10月

ご機嫌麗しゅうございます。
八幡でございます。

今月は私の2度目のフットマンパスタがございます。
今回もピーナッツペーストを使用いたしましたパスタをご用意してございます。
前回との変更点と致しましては具材を変更しております。
非常に美味しいパスタになっておりますので是非召し上がっていただけると幸いでございます。
もちろん渾身のレシピカードもご用意しております。

では、ティーサロンでお待ちしております。

第十一回 フットマンティーの魅力

秋の訪れをひしひしと感じる今日この頃。

いかがお過ごしでしょうか?お嬢様、お坊っちゃま。

日中は暖かいからといっても夜は冷えますのでお気をつけ下さいませ。

 

それでは参りましょう…

第十一回フットマンティーの魅力の幕開けでございます。

 

私「それはどんな紅茶でございますか?」

??「それは浪漫でございます。」

私「?」

??「カシオレ……好きやから……」

 

カシオレ……?

そうカシオレ、即ちカシスオレンジと言えば…?

もうお分かりでございますね?

カシスオレンジのフレーバーティーと言えば〝アルジャーノン〟

今回は当家のハウススチュワード、ソムリエ、執事歌劇団のメンバーと活躍します能見のフットマンティー〝アルジャーノン〟の魅力に迫ります!

 

まず、〝アルジャーノン〟はセイロン茶にカシスオレンジフレーバーを足した世界に一つだけ!この広い世界でスワロウテイルでだけ召し上がりいただける紅茶なのでございます!

能見おすすめの召し上がり方は、まずはホットのストレート、アイスも良し、ミルクを加えてカシスミルク風にも召し上がりいただけます。

そのカシスオレンジを選びました理由ですが、能見は幼い頃からカシスオレンジというカクテルに強い憧れを抱いており、カシスオレンジを一気に飲み干す事が大人の階段を登る事だと信じていたそうでございます。

(あくまで能見の子供時代の憧れでございます。お嬢様、お坊ちゃまにおかれましてはごゆっくりカクテルをお楽しみ下さいませ。)

名前の由来はそう、原作はダニエル・キイスの小説、映画やドラマ、舞台にと幅広く知られております名作〝アルジャーノンに花束を〟からでございます。

能見自身この作品がいたくお気に入りで、主人公チャーリイ・ゴードンの二面性をカシスオレンジのセパレートされた色に見立て、オレンジに幼く純朴なチャーリーを、
カシスのパープルには秀才ながらも苦悩するチャーリーを感じたとも申しております。

アルジャーノンは?と思われるかも知れませんが、アルジャーノンの正体は是非お嬢様、お坊ちゃまに〝アルジャーノンに花束を〟の様々な作品をもって確かめていただければ幸いでございます。

 

そんな能見でございますが、十月と言えばハロウィン。

そんなハロウィンにぴったりの素敵なお菓子がギフトショップに登場となります。

〝ジャック・オ・ランタン フロランタン〟能見が好きな洒落のきいた一品でございます。

ほんのりシナモンが香るかぼちゃの生地の上には香ばしいキャラメリゼされたアーモンドと食感も楽しいかぼちゃの種やナッツ、そこにアクセントのクランベリーを加えました。

フロランタン好きの能見がフロランタンにハロウィンを落とし込み、お洒落なのはネーミングだけで無い、スペシャルなフロランタンでございます。

パンダーバをはじめとするアッサム紅茶、コーヒーやブランデー、ラム酒との取り合わせが良く、締めの一品としての召し上がりがおすすめとの事でございます。

是非、この〝アルジャーノン〟と共に〝ジャック・オ・ランタン フロランタン〟も手に取っていただけると幸いでございます。

また十月はスワロウテイル、執事歌劇団とギフトショップにて様々なハロウィンの催しをご用意しております。

楽しみにお待ちくださいませ。

 

最後になりますが、能見の話を聞いているうちに能見は〝アルジャーノンに花束を〟の主人公〝チャーリイ・ゴードン〟に自身を重ねて見ているのでは無いかと思えてまいりました。

お嬢様、お坊ちゃまとお話しする時は純朴な能見、

ハウススチュワードとして、執事歌劇団メンバーとして厳しい壁に直面した時の苦悩する能見。

苦悩している様は決してお嬢様、お坊ちゃまにはお見せしませんし、能見自身もそれを良しとはしないでしょう。

能見は、「制服姿なんて、お嬢様、お坊っちゃまに笑われてしまうかもしれません。」

と言ってさも、からかって欲しそうに屈託の無い笑顔を浮かべておりました。

そんな時は是非、能見に送って欲しいのです。言葉という花束を。

 

次回はどのフットマンティーで御座いましょうか?

