One,One,One

いかがお過ごしでしょうか。桐島でございます。

最近は体の硬さを実感してストレッチの重要性を感じる今日この頃でございます。

トレーニング中は単調なのでよく映像など流しているのですが大体は動物動画、豆知識、旅、料理、などのジャンルです。

特に旅の動画は総合的な知識が増えるので思わず「はえ〜」といった間抜けな声を出してしまいながら眺めております。

あとは動物動画はほっこりしすぎて少し作業が止まります。ワドワド言う犬が可愛らしかったです。

皆様はどの様な物をよくご覧になりますか。よろしければ是非お教えくださいませ。

それではまたお屋敷でお会いしましょう。

夏~秋

お嬢様、お坊っちゃま、いかがお過ごしで御座いましょう、金澤でございます。
只今、執務が一段落しましたのでダージリンをいただきながら、過ぎ行く夏を惜しんでおります。

 

 

 

 

暑かった日々も夜には秋風を感じるようになりました。
夏の男を謳っている私としましてはどこか寂しくセンチメンタルな気分になる夏の終わりでございます。
でもその気分は嫌ではなく、夢の余韻に浸るような、そして訪れる秋のやわらかさに癒されるようなとても心地よい感覚なのです。

さてお嬢様方、お次は何をするにも行動しやすい秋の到来です!
素敵な秋の思い出を作ってまいりましょう!

『 若者のすべて 』♪

九月

これは私の夢のお話でございます。

 

時は五年後か十年後か、はたまたもっとその先なのか。

いつも通り燕尾服に身を包み、今日も帰宅なさるお嬢様、お坊ちゃまの優雅なティータイムのお手伝いを。

髪は伸びてるのか、背は伸びてるのか、前髪は短いのか、それは分かりませんが、今の私よりお給仕の姿勢に成長があると良いなと思います。

変わることのない場所で、シャンデリアはいつもより輝き、翳り一つない楽しそうな笑顔と賑やかな声が詰まった私の居場所。

そこで疲れを知らずピンチに動ずることがない。
紅茶のことを聞かれても、アルコールのことを聞かれても、食事のことを聞かれても、全てに余裕もって答えられる。
どんな些細なことから期待を込めたことまで全て応えられる。

そんな一人前の使用人としてお嬢様、お坊ちゃまに仕えること。

 

これが私の夢のお話でございます。

 

私がティーサロンに降り、お嬢様、お坊ちゃまに仕える始め、あっという間に半年経ちました。

まだ成長途中の私でございますが、これからも優雅なティータイムを過ごしていただけるように努力してまいります。

お嬢様、お坊ちゃま、扉が開くその時を楽しみにしていたくださいませ。

ページボーイ

敬愛せしお嬢様へ

先日ひょんなことで「ページボーイ」なるブランド名の品をお見かけし
何故にその名を銘されたのか興味を惹かれて調べたところ
全く理由が腑に落ちず、視線が中空を彷徨ってしまった時任でございます。

きっとあの瞬間の私は、アルギメデスが難解の答えを得て全裸で「エウレーカ!」と叫んでいるのを見掛けた近所の猫みたいな表情をしていたことでございましょうね。

それはそれといたしまして。

あ。

先日とある欧州の寸劇で「Apples and Oranges」という台詞がございまして
前後の文脈と果物になんの関係もなかったので、どういうスラングなのかと思っておりましたら
「全く関係ないけど~」「それはそれとして~」のような意味だったようでございます。
人生で一回ぐらい使ってみたい言い回しでございます。

失礼致しました。話が逸れる一方でございました。
まぁ、元よりお嬢様のご無聊を僅かなり埋めさせていただくための散文でございますから、
ある意味最初から最後まで脱線しておりますけれども。

さて、冒頭に出てまいりました「ページボーイ」

近年は当館の教育過程の変化もあり、あまりティーサロンでは見掛けなくなりましたが
ページボーイとは使用人見習いでございまして、
当館ではレストルームへのご案内などを務めながら、使用人候補が修行を積ませていただく場でございました。

旧き欧州などでは同様に使用人見習いのことであり
その中でも特に歳若い者たちをページボーイとして扱っていたようでございます。

そんな歳若き頃から使用人として職務に就かせる感覚は、現代日本からは理解し難いものではありますが、当時は子供を保護するという概念は現在より低く、中下層階級では子供は家庭の所有物としてなにがしの労働を強いられていたことも多うございました。
そのような悲しい側面もある一方で、貴族の邸宅に幼い使用人がおります背景は、思いのほか福祉・教育に近いものもあったようです。

一つは救済策でございまして
貧困に苦しむ下級貴族や一般家庭から、幼きうちに子息を預かりページボーイとして育成することにより、子息には健康な生育と教育の機会を、預かり元の家庭には収入と養育費の節約を与えるという施策であり、「慈善」を義務と見做されていた裕福な上位貴族たちの選択肢の一つでもあったようです。

とはいえ高位の貴族邸に拾われるには、相当の縁故や口利き、ないし偶然に見初めてもらうだけの幸運と魅力が必要であったのは否めないことでしょう。

もう一つは主に貴族の子弟のお話になりますが
貴族の家庭がより高位の貴族へと、使用人として子を預け、貴族社会について学ばせることもよくございました。
これは額面通りの社会学習の面もあれば、貴族社会における家同士の関係の強化という側面もございました。
我が子を預けることにより、親族当然だという関係性の強さをアピールし、ひいては貴族間の派閥の強化をも図る帝王学でございますね。

また、預けられた子弟本人にとっても。高位の貴族にこれ以上ない(文字通り育ての親として)縁故を得ることができました。これは将来大人になって、貴族に加わってとなってからも大変重宝する後ろ盾となったようでございます。

