Blu-rayレコーダーの悲劇

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

先日、いつものようにBlu-rayレコーダーに録画した作品をBlu-rayディスクにダビングすべく作業を始めてみたところ、何やら違和感が…。

おや?
ブランクディスクを認識しない?

ディスクを何度入れ直してみても認識しない…。
焦りましたが、ピンと来ました。
ああそうか、しばらくクリーニングしていなかったからか。
そう思い、わざわざ専用のクリーニングディスクを購入してみましたが、事態は改善されません。

こ…これは…故障だ…困った…。

自分で鑑賞するだけなら不運だったということで諦めもつきますが、その本体には友人からダビングを頼まれている作品も入っています。
何とかしなければなりません。
長年頑張ってくれた愛機は既に無償保証期間外なので、とりあえずメーカーのサポートセンターに電話してみました。

「出張修理代も含めて5万円ほどですね」
「ごっ!? …ちょっと考えます」

5万円…即決しづらい値段です。
金額の高さというよりも、5万円あれば現行機種が買えるということがネックなのです。

5万円払うことは吝かではない…!
その5万円をむざむざ修理の為に使うなど…!
悔しすぎる…!

今の時期に買い換えれば、新たに始まる作品の録画に間に合います。
しかし、友人から頼まれた作品は故障した本体にしか入っておらず、買い換えたところでダビング問題は解決しません。
悩める時間は少ない…。
何とか旧機種から新機種に移動させる手立ては無いものか…。
縋る思いで旧機種のマニュアルをパラパラと捲っていると、ある項目が目に留まりました。

i.Linkダビング…だと…!?

そうなのです。
i.Link端子同士をケーブルで繋ぐことによって、機種間でダビングできるというのです。
このi.Link端子というもの、ビデオカメラなどで撮影される方にとっては馴染みがあるもののようですが、その界隈にはトンと疎い私にとってはまさに僥倖…!
しかも下位機種には省かれている機能とのこと。
当時、最新かつ最上位だった機種を購入した自分、グッジョブ!

晴れて5万円を新機種購入に充てることが出来ました。
やはり新機種は操作もスムーズで使いやすい!
起動も速い!
いやはや、隔世の感があります。
旧機種から新機種への移動も成功し、ディスクにダビングして友人との約束も果たすことが出来ました。
こうして圧倒的勝利感を得つつ、悲劇は幕を閉じたのでした。

後日、旧機種は部品を取り寄せて自分で修理することになるのですが、それはまた別のお話。