Anniversary & Cocktail with KUBO

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
冴島でございます。

3月も半ばを過ぎ暖かい日が増えて参りましたがお嬢様、お坊ちゃまはいかがお過ごしでございましょうか。

春の気配を感じると爽やかな気持ちになると同時に花粉症の方はなかなか大変な時期でございますね。
そんなこの時期は毎年当家のアニバーサリー期間となってございます。
気付けば私もお屋敷で過ごす3回目のアニバーサリーでございます。

今年もいつもとは違うアニバーサリーを祝うこの時期だけの特別なお品を用意してございます。
今年でお屋敷も19周年ということで長い歴史の1ページを共にお祝いできること非常に嬉しく思っております。

他にもこちらも毎年恒例春にぴったり華やかな香りをお楽しみいただけるさくらのフレーバーティー[チェーホフ]などもございますのでご帰宅なさる際にはぜひご用命くださいませ。
今年はミルクティーにもよく合うようアッサムベースで仕上げてございます。

そして来月4月11日には大旦那様の命により当家の使用人久保と共に私自身約2年ぶりとなるカクテルをお嬢様、お坊ちゃまにご提供させていただく予定でごさいます。
お互いの個性をぶつけあい南国風味でありながら春にぴったりなお品に仕上げる予定でございますのでお暇ございましたらぜひご帰宅くださいませ。

冴島

一路平安

ご機嫌麗しゅうございます。
米澤でございます。

3月に入り、春の陽気になったかと思いきや雪が降るなど寒暖差が激しゅうございますね。
お嬢様、おぼっちゃまが体調を崩されていないことを願う日々でございます。

この時期になりますと新天地に身を置いたり、
環境が変わるお嬢様、おぼっちゃまもいらっしゃるかと存じます。
私も以前新しい環境に身を置くために周りの方に相談した上で、頭を抱えながら悩み、新しい事に挑戦するという機会がございました。
様々な失敗や挑戦を繰り返し、結果的には自身でも納得できる道に進む事ができました。

新しい事に挑戦することは非常に不安で膨大なエネルギーが必要かと存じます。
ですが、自身のために悩む時間や考える時間は非常に貴重であり、自身にとっての財産になり得るものでございます。

私自身まだ未熟ではございますが、
お嬢様、おぼっちゃまが新しい環境でもご自身が納得できる道に進まれる事を願っております。

私も使用人として、今後も貴方のお側にお仕えできるよう日々精進、挑戦して参ります。

お忙しい時こそ休息は必要でございますので、
私はいつでもお嬢様、おぼっちゃまがごゆるりとお寛ぎいただけるようお屋敷にて準備いたしますね。
お戻りをお待ちしております。

19周年

本日でティーサロンも19周年を迎えました。

ひとえにお嬢様のおかげでございます。

あらためてありがとうございます。

伊織でございます。

 

 

開館以来お嬢様に支え続けられてまいりましたこの19年、わたくしもそのおおよそを共に歩んでまいりました。

ティーサロンでの務めの1日目は、まず紅茶係としての見習いでございました。

その日紅茶係を務める使用人の横で、ひたすら紅茶を淹れ、ひたすら飲むという毎日です。今では実際の紅茶葉に触れる前に座学や立ち居振る舞いを学ぶならいとなっておりますが、わたくしにいたっては非常に希有なスタートでありました。

 

 

わたくしのティーサロンでの生活は常に紅茶とともにあり、今は取り扱う紅茶のご用意から製作、管理を任されるにいたります。

なんとも感慨深いとも申せますし、紅茶に触れ続けた日々を考えると自然な道であったのかもしれません。

 

 

日々お嬢様に召し上がっていただくための茶葉のご用意だけではなく、紅茶サロンを初めとした催し事やエクストラティーの実施、季節や催しにあわせた紅茶のブレンドや選定がわたくしの務めの中心でございます。

ご帰宅のたびに必ずといっていいほどお嬢様が口にされる紅茶を任されるこの務めを、

スワロウテイルがティーサロンを冠している限り、誇りをもってまっとうしたいと思います。

 

 

そこにあって当たり前の一杯こそが、特別な一杯でありますように。

ティーカップのススメ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

アニバーサリー期間が始まりまして、
当家ティーサロンもまもなく19周年。
開館記念日を迎えますと、
いよいよ20周年の節目へと一歩踏み出してまいります。

そんなお祝いのお供として、
当家のティーカップコレクションに
新たなカップを選定いたしました。

日本・大倉陶園より、
「友禅桜」「マイリトルベア」の二客でございます。

友禅桜は、
着物の「友禅」をモチーフに製作されたカップでございます。
大倉陶園の誇る「桜シリーズ」の中でも、
上品さと可憐さが同居した一客と存じます。

お嬢様や奥様方が、
成人式の際にお召しになる振袖でも、
選択肢に上がることの多い友禅。
カップ全体は黒の印象が珍しいですが、
可愛らしいピンクの桜と縁取りや持ち手に
施された金彩との調和により、
華やかなパーティーでもお使いいただける一客ではないでしょうか。

