古谷でございます

薄紅もまもなく咲き始める頃

2年ほど経ちましたか
数ヶ月の間ティーサロンが閉館したあの時を思い出します

あの時から前に進んでいるのか。後ろに戻ってしまったのか。世間の報道だけではどうしても分からなくなってしまう事もございますが

巡る季節。満開の桜をみて思い浮かべることが決して閉塞感などではなく、諸手を挙げ皆で桜の木を囲む。そんな穏やかな光景を取り戻せる日が1日でもはやく訪れることを心より願います

副反応 vs. 花粉症

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

巷では流行り病のワクチンの三回目接種が進んでおりますが、私もご多分に漏れず執務の合間を縫って接種してまいりました。
「三回目は副反応が軽い」「いや三回目こそ本番」、様々な声を聞き、副反応に対しては十分な備えをしておりましたが、副反応ばかりに気を取られ肝心なことを失念しておりました。
そう、この時期の巷を騒がす見えない恐怖、現代社会に潜む闇、花粉症のことをすっかり忘れていたのです。
そもそもワクチン接種後に花粉症の薬を飲んで良いものか、本来の自分であれば調べていたのでしょうが、副反応に気を取られ全くの無防備で接種を終えてしまいました。
接種後の待機時間中は特に異常もなく、何も考えずに帰宅すると、涙と鼻水がすごいことになってきてしまいました。
副反応との因果関係は分かりませんが、今期一番ティッシュを消費したと断言できるほどの酷さです。
流れる涙と鼻水に耐えきれず、やむなく花粉症の内服薬を服用してみたものの、薬と身体が副反応を抑えることにリソースを割いているかのごとく、花粉症の症状は一向に抑えられません。
接種後12時時間後に注射痕の筋肉痛と37.7度の熱のピークを迎えましたが、副反応の辛さよりも何よりも、花粉症が辛くて辛くて……。
頭痛・筋肉痛・熱が辛いとは聞き及んでおりましたが、花粉症の方が辛いとは誰も教えてくれませんでした。
今からワクチン接種される花粉症の皆様、出来るならばこの時期は避けたほうがよろしいのではないかと存じます。
副反応よりも花粉症の方が辛い、花粉症が辛くて副反応を感じる余裕がない、ここにそう記しておきます。

春ですね。

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?

4月となりまして、春らしい陽気も続いております。
なにか、気持ちも浮き立って参ります。

春といえば、新たなるスタート。
そして、その景色には桜がつきもの。
と思っておりました。

おぼろな記憶をたどってみますと、司馬がいまだ少年の頃、4月のカレンダーの画像に用いられていたのは、満開の桜でございました。
入学式の記念写真も、花盛りの桜を背景に撮影をしていたような気がいたします。

昨今、環境も変わってまいりまして、桜の開花はどんどん早まり、いつしか三月の末となりまして、花吹雪は新生活の始まりを彩るものではなく、年度の締めくくりを象徴するようになってきたようでございます。
なにか、複雑な思いがいたしますね。

とはいえ、華やかな桜の景色を欠いたとしても、やはり春は春。
皆様方の中には、いろいろと新たな始まりを迎える方も多いことかと存じます。不慣れな環境に戸惑われておいでではないかと案じておりますが、新たなる生活に幸いが訪れんこと、切にお祈り申し上げます。

まあ、あまり肩に力を入れすぎずに、万が一、お疲れになった時は、どうぞ息抜きにスワロウテイルに足をお運びくださいませ。

のどかな春の陽気とともに、司馬はいつでもお待ち申し上げております。

日誌

桜も満開

佐々木でございます

花見の季節でございますね

伊織が美味しい紅茶、能見が美味しいワイン、時任が美味しいカクテル、香川が美味しい日本酒、シェフが美味しい料理、パテシェが美味しいデザート!

