二度あることは三度ある

ご機嫌麗しゅうございます。
環でございます。

お嬢様は同じ失敗を繰り返してしまうこと、ございませんか?

ちゃんと気をつけているのにも関わらずつい同じ所でミスを繰り返してしまうという現象でございます。

 

実は私、なぜか意識しない段差が苦手でございまして、同じところで何度も転びそうになっております。

本当に段差のないフラットな道なのですが、今年に入ってその場所でもう三度も転びかけております。

悔しいので測ってみたのですがその高さ、なんと4mmでございました。

不甲斐ない…。

意識して歩くには大したことない、でも意識しないとふとした時に転んでしまう。

なんとも言えない絶妙な匙加減でございます。

 

その道は他の使用人もよく通る道でございまして、私が転びかける姿を見かけた方もいるかもしれませんね。

全く恥ずかしい限りでございます。

プライドのためにも、もう少し気をつけてその場所は歩きたいと思います。

 

お嬢様もふとした段差と気を抜かず、十分にお気をつけくださいませ。

それでは。

嬉しいお誘い

6月13日はロイミの日。
という事で、ロイヤルミルクティーをエクストラティーとしてご用意させていただきます。

以前は「キングダム」というロイヤルミルクティーのメニューがございまして、そちらの作り方を研究したものでございます。

今回はロイヤルミルクティーの名人と呼ばれた金澤執事から「一度リリスを使ったロイヤルミルクティーを作ってみたかったのですが、ご一緒いかがですか?」とお誘いを頂きました。

そして、お給仕の合間に試飲を重ね秀逸なバランスの作品が完成致しました。

甘すぎず重たすぎず、かつ繊細な味わいがお楽しみ頂けると思います。

何よりも大好きな金澤執事に誘って頂けた事が嬉しゅうございました。

季節柄今回はアイスティーでご用意させていただきます。

是非ご期待くださいませ。

日誌

お嬢様、お坊ちゃま、
ご機嫌麗しゅうございます。
加藤でございます。

一目惚れ

という言葉を使うには大げさでしょうか。
私がティーサロンでお給仕を始めてからとあるティーカップに目を惹かれました。
ニッコー「アンブロシア」でございます。

一目で分かるなめらかな質感と透光性、白と青の組み合わせに可愛らしい葡萄のデザイン。
そして少しだけ楕円形のソーサー。

私にとってのアンブロシアは例えるのであれば
野球で言えばホームラン
ディナーで言えばメインディッシュ
遊具で言うところのブランコでございます。

分かりやすく気に入ったわけでございますが、実はこのアンブロシア、廃盤品でございます。
自室に用意したいところではございますが古今東西探せどやはり廃盤品ということで中々見つからず……

本当に残念ではございますが当面の間は諦めることにして、代わりに新しいティーカップを手に入れることに致しました。

新しく手に入れたティーカップはノリタケの「アルマンド」でございます。

とはいってもアンブロシアを諦めたわけではございませんからまた次の休暇にでも出かけることに致します。

記念すべきアルマンドでの最初の一杯。
先日偶然お屋敷で居合わせた蓮見から日本の紅茶、和紅茶を頂きましたので、早速淹れまして記念に写真を撮りました。

和紅茶の感想につきましても直接お話しできれば幸いでございます。

ちなみにの話ではございますがお屋敷にいた使用人に「遊具といえばなんでしょうか」と手当たり次第聞いたところ、すべり台、ブランコ、ジャングルジムの3派閥にわかれたことも併せてご報告致します。

お嬢様、おぼっちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。室井です。

今年も梅雨の時期がやってまいりましたね。
毎年この時期は湿度が高くじめじめとしていて少し不快な季節ではございますが、日本には古来より雨を表現する言葉が400種類以上もあると言われています。

今回はその中から春夏秋冬それぞれの季節で私のお気に入りの雨を紹介させて頂きたいと思います。


発火雨:はっかう:24節気の「清明」の頃(4月上旬)にやわらかく静かに降る雨。「桃花(とうか)の雨」「杏花雨(きょうかう)」とも呼ばれます。桃の花に降る雨が、遠目では火を発しているように見えることが語源とも言われています。


酒涙雨:さいるいう:七夕に降る雨のこと。雨で会えなくなった織姫と彦星が流す涙と伝えられています。


伊勢清めの雨:いせのきよめのあめ:宮中行事の神嘗祭が執り行われる、陰暦9月17日の翌日に、祭祀の後を清める雨。


月時雨:つきしぐれ:月明かりの中の時雨。物語や絵画の中のような風流な景色。

同じような雨の降り方でも季節によって呼び方が異なります。
憂鬱な気分になりがちな雨の日ですが、雨の多い日本特有の情緒を感じながら少しでも楽しく過ごして参りましょう。

室井

どちらもいよいよ・・・

椎名でございます。

暖かな陽気と、寒さが入り混じる5月でございましたが、体調など崩してはいらっしゃいませんでしょうか。

 

さて現在、執事歌劇団の稽古に励んでいるところではございますが、

本番も近づきメンバーの熱量もますます増しております。

 

通し稽古を繰り返すたびに着実に良くなっていると感じれる日々は本当に充実してございます。

 

何度か申し上げておりますが、私も5年ぶりの歌劇団芝居という事で、初めは手探りで始めたわけでござますが、あの頃の感覚も思い出しつつ、お芝居を楽しんでございます。

 

脚本をよく理解し、演出の意図を推し量るのはもちろんの事

相手のセリフを受け、己の心におこる感情を大切にし、それを”芝居”へと昇華する。

現役時代は絶えず当たり前のように繰り返してきた作業ですら、新鮮に感じてございます。

 

意気込みは十分!

