かおやかに長れし藤の花

ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。

葉山でございます。

天気予報は5月も10日を過ぎれば毎日のように最高気温が真夏日の日々との予報を出しており、春は私の知らない間に何処かへ行ってしまわれたご様子。
来年はもう少し長く春の麗らかな日々を感じさせていただきたいものです。

さて昨年、私はこともあろうか執事日誌にも書いたとおり藤の花を見に行くもすでに花は終わっており藤棚にはつるさえも残っていなかった。そんな苦き思いをした記憶。

待っておりました、ええ、待ちわびておりましたとも。
はやる気持ちを抑えながら藤の花を求めてお散歩へ

 

都内、藤の花の名所に着くとまず驚かされたのはその人の数。
藤棚の下を歩いて進める藤の花のトンネルでは皆、上を見上げながら各々が持ち寄った撮影機器で優雅に垂れ咲き乱れているその様を一心不乱に手中におさめようと撮影しておりました。

藤はマメ科のつる性植物で、長い房状の花を垂れ下げるように咲かせます。花の形が蝶のように見えるのも特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤の花の魅力について考えてみました。
香りは柔らか、陽の光に透ける花びらは儚くも品のある美しさで桜ほど華やかではないのに心に深く染み入る。きっとその儚さと品のある美しさが心の奥にある感情に語りかけるからでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一年越しで存分に堪能し心から満たされた気持ちで帰路につくのでした。
帰り道、天神さまのすぐ近くにある老舗の和菓子のお店で「くず餅」を買いました。

帰ってスッキリとしたハーブティーと共に楽しむといたしましょう。
憩いのひとときを。