一方で、これは推測の域になりますが。
大きな邸宅であればこのように下位の貴族子弟がページボーイ・フットマンとして複数人雇われていた事も多く、幼少期から同僚として兄弟当然に育っていったならば。
これもまた、貴族として世に出た時に横の繋がりとして大いにその絆は役に立ったのだろうと思われます。

元より、中世英国などにおいては「使用人」という職は、それを生涯のものと定めた者を除き、社会勉強と経験を積み、次なるステップへ羽ばたくための場と考えられていた節もございます。
元の家に帰って貴族として家を継ぐ者、どこかで目標を見つけて議員や医師、教師などの市井の職を目指す者など様々あった事でしょうが
そう考えると、今の日本でいう学校のような部分もあったのかもしれませんね。

ここで経験を積み、それぞれの道へと羽ばたくとき
今のこの時間を彼らはどのように思い出すのだろうかと。

お給仕後のサロンでグラスやお皿を磨きながら
わちゃわちゃととりとめのない会話に盛り上がっているフットマンたちを眺めながら、
ふと、そんな考えにつながる考察でございました。

 

 

 

5分後に
ちょっとにぎやかすぎて、真剣に頭を抱えましたが。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。

中島でございます。

 

9月も変わらず猛暑が長引いておりますが、朝夕には少しずつ空気の変化も感じられる頃となりました。

きっと、少しずつ涼しくなっているはずです。

正直、もう少し涼しくなって欲しいものでございますね。

秋が待ち遠しい私でございますが

秋が訪れますと夏は終わりを迎えます。

当たり前でございますね。

お屋敷でも今月末にて全ての紅茶のアイスティーへの変更や夏服の着用が終了いたします。

夏服のサスペンダーが上手く付けられず苦戦する日々も終わりを迎えると考えますと少し寂しくございますね。

ほかにもサマーフェアでは浴衣の写真を撮らせていただき、実際にお嬢様からティーサロンにて実物をお持ちいただけたり、ご感想を伺うことができまして、少し恥ずかしくもとても嬉しい気持ちになったことを覚えてございます。

そんな私がティーサロンで過ごす初めての夏は

お嬢様のおかげでとても楽しい日々でございました。

 

そして来月10月下旬には先輩使用人でございます荒木田にご協力いただきまして

私自身初めてのカクテルデーに参加させていただきます。

お忙しい身であるかと存じますが、荒木田と中島でお作りする特別なお品をお召し上がりいただけますと光栄に存じます。

それでは今月もティーサロンにてお嬢様のお帰りをお待ちしてございます。

季節の変わり目となり、体調を崩しやすい時期かと存じますのでご自愛くださいませ。

 

中島

9月

お嬢様,おぼっちゃま,奥様,旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
山岡でございます。

9月になりました。
真夏のピークは去ったような感じがいたしますが、
秋の訪れを感じるにはまだまだ残暑が厳しゅうございますね。

今年の夏も37°や38°など、もう酷暑も酷暑といった日がございましたけれども、お嬢様方は無事に乗り越えられましたでしょうか。

山岡は毎日お屋敷へ向かう道中の暑さに思わず、
「岩盤浴か」とツッコミを入れながら歩いたものでございます。

今年の夏はアイスコーヒーを摂取する量がかなり増えました。
相対的に減った飲み物はエナジードリンクでございまして、
カフェインの良し悪しの定義はともあれこの変化は健康的な変化かと存じております。

特段行きつけの珈琲屋を見つけたり、
こだわりの豆を見つけたりなどはございませんが、
昔から何となく酸味のあるコーヒーは苦手で、
好みは苦味とコクのあるものでございました。
豆でいうとマンデリンが恐らく好きなのだと思います。

せっかくなので今後余暇を頂きましたら自分好みのマンデリンを見つける旅に出たいと思います。
何年も前に一度だけご提供させて頂きましたコーヒーデーの練習の為の道具達がまだ健在なので、
自身でも淹れてみたく存じます。

秋を想いながら文字をしたためるにはまだ残暑の主張が強すぎるのでまたの機会にいたしましょう。
それでは、これにて失礼したします。

あき

ご機嫌麗しゅうございます。
小瀧でございます。

季節の変わり目らしい気候が繰り広げられておりますがいかがお過ごしでしょうか?

暦の上では秋でございますね。

秋といえば「〇〇の秋」という言い回しがございますが、どのような秋を思い浮かべますか?

私は真っ先に「食欲の秋」が思い浮かびました。

秋刀魚、さつまいも、かぼちゃ、きのこ、、、

秋の味覚達が脳内をぐるぐる回ってございます。

どちらも今月のお品に使われている食材たちでございますね。

美味しそうなお料理が盛り沢山でございますがお試しになられましたか?

9/22には「秋の味覚クレープ」のご用意がございます。
写真は公開されていますが、どんな味わいか待ちきれないお品でございます!

また、9/30には大旦那様より「アントワネット」の執務を仰せつかってございます。
今回は火野と共にご用意させていただきます。
私も火野も「アントワネット」に挑戦するのは初めてでございますから、どうなるかワクワクいたします。

そして遡りまして、9/19には私がご用意させていただくミニバー「タイニーブルームーン」もございます。

今回はブルームーンのお品の中から私の好きな4つのカクテルをピックアップさせていただきました。前回のミニバーでは計4枚のレシピカードをご用意させていただきましたが、今回は1枚のレシピカードに4つのお品のイメージを詰め込んでございます。

サイドカー
ティフィンミルク
チャイナブルー
プッシーキャット

お時間がございましたら、どんな味わいかお確かめいただけたら嬉しゅうございます。

26日には火野のミニバーと秋の川香も…

美味しいワクワクが盛り沢山でございますね!

秋の味覚やカクテル達と共に、お戻りになられる時をお待ちしております。

小瀧