マイリトルベアは、
以前お屋敷にございました「テディベア」の
対になるデザインのカップでございます。
愛らしい見た目は間違いのないところ。
大旦那様から皆様に向けてのアニバーサリープレゼントを、
大切にお使いいただければ幸いでございます。

……

この度は皆様に、
名だたるブランドのことも知っていただければと存じます。

折角ですから、最初は「大倉陶園」から。

大倉陶園と言えば「ノリタケ」傘下のブランド。
元来同一の創業者が立ち上げましたブランドでございまして、
両ブランドは兄弟的な立ち位置にあることが知られております。
その創設は1919年とのこと。

高級洋食器と芸術的価値の高い陶磁器に特化しておりまして、
上質な原材料を使用し、熟練の職人の手作業で
一つ一つのカップが作られております。

代表的なシリーズといたしまして、
「ブルーローズシリーズ」がございまして、
当家でも所有しております。
岡染めという伝統的な技法が用いられておりまして、
ティーサロン創立1周年を祝い作られた「ブルーバタフライ」にも、
この製法による美しい色彩が見られますね。

洋食器でありながら、
日本的なわびさびも感じられる、
静謐な美しさが特徴の大倉陶園。
是非お手にとっていただいて、
間近で確かめてみてはいかがでしょうか。

ちなみに私は、
「うまくゆく 回転木馬」というカップが
気になっております。
実際に拝見したいものです。

ティーサロンでは様々なティーカップを
ご用意しておりますので、
お楽しみいただければ幸いです。
皆様の日々の楽しみの一つになれば、
嬉しゅうございます。

お戻りを心よりお待ちしております。

才木

ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。

葉山でございます。

気がつけばもう3月も半ばを過ぎ時の流れの早さに驚かされます。
まさに「光陰矢の如し」

さて今月は百花の魁とも言われる梅の花を見に散歩に出かけたのであります。
当初は名所と言われるところまで遠く足をのばそうと予定していたのですがまさかの雪や雨の予報で断念。
とはいえ都内の梅が綺麗な公園へ。

梅といえば日本の文化と深く根付いている花

縁起ものの「松竹梅」といえば
松は「不老」「長寿」
竹は「繁栄」「成長」
そして梅は「清楚」「華やかさ」
をそれぞれ象徴しています。

食文化でも梅干しや梅酒。私の大の好物でございます。

風水でも「梅はその日の難逃れ」と言われるように厄災を払う木とされております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅の可愛らしい花をみていると落ち着きます。
雪が舞う冬の終わりから春の訪れまで持続して香りや華やかさで楽しませてくれる美しさは桜が象徴とする一瞬の美とは違うもの。

気がつけば長い時間花びら舞う梅の木の下で物思いにふけるのでした。

そして、この公園に来たもう一つの目的の花。それは「椿」

大きく、立派で綺麗。華やかさをもつ椿の花。
常に芯は真っ直ぐで前をしっかり見据えているそんな姿を見ていると自分も背筋を正ししっかりと歩みを進めねばと感じさせる。
そんな強い華。

また次の機会に拝見するときには一段と成長し大輪の立派な花を見れることを期待せずにはいられないのでした。

MIRROR

お嬢様。いかがお過ごしですか。桐島でございます。

近頃は自分と向き合うという事が増えた気が致します。
お屋敷に仕えるようになり自身を見直す機会がすごく増え、特に身だしなみ、姿勢などは常に見られていると言うこともあり普段ぶつからない張りにぶつかってしまうくらい改善している気が致します。

他には毎シーズン写真を撮ると言うこともあり顔の見た目や体型なども常に意識するようなりました。

筋力鍛錬を常におこなっているので見ていたつもりがまだまだ改善できるところがあり見方を変えると言うことは重要なのだと存じました。

そして今は演じる事もはじまり、行動なども気にする様なり思っても見なかった癖なども発見致しました。

こんなに近い存在なのにまだまだ知らなかったことがたくさんあるなぁと驚く次第です。

今は周りばかり気にすることが多いかと存じますがたまには自身をよく見てあげると様々な発見があり楽しいかもしれません。

もしお時間がございましたら色々な発見のお話をお聞かせくださいませ。

それではまたお屋敷でお会いいたしましょう。

Aurora

“天の絹のように波打ち、夜の帳に静かに落ちる”
— バリー・ロペス 『極北の夢』 より

いつの日か、広い平野の真ん中で大の字に寝っ転がりながら、目の前に広がる静かなダンスを眺めてみたいものです。

オーロラの観測地で有名な地域のひとつに、
カナダのイエローナイフがございます。

バンクーバー国際空港から国内線に乗り継ぎ19時間
北緯62度と、オーロラが発生するオーロラベルトの直下に位置しており、天候も落ち着いているまさに12月から3月が見ごろなのだそうです。

でもマイナス30℃と寒く、根気も時間もいることでしょう。

そんな時は飛行機から眺めるのも一興。
北回りルートですと、ヘルシンキ行きやロンドン行きがおおすすめでございます
オーロラの海を漂いながらの飛行は、きっとまた格別でございましょう。