また新たに

司馬でございます。皆様、お変わりございませんか?


なんと、二か月にもおよんだティーサロンのお休みも、ようやくおしまいでございます。
執事の任を仰せつかってから、このように長い間、お顔を拝見していないのは初めてのことでございました。難を避けてのご別宅でのお暮しは、いかがでございましたか?ご無事でいらしたのなら、本当になによりとお慶び申し上げます。


さて、お嬢様方。茶人・千利休が後世に伝えた「利休百首」というものをご存知でしょうか?茶道の心得を簡潔、かつ具体的に百の道歌に仕立てたものでございます。
司馬がこれを知ったのは、ずいぶん前の話、少しばかり茶道を習っていた時のことでございます。


その一首目は、“―その道に入らんと思ふ心こそ 我身ながらの師匠なりけれ”
でございます。
人は、なんらかの技を身に着けようとするとき、その人なりの理想の姿を抱くもの。その技とは、習い事であったり、趣味であったり、あるいは職業であるかもしれません。そして、初心の理想に近づくため、修練を重ねていくものでございます。もし、学びの過程において、ためらいやあきらめが生まれたなら、その道を始めようとしたときに抱いた理想こそ、邪念を払ってくれる指標となるのではないか。
と、これは私なりの勝手な解釈でございます。


わが身を振りかえりますと、大旦那様から執事を仰せつかった時に夢見た姿に近づけているか?見識、立ち居振る舞い、心構えなど、まだまだと赤面する思いでございます。


長いお休みが空けて、ついにスワロウテイルも再出発でございます。自身が抱いた理想のため、ともに働く同僚のため、そして、なによりも、つねに使用人たちを思って下さるお嬢様方のため。司馬も、新たなる心でお仕えいたしたいと決意いたしております。どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

では、ティーサロンでの再会を楽しみにしております。
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