八月

シンプルな薄い桃色に少しだけあしらわれた刺繍模様が素敵なレターセット。
私には似合わないものだと思いながらも、フルーツがたくさん実ったシールと一緒に購入いたしました。目的は桃といちごです。

なぜ、私に似合わぬこんな可愛らしいものを集めたのかと申しますと、実は最近読んだ作品の影響でございます。

『想いを伝えることは簡単なことでございますが、想いを伝えることはとても難しいことである』

まるで矛盾している言葉ではございます。

しかしながら、この言葉は本質を得ております。

例えばでございます。
感謝を伝えるはありがとうと口にします。
謝罪をするときはごめんなさいと言います。
応援する時は頑張れと声を張ります。

どれも簡単に伝えられる言葉でございますが、シュチュエーションが変わったり、伝えるべき相手が変わると、その簡単が簡単でなく難しくなる時がございます。

私が最初に思い浮かべたのは、地元で実家を守っている両親です。

長年、無償の愛を私に注いでくれて、わがままを聞いてくれて、私を育ててくれた二人には、上手く感謝を伝えられない時があります。

面と向かってありがとうと伝えようとするとどうしても恥ずかしさが出てしまいます。

けれど、感謝を伝えることは大事なことである。さらに言うと伝えられる時に伝えなければその意味がないとも、作中で語られて、私は意を決しました。

私の伝えたい想いは上手く言葉にできただろうか。

そんな一抹の不安を抱えながら、返事を待つのも少しだけ楽しいと思う今日この頃でございます。

日誌

お嬢様、奥様、お坊ちゃま、旦那様、ご機嫌麗しゅうございます。

暑さが日に日に厳しくなる中、いかがお過ごしでしょうか。

お屋敷の中で、冷たいグラスの氷がゆっくりと溶けていくのを眺めておりました。

決して給仕をサボってるわけではございません!決して!

窓がないため外の風は感じられませんが、ふと冷房のそよ風が心地よく、暑さの中にひと息つけるひとときでした。

そんな中、グラスの氷が知らぬ間に減っているのに気づき、

誰かがこっそり味見をしているのかもしれない…
などと想像してしまいました。

もちろん、わたくしの豊かな想像力の産物に過ぎませんが。

こうした小さな気づきや変化は、静かな日常にひとさじの動きをもたらしてくれるように存じます。

変わらぬ毎日でも、ほんの少しの違いが心にささやかな刺激を与えてくれるのでございます。

夏の暑さは時に厳しいものでございますが、そんな風が心に涼やかな余韻を残してくれることもございます。

小さな驚きや喜びが、お嬢様、奥様、お坊ちゃま、旦那様の八月にも届きますように、心より願っております。

それでは私は日誌を認めながら、もう少しだけ涼みたいと存じます。

夏への憂い

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

油断しておりましたら、
急転直下夏真っ盛りといった今日この頃。
まだまだ夏が続くのかと思いますと
気の滅入るところではございますが、
悪い部分ばかり考えていても
仕方ないとは存じますので、
気持ちの切り替えも大事でございます。

よく寝てよく食べて元気よく!
味覚やレジャーなど何でもよろしゅうございますが、
少なからず良さを見出して
楽しむ心の余裕をお持ちになると
日々の憂いが少しは軽くなるやもしれません。

私自身はトロピカルフルーツを好んでおりますし(特にパイナップルやキウイが好きです)、
幼少期には父の影響でシュノーケリングを
しておりまして、海が大好きです。

特に晴れ渡る気持ちのいい天気の中、
海でも山でも自然に触れると、
慌ただしい社会から抜け出して
非日常を味わえます。
深く考えずに感じるということも、
我々には大事なことかもしれませんね。

夏祭りなんてものもございます。
宵闇に浮かぶきらびやかな風景は、
不思議とワクワクいたしますね。
露店に並ぶチョコバナナやあんず飴が、
私は大好きで幼少期からよくいただきました。

夏祭りといえば!
執事歌劇団の催しもございました。
私もゲストとして参加させていただまして、
以前のハロウィンパーティーとはまた違った試みがございましたので、
新たな気持ちで楽しく稽古に励みました。
皆様には、お楽しみいただけましたでしょうか?
ご感想もお聞かせくださいませ。

配信でもご覧いただけるということですので、
まだご覧でない方ももうご覧になったという方も、是非に。

共に夏を乗り越えて参りましょう!

才木

夏本番

椎名でございます。

日増しに日中の日差しが強くなり、気温も上がる一方でございますが、熱中症など体調は崩していらっしゃいませんか?

 

街を見てみますと、最近は男性でも「日傘」をさす方が随分と増えたように思います。

また、様々な暑さ対策のためのグッズを見かけます。

かくいう私も数年前に折りたたみの日傘を購入し、外出する際はカバンに忍ばせているのですが、やはり“さす”と“ ささない”ないとでは体感温度も大きく異なり、その効果のほどを実感いたします。

 

ニュースでも、田んぼに生息するザリガニたちが茹で上がってしまい全滅すると言うショッキングな話も聞いてございますが、その暑さには異常さを感じるほどでございます。

 

こうなっては小型の手持ち扇風機や首掛けタイプのファンなど、使えるものは可能な限り駆使し、夏を乗り切りたいものでございます。

 

 

…きっと今、20年前の夏に戻ったとしたらば「涼しい」と感じてしまうのでしょうね。

 

 

たまには館周りの草むしりをとても思うのですが、

生命の危険を感じますので、もう少し日が落ちてから取り組むことにしたいと思います。

 

 

お嬢様もお出かけの際は、喉が乾いていなくても、こまめな水分補給と、できる限り日陰を歩かれるようにご注意くださいませ。

 

それでは。

そうめん

「こう暑くては8月はどうなってしまうのだろう」

そんなことを言い続けて早2ヶ月、とうとうその8月が目前に迫ってまいりました。

より一層体調の管理にご留意くださいませ。

伊織でございます。

 

夏の食の定番のひとつ「そうめん」ですが、食べ方も様々です。

以前にはオリーブオイルと塩でいただくことが気に入っていたわたくしですが、今年は一周も二周も回りきって、シンプルにめんつゆでいただくところに落ちついております。

出来合いのつゆで十分おいしくいただけますが、自分で作ってみたらどうだろうか、とふと思い立ちました。

出汁をひいて現代的なつゆを作るのもよいですが、せっかくなので口にしたことがないものをと思い、煮貫をこしらえて辛つゆなどに応用してもおもしろそうだなと考えております。

 

そうなると今度はそうめんではなくて蕎麦が食べたくなる……今年も麺類の手軽さやのどごしが恋しい夏でございます。

古谷でございます

7月もまもなく終わりでございますか

ここから更に

暑さを増してゆくことが予想されますが

その分だけ沢山、

お嬢様と夏の思い出を紡ぐことができることを楽しみに

今年の夏をご一緒に謳歌しとう存じます

百合と月

久方ぶりに古谷と共にエクストラティーを、8月8日に行わさせていただきます。

タイトルは「百合と月」。
今回は二人それぞれでのレシピをご用意させていただきました。

味はお嬢様自身でお確かめくださいませ。

なお、この日より、エクストラティーの受付開始時間が異なります。
14時15分以降のお届けとなりますのでご留意くださいませ。

お嬢様に紅茶をお淹れする機会がしばらくぶりですので、すでにアイスティーのトレーニングに入っております。

夏の暑さを吹き飛ばす様な2作品。
是非ともおたのしみくださいませ。

百合野