それでは次回まで、

ご機嫌よう!お嬢様、お坊っちゃま。

秋なので

ご機嫌麗しゅうございます。
環でございます。

普段、健康にはそれなりに気をつけているのですが、一番大切なことを疎かにしておりました。

それは『運動』でございます。

本当は毎日筋トレやジョギングをするのが良いのですが、いつも続かずに断念してしまいます。

せっかくの秋でございますので、運動の秋に乗っかって今年こそは何か始めてみようと思います。

 

さて、何が宜しゅうございますかね。

一人で少しずつでも続けられる運動…。

…。

考えるだけで秋が終わってしまいそうです。

 

まずは軽く庭園を1時間ほど歩くことから始めてみましょうか。

秋の変化を楽しみながら、難しいことなど考えずに歩くだけでも何か変わるかもしれませんね。

何か他にも良い運動方法があれば是非とも教えてくださいませ。

メッセージカードのご依頼につきまして

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様、お坊ちゃま。
執事喫茶スワロウテイルの諏訪野でございます。

当家フットマン、室井へのメッセージカードのご依頼は10月2020時迄とさせていただきます。

尚、本人からの手渡しが叶わぬ場合もございます。
誠に恐縮ではございますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

未来の足音

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

皆様にはさほどご縁が無いことかと存じますが、先日、とあるしゃぶしゃぶの食べ放題なるものに行ってまいりました。
以前にも行ったことがあるものの久々の来訪。
オーダーの手順についても戸惑うこともなく……むむむ?
『配膳ロボット』?
何と肉をオーダーするとロボットが運んできてくれるとのこと。
自動車メーカーの実験都市でそのような自動化の実証実験をやっているとの報道を見たことはありましたが、まさか既に実用化されているとは……!
嬉しい驚きです。

ファーストオーダーはお給仕をされる方が持ってきてくださったので、おかわりからがロボットの出番のようです。
ドキドキしながら卓上のタブレットで注文してみると……遠くから音楽を奏でながら、ゆっくりとこちらに向かってロボットがやってきます!
ロボットと言っても二足歩行ではなく、車輪が付いている走行タイプでしょう。
しかも、顔の位置に画面が付いており、それがネコの顔をしているものですから、何とも愛おしい!
よく見るとネコ耳も付いており、シンプルな造形で愛おしさが増すようになっています。
ゆっくりと、ゆっくりと、テーブルまでロボットがやってきました。
ランプが点灯するとピックアップ可能となる仕組みです。
おっ!
ランプが付いて何か喋ってる!
……しかし音が小さくて聞き取れません。
とりあえずピックアップすると、ネコちゃんが笑顔になり、聞き取れないもののまた何か喋って去ってしまいました。

うーむ……これは予想以上に楽しい!
童心に帰ったような気持ちのワクワク感です。
重量センサーの関係か、食べ終わったお皿を下げることはまだ出来ないようですが、この様子ではあと数年で下げ膳が可能となることでしょう。
意外な所で未来を感じられ、嬉しくなった外食体験でした。

Cool Japan SAKEism 精白

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。

香川でございます。

 

かぼちゃたちのにやりとした顔をみると、だんだんと年末が近づいてきているのを感じますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

仮装のご準備も進んでいらっしゃいますか?

今年はどんな装いをイメージしていらっしゃいますか。

当家で仕える使用人達も、今回はどこぞの学園生活を再現してるようでございますね。年に一度のこの機会をお楽しみ頂けますと嬉しゅうございます。

 

さてサロンにおきましては、8月に引き続きまして10月もSAKEテイスティングセットをご準備致しました。

今回は青森の八戸酒造から取り寄せた3品をご紹介いたしましたが、

本来は4種のシリーズものでございました。

 

その幻の4品目は『KM96』という銘柄。

日本酒はお米から作られますが、雑味を取り除いたり、その後の発酵に余分な影響を与えない為に、精米という工程がございます。

世に大吟醸と銘打っております物は、お米を少なくとも50%削った末につくられたお酒でございます。高級酒を醸造するには高精白がセットといった風潮はございますね。

 

KM96はその逆を行くかのような、精米率4%。

お米の風味を出来るだけ残したいという、造り手の想いが伝わってくるようでございます。

実は今回の3品を選定するためにKM96も試したのですが、優れた旨味を感じさせる逸品で、シリーズの中ではこの先どこかで再び会えそうなそんな予感を最も感じさせてくれるものでございました。

 

それゆえに、というのはなんとも皮肉なものでございますが、後ろ髪をひかれつつ今回はそれ以外の3品のご紹介と致しました。

 

4品の飲み比べであったら、どのような印象になりましたでしょうねぇ。

という仮想を、してみつつ。