第十六回フットマンティーの魅力

厳しい冬の寒さも終わりを告げ、春の息吹を感じます今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?お嬢様、お坊っちゃま。

紅茶係の白川でございます。

暖かな陽射しを浴びながらお庭でティータイムなどいかがでございますか?

今日はどんな素敵な紅茶にいたしましょう?

 

 

それでは第十六回フットマンティーの魅力の幕開けでございます。

 

それはどの様な紅茶でございますか?

 

「それは独特な香りの、世界最古の紅茶でございます。」

 

独特な香りに世界最古。

聡明なお嬢様、お坊っちゃまはもうお分かりかもしれませんね。

本日は、ティーサロンではフットマン、BAR BLUE MOONではバーテンダーとして務めます山岡の〝クラウディア〟の魅力に迫ります!

 

 

山岡の紅茶クラウディアは〝ラプサンスーチョン〟を使用した紅茶でございます。

ラプサンスーチョン……それは中国で誕生し、世界最古とも言われる紅茶。

茶葉を松の葉や薪で燃やして燻し、独特な薫香をまとっております。

その独特な香りは海を渡り、時のイギリス首相チャールズ・グレイを魅了します。

チャールズは自身でもこの素晴らしい香りを再現出来ないかと誕生しましたのが、ベルガモットの香りを着香しました〝アールグレイ〟でございます。

当ティーサロンで提供しておりますアールグレイ〝チャールズ〟はこのエピソードから名付けております。(隈川に教えていただきました。)

その香りはスモーキーさを感じる薬品の様なウイスキーの様な。

そんな香りに魅了されたのがもう一人、山岡でございます。

山岡自身も飲食店に立ち寄った際に、ラプサンスーチョンがあれば必ず手にとる程のラプサンスーチョン好き。

他にもキームンなど、中国茶が好きな山岡は是非このラプサンスーチョンをフットマンティーにしたいと考えました。

ですが、そのまま出すのではなくアッサムと少量のクローブをブレンド。

これにより飲み口はマイルドに、香りにスパイシーさを加え、スープのような紅茶を目指しました。

クラウディアはスープの様な紅茶という事でお食事との取り合わせが良く、その刺激的な香りとは裏腹にスッキリとした飲み口でございます。

おすすめの召し上がり方でございますが、その香りを存分に楽しむためにはストレートのホットで。

山岡「意外とミルクも合うので是非お試しください。」との事でございます。

この世界最古の、長年イギリスで愛される紅茶を是非一度、ティーサロンにてご用命いただければと存じます。

 

 

ここでお知らせでございます。

山岡と共にブルームーンにてシェイカーを振るう西槙のロールケーキがギフトショップに登場でございます。

その名も〝スパっとキウイのスカッとロール〟

なんともユニークなネーミングですが見た目もユニーク。

まるで3月から旬を迎えるキウイを輪切りにしたかの様なロールケーキにはチョコを含ませたジェノワ、キウイの下にはさっぱりとしたヨーグルトムース、更にその下にはクレームブリュレを忍ばせました。

ヨーグルトとクレームブリュレという珍しい取り合わせがお食事後のデザートととして爽やかに軽く感じさせる西槙こだわりの一品でございます。

是非ギフトショップにてご覧いただけると幸いでございます。

 

 

クラウディアの名前の由来、それは山岡の好きな楽曲から…

 

山岡からのごあいさつでございます。

山岡「ブルームーンでは常時50種類以上のカクテルとノンアルコールもご用意してアルコールがあまり得意でないお嬢様のためにも最良のカクテルをお作りいたします。」

山岡「まだ足をお運びいただけていないお嬢様にも是非一度、お越しいただけたらと存じます。」

 

 

室内に響き渡るシェイカーの氷の音と共に〝クラウディア〟のお話をご一緒に。

 

 

次回はどのフットマンティーにいたしましょう?

それでは次回まで、

ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。