日誌

お嬢様、お坊ちゃま
朝晩と涼やかになり秋を感じておられる頃合いでしょうか?
近衛でございます。

今回はハロウィンフェアについて少し書かせていただこうかと存じます。

私は、サマーフェアに続いての二回目の撮影でございました。

普段とは違った使用人たちの姿を見ることができとても新鮮な気分でございました。

犬と猫といったテーマでお送りした今年のハロウィンいかがでございましたか?

お戻りの際にはお嬢様、お坊ちゃまが見てみたいと思うハロウィンのテーマや仮装なさったエピソードを聞かせていただけましたら幸いです。

ハロウィン飾りで彩られたティーサロンにて、お戻りになられる時をお待ちしております。

日誌

お嬢様、奥様、お坊ちゃま、旦那様、ご機嫌麗しゅうございます。
久保でございます。

朝夕の風がひんやりしてまいりましたね。

陽ざしの色も、どこか熟考を重ねたあとのようにやわらかく、木々もため息をつくように色づきはじめております。

秋は、まるで一年が少し立ち止まって、自分の影を見つめ直しているかのような、もう少しで今年が終わるなぁ、ついつい来年について考えてしまうそんな季節でございます。

そんな季節にあわせて、今年もまたブラジルの伝統菓子「ぷぢんケーキ」をお届けいたします。
練乳をたっぷりと使った濃厚なプリンが静かに上層を楽しく

その下では、ほろ苦いココアスポンジが落ち着いた余韻を支えております。

ドイツの哲学者ヘーゲルは「対立するものは、より高い次元で統合される」と説きましたが、
このお菓子もまた、甘さと苦さという異なる性質が互いを打ち消すことなく、
むしろ引き立てあいながら一つの世界を形づくっております。
昨年と今年という異なる時間が、同じ味わいを介してつながるのです。

変化と持続がひとつの皿に並んでいるのかもしれませんね。

ちなみに、今年も表記はあえて「ぷぢん」とひらがなにさせていただきました。

小さくてまるい文字の並びが、このお菓子のころんとした可愛さに似ている気がしたからでございます。
難解な哲学の話をしておきながら、名前だけは可愛く、そんな小さな矛盾もまた、この菓子にぴったりかもしれません。

もっとも、考案者としては「甘さと苦さを調和させる」という高尚な理念を掲げつつ、
試作中は最終的に練乳の量とにらめっこをするという、たいへん哲学的とは言いがたい戦いを繰り広げておりましたが…

考えていたら、私という存在と、この静かなティーサロンの秩序との間にも、なんだか矛盾が生まれている気がしてまいりました…。

きっと気のせいでございましょう!

秋でございますから、やはり考え事が増えますね…

そんな秋の始まりに、どうぞ今年もこの楽しい調和の甘美をごゆっくりお楽しみくださいませ。

 

読書の秋

​爽やかな秋晴れの日が続くこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

​室戸でございます。

​最近、本を読む機会が減ったと感じております。

スマートフォンやインターネットが普及し、「活字離れ」という言葉もよく耳にするようになりました。

​しかし、この季節になると、やはり読書の大切さを改めて実感いたします。

​読書は、単に知識を増やすだけでなく、私たちの内面を豊かにしてくれます。

物語の主人公に感情移入することで共感力が育まれ、自分とは違う考え方や生き方を知ることで視野が広がりますし、複雑な文章を読み解くことは、論理的な思考力を鍛える良い訓練にもなります。

​情報が溢れる現代だからこそ、静かに本と向き合う時間は、心を落ち着かせ、思考を整理する上でとても貴重でございます。

​忙しい日々の中でも、少しずつ読書の時間を持つことで、きっと新しい発見や心の安らぎを得られることと存じます。

​もし何かお勧めの本などございましたら、ぜひお教えくださいませ。

お早いお帰りをお待ちしております。

神無月

爽やかな秋晴れが続く今日この頃、お嬢様いかがお過ごしでしょうか。
乾でございます。

今回は10月を題材にした小説をご紹介いたします。
万城目学(著)「鹿男あをによし」
奈良の女子高に赴任した教師が奈良公園の鹿に命を受け、日本の滅亡を防ぐために奮迅するファンタジー小説でございます。
タイトルの「あをによし(青丹よし)」は「奈良」につく枕詞です。
この場合は奈良の都が華やかで今まさに盛んである様子を表しております。

