フルムーン

あれよあれよともうすぐ梅雨も近づいて参りました。
去年も湿気と格闘していたのを思い出しましたが、
これは癖毛を持つ私にとって毎年の通例儀式であり避けられない壁。
つまりは毎年この季節が来るたびに「もうこんな季節か」と、振り返っているという事でございますね。
改めて言葉を認めましょう。湿気は大嫌いです。
櫛方でございます。



いよいよ長い暇も明け、少しずつ失った時間を取り戻しているような感覚にございます。
それほどあの空間での時間やその全てが私の中でも大きな存在になっているのを肌で感じられました。
初心に帰る機会でございます。より精進して参りたいと存じます。

そんな少しばかり緊張の日々の最中ではございますが、
この六月にエクストラティーを柑橘マイスター平山とご提供させて頂きます。
実は先月にご提供させて頂くつもりでしたが…この世相でございますので、
一月遅れてのエクストラ、よろしければ是非お試し下さいませ。

「月見不月ニ金色ノ矜持」

ツキミズヅキニコンジキノキョウジ。


高垣君「これは何かの技名ですか?」

違います。
五月は和風月名では「皐月」と呼ばれますが、五月雨で月が見えづらくなるという事にかけて「月見不月(ツキミズヅキ)」とも呼ばれるそうです。
それであるならば私達が大好きな柑橘をお使いして「月」を創り出そうというコンセプトでございます。

浅葱さん「何かの技の名前?」

違います。
六月は六月でまた梅雨で月が見えづらくなる事もございましょう。

平山さん「何かの技名みたいだよね」

あれ、一緒に考えましたよね平山さん。
なにはともあれ、お楽しみにしていただければと存じます。


さて、これからもより一層、お嬢様方にお楽しみいただけるよう邁進して参ります。
それではティーサロンにて、お待ちしております。
Filed under: 櫛方 — 22:00

振り回される日

いかがお過ごしでございますか?お嬢様、お坊ちゃま。
体調など崩しておりませんでしょうか。

私はこの時間をなんとか活かそうと、
コーヒーゼリーを作ったり様々な紅茶を淹れたり、
普段できないような場所の掃除や苦手な断捨離、
日々それなりにそれとなく生きております。

物が少なくなると本当に欲しい物が見えてまいります。
幅広の中華鍋が今一番欲しいです。
櫛方でございます。


必要最低限の買いだめをしてそこから籠もるとなると、
それはもう質素に料理をする他ないのですが、
時間があるのならば…と、あれやこれやと贅沢な料理をイメージしては、
結局の所、出来上がるのはいつも炒飯でございます。

濃厚なデミグラスのかかったチーズインハンバーグをいっぱい頂きたい…。
魚介たっぷりの少し辛味の効いたペスカトーレを頂きたい…。
いつか「炒飯」ではなく本格的な「イタ飯」をまたちゃんと料理したいものです。


なんて思いながら、ふと考える時があります。
この長い暇の間にどこか自分は変われたのか?

そう考えると「パラパラの炒飯を作れるようになった」としか答えられないのではないか…
いよいよ「中華料理人のリュウさん」というもう一人の私の影が強まったのではないか…
強いて言うならば苦手な断捨離が出来たくらいなのではないか…

ならば私のレパートリーの幅を増やすべくお菓子でも作ろうと思い、
小麦粉とバターを探しに買い溜めの日に狙って探しに行きましたが、
どちらも棚にございません。見事に野望は打ち砕かれました。

やっとマスクを細々と手に入れたというのに、今度は小麦粉とバターが手に入りません。
仕方がないので脂肪分多めの生クリームを買って、シェイカーでひたすら振ってクロテッドクリームを作りました。
そのまま振り続けてバターでも作ろうかと思いましたが、小麦粉はございませんし何も作れません。
そもそもなんで生クリームを振っているのか自分でも途中から分からなくなっていたのは内緒にしておきます。


非常に濃厚で美味しいクロテッドクリームでございました。
今日はこのクリームを使って少し贅沢に、オムレツでも作るといたします。
Filed under: 櫛方 — 12:00

無我夢中

睡眠欲にはすぐ負けます。
櫛方でございます。


夢をよく見ます。
内容はその日様々ではありますが、鮮明に覚えているものもあれば、忘れてしまう事もしばしば。
脳が活性しているレム睡眠の際に見る事が多いと言われておりますが、ノンレム睡眠の時にも夢を見ているそうです。
ただやはり、鮮明な夢を見やすいのがレム睡眠なのでそこから「夢を見る=レム睡眠」と結びついたとの事でございます。

その日1日の記憶の整理を脳がしていて、それが夢として現れるというのは聞いたことが有るかもしれません。
夢は未だに研究が続けられる不思議なもの。

明晰夢というのはご存知でいらっしゃいますでしょうか。
自身で「夢と認識しながら見る夢」の事でございますが、これを極めると夢の中で自身の思い通りに夢を操作する事が出来るそうですが…

意識しすぎると夢から抜け出せなくなるという事もあるらしいのでお気を付け下さいませ。
私は1回ほど抜け出せなくなりました。

夢の中で夢を見る「夢中夢」というのもありますが、いよいよ「夢」という字がゲシュタルト崩壊を起こしてきているので、そろそろ横になりたいと思います。
Filed under: 櫛方 — 23:00

