アマビエ



敬愛せしお嬢様へ

御身いかがお過ごしでございましょうか。
世に悪い風邪が流行り、お出掛けもままならぬとまりますと、お体の調子崩されぬか心配でなりません。

日頃爺やが申しておりますように、
毎日の決まった時間と、わずかでもお出掛けのあとなどには、手洗いうがいをしっかりとなさってくださいませ。

手洗いは指先や手首までしっかりと。
石鹸をつけて洗いながら、お好きな歌を二番まで歌うぐらい時間をかけてくださいませ。

うがいはお口のなかをクチュクチュ、喉をガラガラと二種類のうがいを。
6回はうがいしませんと、お口のなかでバイキンを転がしてるだけになりますから、しっかり6回うがいしてくださいませ。

暫しの休館をいただき、使用人たちも寂しくしておりますが、ぜひとも休館が明けましたら、いつもの太陽のような笑顔を使用人たちにお見せくださいませ。
ご健勝であられることを祈り、お会いできる日を使用人一同お待ちしております。

Filed under: 時任 — 22:00

14年の月日に感謝を

敬愛せしお嬢様、お坊ちゃまへ。
御威光の御陰をもちまして、当館も無事に14周年を迎える事が叶いました。

この御恩に報いれますように、使用人一同、常に研鑽を重ね
Swallowtailの使用人であることを、銀の蝶を胸に抱いていることを誇り、
それに恥じぬお仕えが出来ますよう尽くしてまいります。


14年の年月の中には、本当に様々な事があり、実に様々な使用人達もおりました。
私も名を知らぬ先達たちが築き上げたものを、現在も引継ぎ護れているかと申しますと
移り行く世の流れ、変わりゆく人の波、お求め頂くもの、お届けできるものの移ろいの中、
きっと似て異なる何かになっておりましょうし、
数年の先にはまた同じことを思っている事でございましょう。


それでも、我々使用人は、お嬢様お坊ちゃまの笑顔が何より大切であることと、
此処が、お嬢様お坊ちゃまのおうちである事は、変わる事ございません。

お嬢様・お坊ちゃまが、いつか奥様・旦那様となられても、それだけは変わることなく、
フットマンだった誰かが執事になっていたり、執事だった誰かが爺やと呼ばれたりしながらも、
ずっと此処でお帰りを待ち続けている事でございましょう。

15周年・30周年・50周年となりましても、ずっとお嬢様・お坊ちゃまのおうちで在りつづけ。
いつでもいつまでも、お帰りをお待ちしております。
Filed under: 時任 — 10:30

ラムレーズンと松の実のパウンド

敬愛せしお嬢様へ

三寒四温とは良く言ったもので、暖かな日々が続きもう春かと思えば、突然凍えるような夜がやってまいります。

まだまだコートは手放せませんね。
お風邪に気を付けてお過ごしくださいませ。

寒い夜には自室で暖かな紅茶などよろしいかと存じますが、そのお供になればと、今月3月よりギフトショップにてパウンドケーキを提案させていただきました。

大人っぽくラムを薫らせて、レーズンと松の実を散らしました品でございます。
そのままでも良うございますが、バターやクロテッドクリームなどを厚めに乗せていただきお召し上がりになると、また格別でございます。

紅茶やコーヒーと合わせて、ぜひお楽しみくださいませ。
Filed under: 時任 — 22:00

暖かく

敬愛せしお嬢様、お坊っちゃまへ。

早いもので、暦ももう2月となりました。
冷え込みが厳しい日もございます。お休みになられるときはお部屋を十分暖めてくださいませ。

お部屋だけではなく、お体も暖めて頂いた方が良うございます。
ご別宅でもお気軽にお召し頂ける、「ハニージンジャー・トディー」などナイトキャップに如何でございましょうか?

作り方は簡単でございます。
マグカップなどに、はちみつスプーン1杯、ショウガ1スライス。レモン1スライス。ウィスキーをお好みで(30ml~40mlほど?)お入れ頂き、熱湯を注いで混ぜるだけでございます。

ウィスキーをラムなどに変えても良うございますし、レモンではなくオレンジなどに変えても美味しゅうございます。

お酒が苦手な方は、ウィスキーと熱湯に代えて、ホットティーを注いで頂くと良いかと思いますが、時任のおすすめはこの場合、良く暖めたジャスミンティーでございます。
上品な香りの中に、お体を暖めるスパイシーな風味を感じて頂けて、とても美味でございますよ。

おやすみ前には暖かいお飲み物を頂き、心も和ませてからの方が良うございます。

どうか、暖かくお休みになり、良い夢を見てくださいませ。
Filed under: 時任 — 22:00

お嬢様、お坊ちゃまにお願い申し上げます

敬愛せしお嬢様、お坊っちゃま。
冬もときに雪がちらつくほどに深まりまして、よろしからぬ風邪や病も巷を脅かしてございます。

天運持ちたるお嬢様に悪い風邪など寄り付くはずもございませんが、念には念と申します。

人の集う場所ではできうる限りマスクをして頂き、こまめに手洗いやうがいを行って頂き、叶うならばジェルタイプのアルコールなどお持ち歩き頂いて、列車の乗車後などにはお手々を消毒なさいますと、とても予防によろしゅうございます。

