お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
冴島でございます。
お嬢様、お坊ちゃまは覚えていらっしゃるでしょうか。
私がいつの日か日誌に綴ったとある神社を参拝するまでの珍道中。
あれは確かとても寒い冬の日でございました。
私の記憶が正しければ2月。
そう、バレンタイン近辺の出来事でございました。
どのような出来事だったのかは改めて振り返るにはここに書くと少々長いお話になってしまいますので私の過去の日誌を参照して頂けましたら幸いでございます。
確かあの日誌の最後には”もう行くことはないでしょう”と綴ったのを覚えております。
しかし時間が経つにつれ私の胸にはもう一度挑戦したい、何よりお参りしてから今日まで無事に、平穏に過ごせていることに対して御礼参りをするべきではないかという思いが膨らんで参りました。
そして9月のある日朝、起きてから行くなら今日だと決意を固め御礼参りへと行って参りました。
再挑戦にございますので交通手段も時間も全て同じものに致しました。
まだまだ残暑の厳しい頃でございましたので家を出てからしばらくして駅のホームで乗り換えの電車を待っていると非常に激しいゲリラ豪雨も降って参りました。
今回の行程も一筋縄ではございません。
ただ幸いなことに直接雨に打たれるということはございませんでした。
これも歓迎の雨と思い、目的地へと歩をすすめて参ります。
そして前回降り忘れた駅へと着き、今回は無事にしっかりと一回で乗り換えることに成功致しました。
その後も大きなトラブルはなく無事に目的地の神社に辿りつく事ができました。
前回よりも時間が早く、季節が夏ということもありついてからもまだ空が明るく非常に充実した時間を過ごすことができました。
しっかりと御礼参りを済ませ帰路につく頃には空は晴れ綺麗な夕焼けでございました。
これにて御礼参りのお話はお終いでございますが、お嬢様におかれましても無限大の可能性をご自身で狭められることはございませんよう日々をお過ごしくださいませ。
富士山からの景色には及ばぬかもしれませんが、日誌の最後にはその日撮った写真も何枚か載せますのでぜひ御覧くださいませ。
ではティーサロンにてご帰宅お待ちしております。
冴島