日誌

お嬢様、奥様、お坊ちゃま、旦那様、ご機嫌麗しゅうございます。
久保でございます。

先月は、冴島と一緒にお作りしましたカクテルをお召し上がりいただき、誠にありがとうございました。
拙いながらも、あれこれ試行錯誤しながら心を込めてご用意いたしましたので、少しでもお楽しみいただけておりましたら、これほど嬉しいことはございません!
冴島のひらめきと、久保のほんの少しの小細工(?)が、良い味になっておりましたでしょうか。
これからも精進を重ね、さらに美味しいひと品をお届けできるよう励んでまいりますので、その時が来ましたらよろしくお願いします!

ぽかぽかと暖かな陽気に包まれ、五月の風が木々を優しく揺らす今日この頃。外を歩けば、思わず深呼吸したくなるような清々しい季節でございます。とはいえ、日差しの力強さには注意が必要ですので、体調管理にはくれぐれもご留意くださいませ。

さて、そんな5月、私は才木と共に「アントワネット」の配膳係を担当させていただきます。
普段の私にとっては、少々背筋を伸ばさねばならぬ場ではございますが、才木の立ち振る舞いに刺激を受けつつ、張り切って務めてまいる所存でございます!

デザートの配膳係は今回が二度目の挑戦でございます。
前回は重たいワゴンに手こずり、思わず冷や汗をかいてしまいましたが、今回はその経験を活かし、よりスマートにお運びできるよう心がけてまいります。

甘い誘惑に負けぬよう、そしてお皿を飛ばすことなく、しっかり務めさせていただきますので、どうぞご期待くださいませ。

5月も笑顔溢れるおもてなしができますよう、全力を尽くしてまいります!

追記
執事歌劇団…
凄かったですね…

優李君…良いですね…本当に…
三休さん!!ははっ!!

おまけの話

幼いころ、母親の買い物について行ってはおまけ付きのお菓子をねだって買ってもらっていたことを思い出します。

伊織でございます。

 

 

気に入りだったのは、その形や種類がなんであれ、ちいさな組み立て式の人形がついてくる類いのものでした。

動物であったり車であったり、はたまたロボットであったり、お菓子の箱にさらにおまけが入っている箱が付随しているのです。

自分で作るというのがひとつの楽しみで、完成品のなにがしが付いているというより、組み立て式の方が喜んだものでございます。

 

なにぶん幼いころのことですから、自分で作ると申しましても立派な模型では手が出ません。飛行機や船など、よりにもよって難しいものに挑戦したこともございましたが、父の手を借りても上手にはいかなかったものです。

ですから、ほんの10手くらいで完成してくれるお菓子のおまけくらいが丁度よかったのでしょう。

 

できあがった動物やら車やらロボットやらは、少なくともその日の相棒です。

あちこりを走らせたり、宙を飛ばせてみたり、先日の相棒と戦わせてみたり、頭の中では様々な場面が映し出され、数え切れない効果音が鳴り響いておりました。

瞬間ごとに物語を作り、相棒たちにしゃべらせ、話しかけ、あして遊んでいた時間が今も執事歌劇団で筆を執らせていただいている原点であったのかな、なんて思うと興味深いものです。

 

昨今、雑誌のおまけが豪華になり、本とおまけのどちらが主役だかわからないなんて声を耳にしますが、わたくしからすればいつだって主役はおまけの方でした。

自身の過去を振り返ると、いやいや本が主役だろ、だなんて到底口には出せそうにありません。

皐月

若葉萌え風薫る清々しい季節となりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

今年の八十八夜は5月1日でございます。

お茶農家様にとって新芽の茶摘みを行う特別な日でございますね。

立春から数えて「八十八の夜」が過ぎた88日目で初夏の風が心地よい時季でございます。

当家にも新紅茶「IKOI(いこい)」が仲間入りいたします。

新緑の季節にふさわしいノンカフェインのハーブティーでございますので、お手元にご用意が叶った際はぜひお楽しみくださいませ。

 

そして5月5日は立夏。春分と夏至のちょうど真ん中にあたります。

いよいよ季節が夏に向かいますので、ご体調管理にお気を付けいただければ幸いでございます。

 

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。