寒中見舞申し上げます。

寒中見舞申し上げます。
お嬢様ならびに旦那様方々におかれましては,昨年の初開館より一方ならぬご愛顧を賜り,誠にありがとうございます。

本年も相変わりませず,よろしくお願い申し上げます。

 さきほど,2月からご提供させて頂くお品物のご案内を掲載致しました。私と致しましては年の瀬も新年も,心身ともにまったく感じ取れない日々でございました。年始のご挨拶どころか,すでに1月も半ばを過ぎているところに驚きを禁じ得ません。
 こうして時間,曜日,月,季節の感覚が順を追って失われてゆくと,やがては年の感覚も失われてゆくのでしょうか。永遠の16才とか。いいですね永遠の16才。いや,社会生活上は20才のほうが都合も良いかな。今後は永遠の20才を目指して邁進することに致しますので,よろしくお願い致します。

 振り返ると,当館の執務に就いてから1年以上が過ぎておりました。変わったこと,変わっていないこと,たくさんあります。こと公式サイト上において変わっていないことの大半は,私の力が及ばないがゆえのことです。申し訳ございません。今後も一つずつ確実に,皆様のお屋敷ライフを充実したものに出来るよう,努力してまいります。

 ついでと言ってはナンですが,もう一つ振り返ってみました。メールの件数が肥大化したために用意した,昨年6月からの執務専用メールボックスです。ご予約確認など自動化したもの以外,すべてを収めたメールボックスなのですが,その「送信済み」というフォルダの中には,

7000通ものメールが収められていました。

誰ですか? こんなにメールを書いたのは。とても,プライベートでは年賀状を書かず,ここ数年は届く年賀状も0通で,今年は「あけおめ」の4文字だけで構成された合理的なメールが1通届いただけの,義理を欠くのが人生最大の信条であるような,私の所業とは思えません(読みづらくてごめんなさい)。
 きっと私の意識がアストラル界の遥か遠方へ旅立っている間に,文豪の守護霊様(老練の執事)が降臨なさったのでしょう。ありがたいことです。できれば一度に3,4人で降りてきて頂けましたら恐悦至極に存じます。

それではそろそろ,アストラル界に旅立ちます。
末筆ながら,本年もよろしくお願い申し上げます。