「部活の話」

執事やフットマンだけでなく料理人に庭師まで、当家にも使用人が数多くおります。
いつもはそれぞれ違う職務に就いている彼らですが、部活動では同じ趣味を持つ仲間して共に息抜きをしております。
当家には多くの部が存在していますが今回は部員4人のワイン部を紹介いたしましょう!!

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チョコレートの誘惑

司馬でございます。
皆さま、お健やかでいらっしゃいますか?
バレンタインデーも近づいてまいりました。
私のよく訪れます菓子店も、14日に向けて準備に大忙しのようでございます。
お嬢さま方、お渡しするお相手は、もうお決まりでございますか?
もちろん、ご自分にご褒美というのも素敵なことでございますね。
2月よりご提供いたします当家のバレンタイン・メニューにも、大いにご期待くださいませ。

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はなぺちゃ

新年明けましておめでとうございます。
さっそく新年の抱負が来月からの抱負に変わってしまいそうな伊織でございます。

とある使用人から、唐突に「犬派か猫派か」という質問を投げられました。
珍しくもない質問ではございますが、なにも給仕の最中に声を掛けてくることもないでしょうに……。

お嬢様はどちら派でしょうか?

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宝塚歌劇「カナリア」

藤堂でございます。

2001年に匠ひびき主演で上演された作品の再演で、今回は
花組の壮一帆が主演の東京特別公演です。パリを舞台に
小悪魔が、人間界で最初に出会った女性を不幸に落としこもう
と引き起こす騒動をファンタジーでありながらペーソスも
あり、ブラックユーモアもあり現実離れした大人のお伽話
です。

卒業を間近にひかえた悪魔学校ではヴィム(壮)が最後の
課題に取り組むために人間界に送り込まれようとしている
ところから始まります。一人前になるには人間界で最初に
会った女性アジャーニ(実咲凛音)不幸に陥れるはずが、
アジャーニはこれ以上不幸になりようがない悲惨な人生を
過ごしてきていて、これ以上不幸にするにはどうすれば
いいのか考えた末ある方法に気付き実行に移して行くのだが
・・・・

初演は知りませんが、今回の壮一帆さんにこの役はピッタリ
です。努力をされたとは思いますが、明るく生き生きと
演じていられます。ファントムあたりから躍進著しく是非
トップになってほしいと願うのは藤堂だけではないと思い
ます。アジャーニ役に抜擢された実咲凛音さんは大役に
自身の可愛く明るさを発揮され、役に対する理解も深く
いづれ娘役のトップになられるのではないかと期待して
います。

特筆すべきは悪魔学校の校長を演じられた悠真倫さん
(ゆうみ りん)が貫録があり面白く演じられ印象に
残ります。
兎に角笑わせてくれます。

とても楽しい現実離れしたミュージカルを機会がございま
したら是非ご覧下さいませ。

2011年12月  藤堂

臆病者の戯言

百合野でございます。

幸せを見つける度につい誰かに伝えたくなってしまいます。

私は、小さな幸せが大好きでございます。
大きな幸せがどっと訪れるよりも
継続的な幸せがずっと続くことが大好きであります。

最近、小さな頃の記憶が戻ってまいりました。
私は毎日同じことを繰り返すことが大好きで
祖父や祖母とのお茶菓子を交えながらの会話の時間が好きでございました。

しかしながら家族を失っていき、周りの環境の厳しさを知り
同じ日常を繰り返す難しさを知りました。
大きな目標を達成する事も大変な事ではございますが、
小さな幸せを続ける事はなお大変なのかもしれません。

おや…

そんな日誌を書いていましたら、
今の幸せを失うことが怖くなってしまいました…。

どこまでも臆病な者でございますね…。
いけないいけない…
つまり伝えたかった事は
その不安が呼ぶ小さな幸せの価値もあるという事でございます。

今あるものが当たり前だと思わないように…
大切にしていきとう存じます。

ですので…
幸せを見つける度につい誰かに伝えたくなってしまいます。