schwarz katze

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

まず御礼をということで。
ハロウィンパーティー2025ありがとうございました!

一年の中でかなり特殊なイベントでして、
毎度「本当に楽しんでいただけるのだろうか」と
不安を抱えながら当日を迎えるのですが、
皆様の笑顔や暖かい拍手に救われて、
何とか無事に終えることができました。

私が感じた通り、
楽しんでいただけていれば幸いです。

ギフトショップでのハロウィンフェア自体はもう少し続きますが、
今年のハロウィンはひとまずこれで終わり。
来年も大旦那様にお許しいただけるようでしたら、
お楽しみいただけるよう尽力してまいりますので、
ご期待くださいませ。

また落ち着きましたら、
日誌にて認めさせていただきます。

……

今月17日より、
ティーサロンにて「ザッハトルテ」をご用意しております。
4年程前にギフトショップにてご用意したものを
リバイバルしたお品でございます。

本場のものよりも、甘さは控えめにアプリコットジャムを
しっかり感じていただけるよう仕上げておりますので、
お食事後でもお召し上がりいただきやすいと存じます。

オーストリア・ホテル・ザッハー、伝統のトルテ(デザート)。
濃厚なチョコレートケーキを是非お試しくださいませ。

才木

秋らしいもの…

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。

小早川でございます。

私がティーサロンでのお給仕を仰せつかってから、およそ半年が経ちました。
まだまだ至らぬ点は多くございますが、今後とも快適なティータイムのお供をさせていただけるように精進してまいります。

さて、お話は変わりますが、いよいよ秋の時期になってまいりました。

夏が終わり、ほんの少しだけ秋を楽しみ、すぐに冬の足音が聞こえてくるかと存じます。

そんな秋を実感する瞬間、皆様ございますでしょうか?

私は「金木犀の香り」でございます。

外を歩いているとどこからともなく一瞬だけ香る金木犀の香り。
香りのする場所の近くを探しても金木犀が見つからず、秋を求めて私の鼻がおかしくなってしまったのかと錯覚してしまうほどでございます。

そんな私のことはさておき、お嬢様、お坊ちゃま、秋らしいものを見つけましたら是非私にもお教えくださいませ。

金木犀の生えている場所もご存知でしたら、お教えくださいませ。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
東條でございます。

何やら一気に肌寒さを感じるようになってまいりましたね。
このような時にはほっと一息温まっていただくために私のブレンドティーである、ベリーサンデーをご用意させていただきますね。

ここまで一気に冷えてまいりますと気は早いですが何となく冬を意識し始めてしまうなぁと考えております。
せっかくでございますから、そんな少し早い冬のご用意を、、

というわけで今月は私と香川とでカクテルをお作りいたしました。
使用したものは香川と言えばの日本酒、そして私のベリーサンデーなど、当家の紅茶たちも用いティーサロンならではのお味をと工夫をこらしました。
イメージしたものは初冬、初雪でございます。

まだまだ秋風の時期ではございますが、冬の訪れをほんの少しでも感じていただけたのであれば嬉しゅうございます。

気温の変化に十分ご注意いただき、また元気なお顔をお見せくださいませ。

冬に向けてのささやかな趣味

敬愛せしお嬢様

毎年のことではございますが、10月に入る頃はまだ夏の香りが残っておりますのに
月の終わりが近づく頃には、冬の足音が近づいているのを感じますね。

年々に秋が短くなっているとは聞き及んでおりますが、こうも急に冷えて参りますと
お嬢様がお風邪など召さないか心配になってしまいます。

お嬢様が寒い日に暖かくお過ごしいただけるよう、この時期はよくホットカクテルのご紹介をしておりましたが、此度は趣向を変えまして

「出汁」についてご紹介しようかと存じます。

和食にさまざまお使いいただける出汁。
鰹、煮干し、椎茸、昆布など材料もさまざまでございます。
お料理の調味料の一つとして、お味噌汁やうどんやお吸い物、茶碗蒸し、卵焼き、果ては炒め物やお鍋なども段違いに美味しくしてくれる「出汁」は、
今日日お湯に溶かすだけで使用できる顆粒状のものなどもありお手軽でございます。

それらも使いやすく美味しく良うございますが、あえてそこをもう一手間
原材料から自ら抽出して手作りいたします出汁は、一層にお料理の味を深めますゆえ大変おすすめでございます。

もしかしたら何時間も煮込んだり複雑怪奇な手順を想像なさるかもしれませんが
案外と、出汁を作るには原材料を10分程度煮込むぐらいで十分なものも多うございます。
しかし10分間煮込むというのも、分単位でご多忙であられるお嬢様にとっては難しいのかもしれません。

そんなお嬢様、ご安心くださいませ!
今宵、私がご紹介するのは、そんな煮込む手間すら必要ない「水出し」でございます!

手間がさらに少なくて、しかもひと晩かけてじっくり抽出するため、お味が奥深くも優しくクリアなものとなり、お出汁料理のお味をさらに高みへと導いてくれるのです。

作り方はあら簡単。
タッパーなり冷水筒なりの入れ物をご用意いただき
おおまか1リットルのお水に、25g~30gほどの材料(カツオ節、昆布、煮干しなど)をお入れいただき、ひと晩そのまま冷蔵庫に入れておくだけでございます。
(干し椎茸は500mlに対し椎茸4つぐらいがよろしいようです。)

おやすみ前にさっと仕込んでいただき、お目覚めの頃には完成です。
あとは材料を抜いて完成した出汁を冷蔵庫でとっておけば
いつでも最高のお出汁をお料理にお使いいただける寸法でございます!

