春なれど

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

金澤とのエクストラティーは
お楽しみいただけたでしょうか。
私と金澤がpureなのかは一考の余地がありますが、
皆様に対する感謝の気持ちや
美味しい紅茶を召し上がっていただきたいという気持ちは、
間違いなくpureでございました。
はたして自発的に言うべきものなのか、
というのは難しいところです。

さて季節は春に向かって一直線、大分暖かくなってまいりました。
例年よりも早めに開花宣言も出まして、
これをお読みいただく頃には、
もう桜が散ってしまっている気がしております。

のんびり花見でもと思いながら、
結局花より酒になってしまうなと
頭の中では色々考えます。
ご多分にもれず黄色いあいつにも
苦しめられておりますので、
平穏に楽しめないことも予見されます。
ならば自室で一杯やる方が、
とつい思ってしまいますね。
自身のインドア体質が出るところです。

皆様はどんな風に春をお楽しみになるでしょうか?

私も気持ちだけは前向きに、
想像も膨らませて楽しもうと存じます。
実際に行動するかは、また別のお話です。

才木

過粉

ご機嫌麗しゅうございます。
小瀧でございます。

スギ花粉が飛来し、目の痒み、鼻の詰まり、喉の痛みと悪戦苦闘している間に春到来でございます。

あまりの症状に耐えかねまして、鼻うがいに初挑戦いたしました。
説明書には「うがい液を鼻から注入し口から出す」と記載があるのですがこれがなかなか上手く出来ません。
「あーーー」と声を出しながらやるとやりやすいとの記載もあったので試してみます。

この先、表現が美しくありませんからご注意を。

「あーーー…ぐえっ…ぐへっぐへぇ…かはっ……あーーーーー…っはっ…ぐえぇ…こほっこほっ…」

難しゅうございますね。

今シーズンは出来ないまま過ぎていきそうですが、花粉シーズン以外でも鼻うがいの効能はありがたいものですから諦めず挑戦いたします。

お屋敷へお戻りの際には冬から春にかけての思い出を聞かせて頂きたく存じます。
お早いお帰りをお待ちしております。

小瀧

宝塚宙組 真風涼帆のリサイタル

お嬢様、ご覧になられましたか?
宝塚宙組の真風涼帆のリサイタル「MAKAZEIZM」
宙組のトップスターとして、圧倒的なオーラを放つ真風涼帆の過去と未来に迫るスペシャルステージです。

大きすぎた夢、高すぎた理想、すべて受け入れ走り続けた変えた地自分と変われない自分
どちらも本当の俺さ。俺は俺らしく、君は君らしく、胸を張って生きてゆこう
過去を引きずり生きるのか、過去を捨て去って生きるのか
時の流れを見つめながら、新しい明日を探しに行こう
時の流れに消えるもの、時が経つほど深まりゆく想い、
ただ風に向かい走れ、自分を信じて進もう…

素晴らしい詩です。演出の石田昌也さんの作詞です。
真風涼帆が唄っている姿にとても感動しました。
ご覧になったお嬢様もきっと同じ思いだったと思います。
真風涼帆の今までの活躍が走馬灯のように藤堂の身体の中を走り抜けていき、想い出がいっぱいでした。

次回作の「カジノ・ロワイヤル」の公演を最後に潤花と一緒に退団されます。
何としてもカジノ・ロワイヤル 我が名はボンドを見たいと思っています。

宝塚歌劇に興味のおありのお嬢様、ぜひぜひご覧になりまして、藤堂と話をしながら懐かしみましょう。

本日はこの辺りで失礼いたします。
藤堂でした。

日誌

春。出会いと別れの季節。
お嬢様、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
山岡でございます。

今年も旅立つ使用人を見送る月でございました。
何年経っても慣れないものですね。
仲間の旅立ちは悲しいものです。

来月になればまた昨年のように、
新たな出会いがありますでしょうか。
まだ見ぬ使用人見習いが、お屋敷の門を叩いてくれるでしょうか。

先の事は誰にもわかりませんからね、
悲しがってばかりいても、
不安がってばかりいても仕方ありません。
期待して待つ事と致しましょう。

さ、この日誌がお嬢様の元へ届く頃、
ティーサロンはアニバーサリー期間に入っているかと存じます。
今年で17周年を迎えました。
パチパチパチパチ

凄いものですね。
一つの空間が17年続くというのは。
幼稚園の年小さんがお酒を飲めるようになるまでの歳月ですって。
わたくし17年前って何をしていたのでしょう。
そう考えると1年目から仕えている先輩の使用人の偉大さを改めて感じます。

