日誌

ご機嫌麗しゅうございます。

お嬢様、本格的に秋らしい季節になってまいりましたね。

私事ですがここ数日給仕を終え、ふと気づきますと「小さな秋」を感じることが多くございます。

例えば鈴虫たちがそこかしこで小さなコンサートを行っておりましたり、

 

風に揺られて木々から枯葉が舞いちっておりましたり、

 

そういった些細なことがなんだか嬉しくも感じられ、尚且つ、どこか物悲しさをも覚えてしまいます。

 

幼い頃「小さい秋みぃつけた」と口ずさんで母の手を取り歩いていた頃、今 思い出すととても微笑ましいひと時だったなと、

 

少し感傷に浸ってしまいました。

 

ぜひお嬢様の見つけた「小さな秋」もお伺いしとうございます。

 

火野