あ、でもそれぞれ、こうすると一段と美味しいという小技もございます。
・昆布は表面のぬめりや汚れは拭き取っておくと良いです。白い粉やつぶつぶは逆に美味しさの元なのでそのままで大丈夫でございます。
また昆布は「なるべく刻まない」のが美味しく作るコツでございます。

・煮干しはできれば頭を取ってやったほうが苦味が出ません。
ご面倒ですが、さらに腹わたも取ってやりますと、煮干しの澄んだ旨みだけが味わえる最高の出汁に仕上がります。
また、煮干しは漬け込む前にちょっとだけフライパンで炒ってやるといっそう深みある味わいになります。

・また、どのお出汁も水出して漬け込むのは8時間ぐらいです。
これを越えますと雑味や苦味が出てきてしまいますので、寝過ごし要注意でございます。

ぜひこれらを参考に、お料理などもお楽しみくださいませ。
お料理以外でも
晩酌のお供に、日本酒や焼酎の出汁割りを作りますと、お体が暖まり素敵でございます。
なお、時任はドライジンの出汁割りもかなりお気に入りでございます。

 

 

何より最高なのは
鰹出汁や煮干し出汁は、猫たちにとっても最高のおやつになるところでございます。
ちょっとだけ掬ってあげて、愛猫たちと盃を交わす癒しタイムも良うございますね。

(猫のおやつになさる場合は、必ず無塩の材料をお使いください。
また、無塩でお造りになった場合も、あくまで嗜好品・オヤツとして、与えすぎにならないようお気をつけくださいませ。)

 

それではお嬢様、良き出汁ライフをお送りくださいませ!

日誌

秋も深まりつつあるこの頃、街の景色は少しずつ落ち着いた色合いに変わり、朝晩の空気には涼しさが感じられるようになりました。慌ただしく過ぎる日々の中では気づきにくい、小さな変化や静かな時間の大切さを改めて意識する季節でございます。

 

通りを歩けば、木の葉が風に揺れ、ゆっくりと舞い落ちる様子に目が留まります。こうした何気ない光景に少し心を向けるだけで、自然と落ち着きを取り戻すことができます。忙しさに追われ、目の前のことだけに気を取られてしまう日々の中でも、立ち止まって周囲を見渡す時間は、心を整えるために欠かせないものと感じます。

 

日中の合間にも、短い時間で立ち止まることを心がけました。通りの景色や人々の様子に目を向け、風や空の色を感じるだけでも、気持ちが静まり、次に進むことに集中しやすくなります。特別な出来事がなくとも、こうした短い静かな時間が、日常を支える力となるのです。

 

また、ひと息つくときには、その日のことを静かに振り返ることも大切にしております。慌ただしい日常の中で見落としてしまいがちなことも、立ち止まって考えることで整理され、次にすべきことを落ち着いて考えられるようになります。この頃は、立ち止まることの価値をあらためて知り、心を整える時間を持つことの重要さを深く感じる日々でございます。

 

妖艶たる繊細美

ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。

葉山でございます。

日中汗ばむような日もありながら朝晩はめっきり冷え込む日が増えた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

先日、曼珠沙華の花を求めて出かけてまいりました。
予定では一面真っ赤に染まった曼珠沙華畑に行きたかったのですが予定が合わず、それならばと水辺に綺麗に咲いているところを写真に収めるべくお散歩へ。

曼珠沙華は不思議な魅力を持ち合わせた花でございます。

花の形は実に神秘的。四方に広がる花弁と6枚の花びらはまるで火焔のよう。

学術的には「リコリス」と呼ばれ日本では秋の彼岸の頃に咲くので「彼岸花」。「曼珠沙華」は仏教的な呼ばれ方でサンスクリット語で天界に咲く花を意味し見る人の心を清め吉兆をもたらす花とされております。
しかしながら一方で日本文化としては「地獄花」や「幽霊花」等の異名を持ち厄災を運ぶような禁忌とされる言い伝えも残る花。
そんなミステリアスな二面性を持ち合わせているからこそ、こんなにも魅了されるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて帰り道ハロウィンの飾りで街は賑やかに。

お屋敷もハロウィンの準備をしっかり整えお嬢様方のお戻りを心待ちにしております。

日誌

健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
宗近でございます。

ようやく秋らしくなってまいりましたね。
朝カーテンを開けて青い空が広がっているのを見ると遠出したくなる季節でもございます。

私が旅行をするようになった30年以上前、旅行は事前に旅行会社で相談しながら全ての行程、宿泊先、訪れる場所などを決めるのが普通でした。
しかし今はスマートフォン一台で海外旅行ですら自室で(ビールを飲みながら)飛行機を検索、予約し、旅先の情報を集め、現地に着いてから臨機応変に宿や行程を決め、現地の方とは翻訳アプリでコミュニケーションをとることすらできるようになりました。

素晴らしく便利になり日本中、世界中が身近になった気がいたします。
ただ一方で事前の情報が多いためでしょうか、現地に着いて初めて目にする驚きや感動は少なくなっているようにも感じますね。

最近あまり旅行へ出掛けられていなかったので、手のひらの中で電車や飛行機を乗り継ぎ、興味深い街や風景を探し、美味しい名物やお酒を探して秋の夜長を過ごしたいと思っております。

お嬢様の最近行かれた旅の感想、おすすめの旅先などございましたらお戻りの際に是非教えてくださいませ。