私なんてこちらで仕えさせて頂いてまだ3年?4年目に入ったところでしょうか。
一端の使用人ですが、まだまだ新参者でございますので、
大旦那様と、この空間を愛する全ての方へ申し上げさせて下さいませ。
お屋敷17周年、おめでとうございます。

これからもこの空間が続きますよう、
そして続くこの空間を使用人として守り続けられますよう、
仕えてゆきたく存じます。

お嬢様。
今後とも優雅で素敵なひとときを
お過ごしくださいませ。

語り部

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様方。

香川でございます。

いよいよお花見シーズンということで、こころ華やぐ頃合いとなって参りましたがいかがお過ごしでしょうか。

近頃はマスクを強制されるシーンも少なくなり、各々のご判断に委ねられることになって参りました。
翻って考えますと、より自制心や責任もともなうということにもなりましょうか。

日付が変わればすべてが変わるということでもございませんが、全体としては落ち着きも見られるようになってきたという事でございましたら、大変喜ばしい事でもございましょう。
ただ、使用人たちはマスクともう少し付き合っていく必要もありそうですね。

さて、ティーサロンではアニバーサリー期間を迎えてございます。
一年一年状況は変わってございますが、お嬢様方とともにこの期間を迎えることが出来ることにあらためて感謝申し上げます。

香川もティーサロンにてお仕えを許されてから幾年月。
現在はお休みを頂戴しておりますが執事歌劇団の一員としてステージに立たせて頂く事もございました。

ステージというものは、何かしらいつもの自分ではないものとして存在する時間や場所であるようにも存じます。

想像力をふくらませる面白さ。

現実と非現実の狭間において五感を解き放っていく醍醐味。

ドラマティックセラピーというものがこの世には存在するのだそうですが、癒しというものに結びつくこともあるかもしれません。

少し話がそれましたが、、

執事喫茶スワロウテイル。
このティーサロンがお嬢様方にとって、日常の束縛から解放され、紅茶などとともにご自身を潤わせる場所でありますように。

そして使用人としてそのお手伝いができれば、これに勝る喜びはございません。

お嬢さまがお帰りになる場所を、使用人一同お守りしてまいりましょう。
お早いお帰りをお待ちしております。

17周年

椎名でございます。

早いもので、ティーサロンが開館してから、17年となりました。

私ども使用人たちが、この17年使用人であり続けることができましたのは、お嬢様がいらっしゃったからこそでございます。

改めて、この場をお借りして深く御礼申し上げます。

 

 

…こういった節目の時になると、自然と思い返すのは、17年前のティーサロンを開館したときのことでございます。

 

あの頃は、テーブル数も少なく、椅子の数も今の半分以下の20席程度でございました。

今は厨房として機能しております場所にサロンがあったのです。

 

そんな旧サロンが組み上がっていく姿から拝見して参りましたが、あの頃の記憶は、今でも鮮明に思い返すことができます。

とても昔の事のような、それでいてつい最近の出来事であったかのような不思議な感覚に包まれます。

それはきっと、今日に至るまでの日々がとても濃厚で充実した時間であったからに違いございません。

 

 

我々使用人にできる事は、決して多くはございません。

テーブルを整え、お嬢様のご帰宅を待ち、お帰りくださった際には、最大級の愛情を持ってお仕えをする。

ただ、それだけでございます。

しかし、このシンプルな務めこそ私どもの全てであり、17年間続けることのできた価値ある仕事でございます。

それはこれからも変わることのない我々の大切な大切な務めでございます。

 

移り変わる時代の中で、様々な変化に対応してきたティーサロンでございますが、この想いはこれからも変わることはないでしょう。

 

 

来年にはいよいよ18周年がやって参ります。

人として見るならば成人を迎える年齢でございます。

そんなさらなる節目を目標として、これからも私どもスワロウテイルは、お嬢様の笑顔のため尽くして参ります。

 

どうかこれからも、お屋敷を愛して下さいませ。

お嬢様のご帰宅を心よりお待ち申しあげます。

動物

毎年更新される花粉の飛散量、そろそろ悲惨量に書き換えるべきかと思いますが、きっと国語学者の先生方には取り合っていただけないことでしょう。

お嬢様はいかがお過ごしですか。

伊織でございます

 

動物を飼いたいと思い、早一年が経ちました。

タイミングだったり何だったりと、いまだにお迎えする機会に恵まれておりません。

どうせなら寒い最中ではなく、あたたかい季節のうちが好ましいだろうか、なんて考えておりますが、果たして今年は叶えることができますでしょうか。

前向きに過ごしていきたいと思います。