電車のつり革ですとか、公衆の場の扉ですとか、多くの人の手が触れるものに触ったあとなどは特に要注意でございます。
そして、意外と盲点でございますのが、、、お金でございます。

不特定多数の手が触れるものでございますので、このように風邪や病が流行りましたときは過敏なようでも、お金に手を触れましたら一度手洗いか消毒なさるぐらいの用心が必要でございます。

不安を煽るようで申し訳なく、また口喧しく申し訳ございません。

されどお嬢様、お坊っちゃまのご健康は何にも優先されるべき事でございます。
なにとぞ、手洗いうがいと、こまめなお手々の消毒をお気にかけて頂けますよう、どうかお願い申し上げます。
Filed under: 時任 — 22:00

新年あけまして

敬愛せしお嬢様、お坊っちゃまへ

新年明けましておめでとうございます。
本年も使用人一同、お嬢様、お坊っちゃま方に僅かなりとも上質のお寛ぎをお届けできますよう、微力を尽くさせて頂きます。

当サロンも気がつけば14年目。
長らくのご愛顧に感謝つきぬ限りでございます。
これだけの月日の中、我々にも世俗にも様々な変化がございました。

伴って、お屋敷が初めて門を開いた日に存ったであろう志と、現在の使用人たちの胸中にございます志もまた、良くも悪くも異なるところ多いことと思います。

さりとて。
形が違えど、時勢が違えど、使用人のなすべきことは、常に唯一つにございます。

お嬢様、お坊っちゃまのお役に立つこと。

それが笑顔を招く歌であれど、美味しいお酒であれど、恙無き給仕であれど、どのような形であってもその根底は其処にしか御座いません。

今年もまた、ヨチヨチと歩む稚拙な使用人たちの姿をお見せしてしまうかもしれませんが。

御身のために懸命に歩むその姿、見守り続けて頂ければ幸いにございます。

本年もどうか、よろしくお願い致します。
Filed under: 時任 — 10:00

お酒と紅茶

敬愛せしお嬢様へ。

あれよというまに今年も師走を迎え、残りわずかとなりました。
冷え込みも少しずつ厳しくなりそうでございます。
手袋やマフラーなどのご用意はお済みでございますか?

(more...)
Filed under: 時任 — 22:00

散策と収穫

敬愛せしお嬢様へ。
本格的な冬へ向けて足踏みしているような、寒いかと思えばそうでもない日々が続いておりますが、お体の調子崩しませんよう、くれぐれもご自愛くださいませ。

なにか最近、堅苦しい日誌ばかり書いているように思いますゆえ、たまにはゆるゆると私事を綴らせていただこうと思います。

(more...)
Filed under: 時任 — 22:00

訪問

敬愛せしお嬢様へ。
季候の上の夏がようやく終わったかと思えば、天候がずいぶんと荒れておりますが、お嬢様におかれましてはご健勝であられましょうか?

(more...)
Filed under: 時任 — 22:00

お屋敷の雑学/アフタヌーンティー

敬愛せしお嬢様へ。

少しは暑さも和らいだようでございますが、まだまだ日中はお暑うございます。
知らず知らずのうちに、身体から水分や栄養を失っていることが多うございますので、
こまめに水分や間食をお取り頂く事は大切でございます。

その点において、アフタヌーンティーという文化は最適なのかもしれません。
水分も失われ疲労も溜まってくるであろう刻に、お茶を飲み軽食を頂き、皆で会話を楽しみ、心も体もリフレッシュする習慣。実に合理的でございますね。

しかしながらこのアフタヌーンティーという文化、実はあまり合理的な興りではございません。
庶民の道楽があまりに少なかった旧英国。嗜好品が粗悪な酒類ぐらいしかなく、英国の都市にアルコール中毒患者が激増してしまっていた時代に、
庶民にアルコールではない娯楽を提供しようという目的で広められたという、バーテンダーとしては些か耳の痛い話から始まったものでございます。

最初はそんな意図はなかったことでしょうが、このアフタヌーンティーという茶会を最初に催したと言われる方の名が「アンナマリア」様。
そしてその文化に目を付け、英国全土にアフタヌーンティーという文化を推奨したのが「ヴィクトリア」女王陛下でございました。


当家のアフタヌーンティーセットの命名由来は、ここだったのでございますね。


今宵をもちまして「ヴィクトリア」はお休みを頂きますが、新たなアフタヌーンティーセット「アントワネット」も始まります。

当初の意図はともかく、気のおけぬご友人とゆっくりお茶とお菓子を楽しむ時間というのは、とても素敵なものでございます。

お嬢様が今後も良きティータイムを楽しめますように、我々も努めて参りましょう。
Filed under: 時任 — 22:20