隠し味

時間というものはいつも思ってる以上に早く過ぎていきます。
そんなことを思いながらまた回鍋肉を作っておりました。
最近は中華が好きです。
櫛方でございます。

本当に月日は早いもので私もこのサロンに立たせていただいてから半年が経ちました。
私自身まだまだ未熟ながらもどんどんと後輩も増えているので、
ちゃんとした背中を見せられるよう、自身を見つめ直している次第でございます。
秋の夕暮れは少々センチメンタルにさせがちでございますね。


かつての清少納言は枕草子に四季を綴っておりました。
「春はあけぼの…」
「夏は夜…」
「秋は夕暮れ…」
「冬はつとめて…」
どれもその季節はどの時間が一番趣深いのかというものでございますが、
今改めて読み直してみると全くもってその通りに感じます。
古典の勉強は苦手でございましたが、はるか昔から四季をこうも美しく捉えていたと考えると、
時間を飛び越えてとてもロマンが溢れますね。

お嬢様はどの季節が一番お好きでいらっしゃいますか?
私はこの秋が一番好きでございます。
スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋…
何かにつけて色々な秋が広がっておりますが、
やはり私は食欲の秋…!
食べることに大いなる幸せを感じる私にはこの上ない好環境…!
(涼しくて過ごしやすいのも大きなポイントでございますが)

…お腹が空いてまいりましたね。

などと言いながら完成した回鍋肉をこれから頂くといたしましょう。
料理を完成させるための最後に欠かせないスパイスを。
それは空腹でございます。
実りのある秋になりますように…

いただきます。
Filed under: 櫛方 — 22:00

暑いのはとても苦手でございます。
庭が濡れていて燕尾服だけそこに残っていましたら、
きっとそれは溶けた私でございます。
いかがお過ごしでございますか?
櫛方でございます。

やっと梅雨明けいたしましたね。
もっとカラッと夏らしい陽気になるのかなぁと思いきやまだ少しジメジメとしておりますね。
熱中症予防として塩タブレットは常備しておくことをおすすめ致します。
塩分は本当に大事…と、鹿野も口癖のように言っておりましたので。

さて、これからは夏らしい催し物も真っ盛りでございます。
夏の風物詩といえばお祭り。
お嬢様はお祭りはお好きでございますか?
各地で行われる伝統的なお祭りに赴くのが、実は私とても好きでございます。
(人混みは苦手でございますが…)
水風船に狐のお面、浴衣の片手にりんご飴。
かすかに聞こえる音頭の旋律、合わせて揺れる赤い提灯。
どこを切り取っても私の心をくすぐってまいります。
それこそ御輿を担いだことはまだございませんが、
(道中配られるお菓子やパンを目当てに)幼い頃は山車などを引っ張っていたのを今でも覚えております。

お祭りの屋台もとても魅力的でございますよね。
今考えると昔は、射的や宝くじやスーパーボールすくいなどで"遊ぶ祭り"でしたが、
体が大きくなるにつれ、だんだん"食べる祭り"になっていく現象の名前は一体何なんでしょうか。
これが"大人の階段"というものなのでしょうか?

そういうお祭りの思い出一つ一つが心の奥底に根付いているせいか、
和風なものにとても心惹かれてしまいます。
もしかしたら昔ながらの「ぱあていぴいぽう」なのかもしれませんね。
てやんでい。
Filed under: 櫛方 — 22:00

1つの形

気がついたら夏らしく暑い日々が続いておりますね。
いかがお過ごしでございますか?
私は最近フライドポテトの沼にはまっております。
櫛方でございます。

私事の急なご報告ではございますが、
先日、ティーアドバイザーの資格を取得致しました。
お屋敷の門を叩いてお給仕を許されて早数ヶ月、
沢山の紅茶に囲まれながら過ごす日々。
私も自分で紅茶を作ってみたいなぁ、と思い密かに勉強しておりました。
いつか私のブレンドした紅茶…完成したその暁には、
是非お嬢様にお召し上がり頂きたいなあ、と思っております。
描いている理想のものに近づけるため一つ一つ確かめながら、
浅葱にコロッケを差し入れしつつ助言をいただく日々が続きそうでございます。

ちなみにそのティーアドバイザーの資格を取得した証明であるバッジ。
デザインが変わったようで…
新しいバッジをご覧になった偉大なる先輩方の反応が、
「交換してほしい」
「かっこいい」
「一回付け替えてみない?」
「交換しない?」
なにかにつけて交換してこようとするので、
もう少しこの余韻に浸らせていただきたいです。

