お嬢様、お坊ちゃま
ご機嫌麗しゅうございます。
この日誌をしたためている今日、
桜は綺麗に咲き誇ってございます。
お嬢様の元へこの日誌が届く頃には、
もしかしたらもう散り始めているかもしれません。
儚いものでございますね。
山岡でございます。
お嬢様とは違う桜を眺めていても、
同じ季節を感じ、
同じ空の下に居ると思うと、
とても光栄でございます。
私がこの桜を見て感じる事と、
お嬢様が桜を見て感じていらっしゃる事が、
同じであったとしたら尚、
この上ない幸せでございます。
お嬢様の春の思い出話も、
沢山聞かせて下さいませね。
変わらずティーサロンにて、
お待ちしてございます。
山岡