廻り巡る

やはり花粉に苛まれております。
櫛方でございます。

実はこう見えて浮世絵が好きです。





と言う事でございまして、少し前になるのですが楽しみにしておりました「大浮世絵展」を観に、少々お屋敷から離れまして江戸東京博物館に足を運ばせて頂きました。

これはなんとも胸が熱くなる…


<!…以下追記…>


どの浮世絵師も好みではございますが、今回は特に敬愛する葛飾北斎、そして歌川国芳の絵を間近で拝見できるチャンスにございました。

もとより絵画は好きでございましたが、前に開催されておりました「国芳・国貞展」にてより深く心を射抜かれて以来、浮世絵の魅力に取り憑かれてつい追いかけてしまいます。


率直な感想を申し上げますと…

非常に濃くて浮世絵の魅力、そして歴史に深く浸かれる展覧会でございました。
非常に。


深い内容になりますが有名なものでいうと北斎の

富嶽三十六景「凱風快晴」(通称:赤富士)
同じく三十六景「神奈川沖浪裏」
はやはり実物はとても迫力がありました。
とても繊細、それでいて美しい色使い。
語彙力を奪われる程の景色がそこにございました。

その中でも
富嶽三十六景「五百らかん寺さゞゐどう」
諸国滝巡り「木曽路ノ奥阿弥陀ヶ滝」
がとても美しくて個人的に印象に残りました。
平面で有る故の表現方法、技法もさることながら、
全てが纏まっておりただただ感動いたしました。
これが「ジャポニズム」の真髄…!

うっとり…

他には写楽の「大谷鬼次」を初めて生で拝見させて頂いたのが非常に嬉しく、
国芳の「相馬の古内裏」(に描かれた「がしゃどくろ」)が観れなかったのが少々残念ではございましたが、
歌川広重の「東海道五十三次」を真似て描かれた「猫飼好五十三疋(みゃうかいこうごじゅうさんびき)」
東海道の道の駅の名をもじり猫で描いたこの絵にとても癒されました。

稀代の猫好きと謳われた国芳が描く猫はとても可愛く、眺めてるだけでほんわかします。
その猫の中からランダムで当たるキーホルダーを買ったところ、
東海道の「草津」を模した「こたつ」猫が当たりました。
ありがとうございます家宝にします。


浮世絵に歴史あり。
伝統は廻り巡り、そして受け継がれていきます。
14周年を迎えるこのティーサロンにてこの今、
長い時を紡ぎながら一つ一つ歴史を作り上げているこの瞬間に、
立たせて頂けているということを噛み締め多大なる感謝を。
Filed under: 櫛方 — 22:00

個性的な燕達

寒さの中にもほんの少し春に向けた暖かさを感じるようになりました。
きたる花粉に恐々としております。
櫛方でございます。

世は甘い香りのチョコレートに囲まれる季節。
お嬢様方はチョコはお好きでいらっしゃいますか?
甘いのも勿論、時にはビターなものもよろしいですよね。


そんなとある日―――

寮の一室で浅葱さんと何か美味しいお菓子を思案していた所、
あとからやってきた高垣君に「ちょっとついてきてほしいんですが」と言われるがままついていったら、
そのまま二人、裏山に連れてかれました。
一体何をされるのか…


(more...)
Filed under: 櫛方 — 22:00

明ける年

明けましておめでとうございます。
お嬢様、お坊っちゃま。

今年の汚れは今年の内にやはり落とせませんでした。
櫛方でございます。


昨年の2月にサロンに立たせて頂いたのを考えると、
もうすぐこちらに立って1年が経とうとしております。

年々時の経つスピードが速くなっているのはそれ程充実している日々を過ごさせて頂いているという事でしょう。

今年も充実した一年になりますように。

大吉を引けたらいいなぁ。



(more...)
Filed under: 櫛方 — 22:00

音楽は想いを乗せて

もう年の瀬でございますね。
いかがお過ごしでございますか?
断捨離が苦手です。
櫛方でございます。


寒い冬を彩るのは赤や緑のクリスマスカラー。
そして、ふさわしい音楽。
今年のミュージックサロンはいかがでしたでしょうか。

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Filed under: 櫛方 — 22:00

大きな器

もう末端冷え性に悩まされる時期になってまいりました。
いかがお過ごしでございますか?
寒いのも苦手でございます。
櫛方でございます。

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Filed under: 櫛方 — 22:00

トリック

スイーツを頂くと、もれなく幸せになります。
櫛方でございます。

(more...)
Filed under: 櫛方 — 22:00

隠し味

時間というものはいつも思ってる以上に早く過ぎていきます。
そんなことを思いながらまた回鍋肉を作っておりました。
最近は中華が好きです。
櫛方でございます。

本当に月日は早いもので私もこのサロンに立たせていただいてから半年が経ちました。
私自身まだまだ未熟ながらもどんどんと後輩も増えているので、
ちゃんとした背中を見せられるよう、自身を見つめ直している次第でございます。
秋の夕暮れは少々センチメンタルにさせがちでございますね。


かつての清少納言は枕草子に四季を綴っておりました。
「春はあけぼの…」
「夏は夜…」
「秋は夕暮れ…」
「冬はつとめて…」
どれもその季節はどの時間が一番趣深いのかというものでございますが、
今改めて読み直してみると全くもってその通りに感じます。
古典の勉強は苦手でございましたが、はるか昔から四季をこうも美しく捉えていたと考えると、
時間を飛び越えてとてもロマンが溢れますね。

お嬢様はどの季節が一番お好きでいらっしゃいますか?
私はこの秋が一番好きでございます。
スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋…
何かにつけて色々な秋が広がっておりますが、
やはり私は食欲の秋…!
食べることに大いなる幸せを感じる私にはこの上ない好環境…!
(涼しくて過ごしやすいのも大きなポイントでございますが)

…お腹が空いてまいりましたね。

などと言いながら完成した回鍋肉をこれから頂くといたしましょう。
料理を完成させるための最後に欠かせないスパイスを。
それは空腹でございます。
実りのある秋になりますように…

いただきます。
Filed under: 櫛方 — 22:00