ご用意してございます♪

さて、
わたくしはライトアップされた桜を、お屋敷警備犬見習いチャムハムくんと眺めながら

散歩してきます

卯月

春光うららかな季節を迎え日ごとに暖かくなってまいりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

さてお嬢様、昨年ご好評いただいた「苺のタルト」を再びご用意することが叶いました。

名前を色々考えてみましたがシンプルに「苺のタルトver2」といたしました。

昨年のタルトよりサクサク感を増した生地の上にカスタードクリームと生クリームを使い、花びらに見立てた苺を飾り付けてございます。

昨年のタルトに比べても、より軽い食感とあっさりとした甘さの絶妙なバランスに仕上げておりますのでお食事後のデザートとしてもよろしいかと存じます。

是非お召し上がりくださいませ。

また、ご感想をお聞かせいただけたら幸いでございます。

 

さて、今月は燕の折り紙を作ってみました。

 

 

お気に召していただければ幸いでございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

D’OR

桜の花弁は何故五枚なのだろうと生命の神秘に思いを馳せておりました。

その科学的な根拠の新発見に、春の楽しみを見出した能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

我々が行った数々の悪戯を、まずはお嬢様に謝罪しなくてはなりません。

お屋敷や配信で使用人らしからぬ無礼を働き申し訳ございませんでした。

しかし誠に勝手ながらねがわくば来年も年に一度のエイプリルフールに、

お屋敷の使用人たちによる悪ふざけに付き合っていただけますと幸いです。

 

春になり四月から新しい年度を迎え、お勉強も心機一転でございますね。

お嬢様は新しい環境での社会勉強に奔走していらっしゃる最中でしょうか。

馬車の中での初々しいお嬢様やお坊ちゃまのスーツ姿を拝見いたしますと

応援したいと申しましょうか、エールを送りたいという気持ちになります。

 

年度初めは普段とは違う独特の緊張感もきっとございましょうから、

お疲れが出ましたらすぐにティーサロンへお戻りくださいませ。

どうかその未来が燦々たる太陽のように輝かしいものでありますように

私もお屋敷の片隅から切に祈っておりますね。

 

能見

チャールズ王とオークの樹

敬愛せしお嬢様へ

いよいよ暦も4月に入りまして、本格的な春の訪れも感じられる気候となりましたね。

新生活を始められる方も多いことでしょう。
志は高らかに。されど生活が変わるときはお体の調子を崩しやすいものですから、睡眠と食事にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

さて、そんな4月の始まりは同時にエイプリルフール。
嘘をついて良い日だとか、嘘をつくのは午前だけとか、諸説ある日でございます。

あまりに諸説ありすぎて、本当の発祥がどれなのかわかりゃしないものでございますが。

もっとも当家に近しい説はと考えますと、英国のチャールズ二世統治の時代まで遡っての逸話が相応しゅうございましょうか。

1651年。イングランド内戦に破れた王政派のチャールズ王は、議会派の兵に追われボスコベルの森へと逃げ込み身を隠しました。

かの地は敵兵に包囲され、絶体絶命の危機のなか。
わずかなチャールズ王の兵たちは、チャールズ王をひときわ大きなオークの樹の木陰に隠し

森の狩人の姿に身姿を変えて、
チャールズ王を探し居場所を訪ねてくる敵兵たちを
嘘まやかしで惑わせて、広大な森の中を迷わせ

ついに変装を見破られて敵兵の剣で脅されようとも
王が身を隠すオークの木のことは決して語らず
ついにチャールズ王は敵兵の追求を逃れて
数年後の王政復古の政変まで無事、生き延びることが出来たのです。

このときの忠実な王兵たちの
忠誠と、巧みな嘘を讃えて
チャールズ王が王政復古を成し遂げた記念日である「オークアップルデー」には
王が身を隠したオークの木の実を衣服に飾り
いくらでも嘘をつくことが許されるという催事が生まれたのです。

ただし、嘘の訂正と仲直りが義務付けられており
そのため、嘘をついて良いのは午前まで
午後は仲直りにつかうべきと定められたわけでございます。

 

さて。
そんな大法螺を並べてみましたが
考えてみればこの日誌がお嬢様がたの目に触れるのは夜のことでした。

とはいえ、ここまでが大嘘であるならば
午前しか嘘をついてはいけないと言うのも嘘なので、問題はございませんし。

意表をついてすべて真実であったなら、
そもそも嘘を言っていないわけでございますから
こちらも問題ございません。

嘘かまことか夢かうつつか

真偽はお嬢様のお心のうちでご判定くださいませ。

 

 

 

……心のうちでって言ってるでしょ。
サーチエンジンを開くのはお止めなさい。