日誌

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。

小早川でございます。

先日、お屋敷の外を歩いている時に椿の木を見かけました。3月頃は見事な花を咲かせていましたが、今は花を落とし、より逞しく艶やかな葉をつけていました。
気づいたからといって何があるわけでもない、日常の小さな発見とささやかな喜びでございます。

ティーサロンにてお嬢様にお給仕をさせていただくようになり、およそ1ヶ月が経ちました。
社会勉強から離れお屋敷にお帰りになられるお時間をごゆっくりお過ごしいただくため、私は何もかも学びの日々でございます。
学んだことを毎日整理しておりますが、もしかしたら、大切なことは椿の木のように意識が向いていないところにこそあるのかもしれません。

取り留めのないお話をしてしまいましたが、

「日々の小さな発見や、湧き出るほんの僅かな感情を大切にすることの尊さ」

普段意識することはございませんが、小さな幸せや学びは近くに転がっているのだなと存じた。そんなお話でございました。

「卵を割ったら双子だった。」
「お財布の中の10円玉がぴかぴかだった。」
そのような小さな幸せを見つけたら、ぜひお聞かせいただけますと幸いでございます。

暑い日々が続いておりますが、お身体にお気をつけてお過ごしくださいませ。

小早川