櫛方
Filed under: 櫛方 — 22:00

羽音

湿気にやられております。
櫛方でございます。

つい先程から私は一匹の蚊と格闘しております。
少々季節外れにも関わらず、どこからか飛んできて目の前を一瞬通り過ぎた、
ただそれだけでこうも簡単に心が揺さぶられてしまいます。
「刺されるの嫌だなあ」
私は敵に囲まれた一人の兵士のような、カンフーの構えにもとれる動きをしながら、
見えない敵との戦いの最中、少々昔の出来事を思い出しておりました。

(more...)
Filed under: 櫛方 — 22:00

あの春の雲を

春らしさを感じる暖かな日差しの入る使用人寮の窓際から失礼致します。
つい先日、実家から大量の新鮮な卵と共に「春だから」と不可解な文章が寮に届きました。
どうみても消費しきれません。
櫛方でございます。

もとより食べることが大好きな私でございますが、
今回はその卵を使いまして、料理研究の一環としてこのような料理を作らせていただきました。

遠目で見ると一見普通の目玉焼きですが…
ふわっふわ仕様の目玉焼きでございます。

せっかくですので、簡単ではございますが作り方を。

(more...)
Filed under: 櫛方 — 22:00

思いふける雨降る窓際

お帰りなさいませ、お嬢様。

使用人寮の一室の窓際から失礼いたします。

櫛方でございます。


さて、もう今年も3月になってしまいましたね。

私もティーサロンに立つのをお許しいただいてから早1ヶ月が経ちました。

いやはやなんとも月日というものはいつ考えても過ぎるのが早いなぁ…と、

しんしんと雨降るお屋敷の庭園を、窓際から眺めつつ考えておりました。


お嬢様は雨はお好きでいらっしゃいますか。


雨の音は聞いているとどこか、心が落ち着くような気がいたします。

暖炉の火を延々と見続けられるようなものに近いかもしれません。


雨が降ると湿気が増えてしまいます。

それと共に、天然由来の私のくせっ毛がうねりが増してしまいます。

まるで髪の束がそれぞれ意識を持ったかのように、各々うねりたい方向に、まるで毒蛇の頭を持つメドゥーサの如くうねりを増していきます。

ああ、なんてくせっ毛とは面倒なものなのか…と、収拾がつかなくなった髪のまま庭園を眺めつつ物思いにふけております。

窓際のボサボサ頭でございます。


なあんて、はたから見れば感傷に浸っているようにも見えてしまいますが、

考えている事は大したことではなく、

メンマの原材料ってそういえばなんなんだろうな…とかそんな些細な疑問ばかりでございます。


私は雨を眺めるのはとても好きでございます。

雨の中歩くのは苦手でございますが、たまには外に出て雨を感じながら物思いにふけるのもよいかもしれませんね。


お嬢様は雨はお好きでいらっしゃいますか。

私はメンマの原材料が竹だとつい先程知りました。


櫛方
Filed under: 櫛方 — 14:00

芽吹く新芽のように

お帰りなさいませ、お嬢様。
お初にお目にかかります、櫛方と申します。
この度、大旦那様よりティーサロンでのお給仕を許されまして、先日よりお仕えしております。
まだまだ勉強の日々ではございますが一生懸命お仕え致します。
なのでどうか温かい目で見ていただければと存じます。

さて、初めての日誌なので簡単な自己紹介をさせていただきます。
いきなり私の最近の趣味から話すのはどうかと思いますが…
もとより食べることがとても好きでございまして、最近はお休みを頂いた際に街角にある精肉店のコロッケを食べ歩くのがとても楽しみでございます。
ああ、一口食べたときの衣のサクサク具合…
その後に広がるじゃがいもの本来の甘みとお肉の香ばしさたるや…
思い出すだけでお腹が空いてまいりますね。
また、動物が好きということもあり動物園にや水族館にも足を運ぶこともしばしば。
可愛らしいものを見ては癒やされるのも一つの楽しみにしています。
その他には音楽を聞いたり、コロッケを食べたり、料理を研究したり、コロッケを食べたりしております。
いずれ美味しい料理についてお話できればなと思っております。

まだまだ寒い日々は続くようで、つい先日では雪も降ってまいりましたね。
その中でも私は雪の下で芽吹くのを待つ新芽の如く、
いずれ大きな花を咲かせられるように誠心誠意お給仕に努めて参りたいと存じます。

それでは、お早いお帰りをお待ちしております。
寒暖差にやられ服選びに戸惑う櫛方でした。
Filed under: 櫛方 — 22:00