには時任執事に付き添ってみていただき、自室に帰っても感覚を忘れぬ様にと何度もシェイクの練習をしました。

うまくいかなくとも心が折れず、毎日がむしゃらに続けられたのは、きっと前向きな言葉をずっと投げ続けてくれた時任執事のおかげでございます。

助けられてばかりの初めてのカクテルデーでございましたが、私はこの一回で終わるつもりはございません。

叶うのならば、また来年時任執事とカクテルデーができる様に『一緒にカクテルしましょう!』と何度も伝えてみようと思います。

メッセージカードのご依頼につきまして

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様、お坊ちゃま。
執事喫茶スワロウテイルの諏訪野でございます。

当家フットマン片倉へのメッセージカードのご依頼は12月20日20時迄とさせていただきます。

尚、本人からの手渡しが叶わぬ場合もございます。
誠に恐縮ではございますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

決意と感謝

お嬢様、お寒い日々が続きますがお身体を壊されてはいませんか?

片倉でございます。
いつもなら動物や武器、雑貨のお話をするところですが少々お付き合いくださいませ。

この度、大旦那様のお許しを得まして御屋敷の美術品を修繕する技術を会得する修行へ赴く為旅立つ事と相成りました。
どんなに素晴らしくても、頑丈でも、思い入れがあったとしても物というのはいつか壊れてしまうもの。
新たなものを買えば済む…確かにそれはその通りです。
しかし、せっかく出会ったのも何かの縁…その縁まで失ってしまう様な感覚が少々寂しく思いましてこのような決心した次第でございます。

御屋敷の門を叩いて気が付けば3年が経っておりました。
長くも短いこの期間
お嬢様、お坊ちゃま、奥様、旦那様のお給仕をさせていただいた日々…外の世界であった喜怒哀楽に溢れたお話、今まで触れたことの無い知識や体験、どれも刺激的で使用人の分際で身に余る程楽しい時間を送ってまいりました。

こんなにも楽しい日々を送らせて頂いたのに私からは何一つお返し出来ていないのが歯痒く存じます。
せめて感謝の気持ちだけでも送らせてくださいませ。

本当にありがとうございました。

謝辞

先日はカクテルデーにご帰宅いただきましたこと、

誠にありがとうございました。

山岡とのコラボレーション、

朝焼けと夕焼けをイメージしましたカクテルを

お楽しみいただけましたでしょうか?

次の機会がございましたら、

よりお味や技術に磨きをかけて、お作りできたらと存じます。

みなさまのお好みも

ぜひお聞かせくださいませ。

それでは、

以前(気づけばずいぶん経ってしまいましたが…)ご紹介いたしましたティーカップの残り3つを添えて

Duet
イエロー、プリムローズ

 

 

 

 

 

Concerto
グリーン、スズラン

 

 

 

 

 

Sonata
ピンク・イエロー、ヒナゲシ

 

 

 

 

 

カップも使い込むことでより身近な存在と感じられます。

わたくしも使用人として精進してまいります。