ぜひお嬢様に楽しんで頂ける様、取り組んでまいります。

会場にてお待ち申し上げます。

 

さて、6月になりますと私のご用意いたしました梅酒もいよいよお嬢様にお届けできる運びとなりました。

 

今回は香川に選んでもらった米焼酎「ごうじょっぱり」をベースに100年以上の歴史ある梅農家より取り寄せた大玉の南高梅を贅沢に使用しご用意いたしました。

 

1年たっぷり漬け込みましたので、程よく熟成した鋭くもまろやかなお味をご堪能頂けることと存じます。

 

今年は、氷砂糖で仕込んだものと黒糖で仕込んだものの2種ご用意してございます。

 

是非とも飲み比べつつお楽しみ頂けますと幸いです。

 

それでは。

宝塚歌劇雪組 夢介千両みやげ

今の暗い世の中で本当に楽しい山手樹一郎の夢介千両みやげ。ものすごい悪人が出ない物語です。

桜満開の東海道を股旅、三度笠姿の夢介という若者がのんびり江戸へと向かうところから物語が展開します。

夢介は小田原の庄屋の息子で、父親から千両をもらい道楽修行へ出かける途中、旅姿の女に声をかけられます。
悪い男につけられているため、今夜だけ一緒に泊まってもらえないかとの頼みに、これも道楽修行の一つと、女と宿場を同じくするのでしたが、その女はオランダお銀と呼ばれる名うてのすりで、田舎者の夢介を狙ったのでした。

翌日金を盗まれたことを知った夢介は、怒るどころか百両をお銀に渡してしまいます。
夢介の朴訥で底抜けな優しさに触れたお吟は一目ぼれ。江戸に付いた夢介は世話を焼くお吟と同棲生活を始めます。

そこに飛脚問屋の伊勢屋の若旦那に遊びを教えてもらい…。

今作品は雪組の大劇場での2作品めの公演で、夢介は彩風咲奈、相手役のお銀は朝月希和。とてもとても楽しいミュージカルです。
彩風のすっとぼけた表情がまた素敵です。努力した感じが伝わってきます。
お吟の朝月希和は堂々としています。2020年に「マスカレード・ホテル」では捜査のためホテルに潜入する主人公の刑事と信頼関係で結ばれてゆくホテルマンの役を的確に演じ楽しませてくれたのを思い出します。

このような二人のトップの雪組が次回にはどんな表情を見せてくれるのか期待です。
兎に角このミュージカルは嫌な日々を吹き飛ばしてくれる楽しい芝居です。
東京宝塚劇場で6月12日まで上演されています。
是非是非ご覧になりまして、楽しいひと時をご自分の物にして下さいませ。

それでは本日はこのあたりで失礼します。

藤堂でした。

アブサンとアーティスト

敬愛せしお嬢様へ

気候の安定せぬ日々が続きながらも、お昼は暖かく過ごしやすくなって参りましたね。
新緑に包まれてのお散歩などもよろしゅうございますが、
陽が落ちてからはまだ肌寒うございますから、お上着はどうかお忘れなくお持ちくださいませ。

さて。
私めも合間の時間などは街の散策をして世の趨勢を眺めることも多うございますが
いつもの散歩コースでずっと気になっていた場所がございまして
馴染みの問屋街にそっと門戸を開いておりますほんの数人座れるだけの、アブサンを主に扱う露店めいた小さなバーがございまして

ある日のお散歩の途中、まだ時間も夕刻に近かったせいか、他にお客様の姿もない様子でしたので、意を決してお邪魔して参りました。

アブサンと申しますのは東欧や北欧でも愛されております薬草酒でございまして、ニガヨモギを主に用いました、独特の爽やかさと甘みを持つリキュールでございます。
角砂糖に浸しまして着火して香りを引き出してから、冷水やソーダで割って飲むなど、風味や香りを繊細に引き出した品が多く、個人的にも興味深いお酒でございましたが、
なかなか癖があるお味でもあり、愛好者は限られるこのお酒の専門店が在ろうとは思ってもおりませんでした。


さまざまな器具やアブサンだけで棚が埋まるのかと驚くボトルボードに目を奪われながらも、数種類のアブサンを試飲させて頂き大変勉強になりました。

そして最後にお出しいただいた品は、かのロックアーティスト・Marilyn Manson氏が監修したというコラボレーションの品でございました。

当家でも以前、日本のアーティスト・Yoshiki氏が監修したワインをお出ししたことがあるように、アーティストの方がワインやリキュールをプロデュースすることは近年多うございますし、
アブサンなどの薬草種は古くは名画家パブロ・ピカソ氏やシェースクピア卿の時代からアーティストたちに愛される傾向にございましたので、アーティストのお酒と言うのは珍しくございませんが。先鋭的なアーティストのMarilyn氏と伝統的なアブサンの取り合わせは何事かと、どんな破壊的な香りが楽しめるのか恐る恐る、グラスに注がれた一杯を頂戴してみました。

身構えたのが失礼に感じるほど、繊細で優雅な。
爽やかな緑の香りと滑らかさを感じる良き品でございました。
アグレッシブなアーティストの内心にある繊細な感性を感じ取れたような、とても不思議な気持ちでございました。

時間帯が早かったこともあり、来客はまだ私一人でございましたので
店主殿に許可を戴き、Marilyn Manson氏の楽曲を聴きながら飲んでみたらより世界観を感じられるのではないかと、イヤホンを装着し、彼の曲を検索して試してみました。

 

 

全く全然これっぽっちも、雰囲気に合いませんでした。