内容は、実は地中に大鯰がいて時々大暴れをし災害を起こすと言う言い伝えがあり、遠い昔卑弥呼に仕えていた奈良の鹿や京都の狐、大阪のネズミが60年に一度、神無月(10月)になると地中にいる大鯰を暴れないようにする「鎮めの儀式」を行う・・・
といった奇想天外な物語でございます。
夜が長くなった今の時期に、肩の力を抜いてクスッと笑えるお話しなのでお勧めでございます。

お嬢様も何かお勧めの小説がございましたらお教えくださいませ。
お帰りをお待ちしております。

月見

勝手に9月中だろうと思い込んでおりましたが、今年の仲秋の名月は本日10月6日だそうです。

いかがお過ごしでしょうか。伊織でございます。

 

 

お団子を供えたりススキを飾ったりという風習も、日々の慌ただしさや土や木々から離れた暮らしを理由に忘れさせられているようです。

 

 

とはいいながら、幼いころを思い出しましても七夕は父がどこからか刈り取ってきた笹を飾ったものですが、仲秋の名月に特別なにかした記憶はございません。

今になって意識するようになりましても、残念ながらお団子のお供えもススキの飾りも用意することはなく、代わりに月餅をいただくことが多くございます。

月餅と申しましてもあんこ入りの甘いものではなく、肉餡と卵黄の塩漬けが入った惣菜感のあるものが好みです。

 

 

月餅もその時が表すとおり月にちなんだお菓子であり、まさに中秋節を祝って食べられるものだそうです。

もし甘い物はひかえておこうということでしたら、今年はお嬢様にも月餅をご用意いたしましょうか。

山岳部

影山でございます。
先日、能見、的場とともに富士山へ行ってまいりました。
実は2年前にも一度このメンバーで登頂したことがございます。
無事に山頂まで登り、下山いたしました。

今回の目的は富士山の中でも最高到達点、

『剣ヶ峰登頂』

が目的です。

つまり日本の頂点へ立ち向かうのでございます。

前回は吉田ルートから登頂したのですが、
今回は頂上から剣ヶ峰までの道のりが一番近い富士宮ルートから登りました。

いざ登り始めますと、
とにかく能見は登るスピードが早い!
まるでタイムアタックをしているかのようです。

最初は一緒に登ったのですが、
そのペースに合わせると息がきれますので、
結局途中からは自分のペースで登山いたしました。

登ること約2時間半。

無事に宿舎に到着いたしました。

一回登頂したこともあり、
思ったよりすぐ着いたなとそんなことをこの時は思っていました。

この後くる
山の本当の怖さを知らずに・・。

お嬢様、

エクストラティーをご用意してお待ちしております。

ご機嫌麗しゅうございます。
米澤でございます。

秋といえば食欲の秋ですが、
食にまつわる思い出が一つございます。

私、昔はお野菜が苦手でございまして。
あれは確か5歳ごろでしょうか。
トマトが苦手すぎるが故に昼食の時間が過ぎているにも関わらず、食べ切らなければという一心で泣きじゃくりながらお弁当と向き合う米澤少年。
周りの友人が昼食後に外で遊んでいる中、先生に見守っていただきなんとか完食。
その状況を今でも鮮明に覚えております。

しかし、今となっては私も大人になったので苦手なものはございません!
胸を張って声を大にして言えま………。
その、パクチーだけは許していただきたく存じます。

お嬢様、お坊ちゃま。
もし苦手なものにまつわる思い出がございましたら、
こっそり私に教えてくださいませ。

苦手なものはさておき。
今も昔も好きなものはなんと言ってもスイーツでございます。
10月はギフトショップとティーサロンで
米澤考案のスイーツをご用意させていただくこととなりました。

ギフトショップでは「ふわふわはちみつケーキ」。
こちらは私がここ最近毎朝いただいている豆乳を使った、
優しい食感、優しい甘さのはちみつケーキでございます。
間食の際によくいただくアーモンドも使い、
まさに私の好きが詰まったものとなっております。

 

 

 

 

 

 

そして10月の後半からはティーサロンにて
「ほうじ茶ラテアイス」をお出しします。
こちらは私の好きな黒蜜にほうじ茶ラテの甘さとちょっとした苦味がアクセントのアイスになっております。
パクチー好きの伊織からもお墨付きをいただきましたので、
こちらも自信作でございます。

どちらも美味しいスイーツでございますので、
ご用命いただければこの上ない幸いでございます。

私も自室に置かせていただき、
読書をする際のお供にしようかと存じます。

スイーツは用意できましたので、
私はこれから秋の夜長を楽しむための本を探すことにいたしましょう。
おすすめの本が見つかりましたら、ご報告いたしますね。