師走を迎えなにかと気ぜわしい毎日ですがお嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。
気がつけば、今年ももうすぐ終わろうとしております。
お嬢様にとって今年は良い年でございましたでしょうか?
私にとって今年は非常に感慨深い年になりました。
それは、10周年記念イベントでございます。
お嬢様方と思い出話をさせていただいたり、当時の写真や映像を観たり楽しい時間をご一緒させていただき嬉しゅうございました。
ただ不思議な事に当時と何も変わらぬ使用人が私の傍に居りました・・・
さて、来年は「酉年」でございます。
お嬢様が一層の飛躍、世界に羽ばたく年でございましょう。
私はお嬢様が快適にお帰りいただけます様、「エリザベス」や「ジョセフィーヌ」といったお嬢様の愛馬のお世話に精を出す事にいたします。
では、お早いお帰りお待ちしております。
ニューウェーブ
今年も残すところあとわずかとなってまいりましたが、お嬢様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
クリスマスに向けた飾りつけや、新年を迎えるための準備など、この時期ならではの気持ちの高まりを感じる香川でございます。
冷え込みもだんだんと厳しくなってまいりましたので、暖かくしてお過ごしくださいませ。
温まっていただくものとして、年末には年越しそばが頭に浮かびますが、年明けうどんというものがあるのはご存知でいらっしゃいますか?
うどん県とも呼ばれている香川県から始まったようで、場所によってはおもちなども入ったおなかも大満足の一品もあるようです。
それにしてもいろいろなことを考えつくものでございますね。
わたくしも頭をやわらくして年を重ねてまいりたいと存じます。
さあ年越しの前に、まずは大掃除でございます!
ぴかぴかのお屋敷にて、お早いお帰りをお待ちしております。
Cheryl Birthday
吐息が空に向かって白く消え行く冬本番が参りました。
ダチョウ抗体マスクに興味津々の能見でございます。
お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。
季節も冬へと巡り、外も随分と冷え込んで参りましたね。
マフラーや手袋等の防寒具が必要不可欠でございます。
これからは気候的にも寒い毎日が続いて参りますので、
お嬢様もお身体に無理が出ませんようご自愛下さいませ。
寒い季節には愛車のアリア号も少し寂しそうに見えます。
今年も様々な未知なる場所へ連れて行って下さいましたね。
また来年はどんな素敵な景色を見せてくれるのでしょうか。
想像と計画を膨らませるだけで楽しさが込み上げて参ります。
お嬢様は『シェリルの誕生日』という難問をご存知ですか?
シンガポール&アジアでの数学オリンピックでも出題され、
お嬢様の論理的な推論力が試される難問でございます。
数学的な観点からお誕生日を見てみることに致しましょう。
【Question】
アルバートとバーナードはシェリルと知り合ったばかりです。
2人はシェリルの誕生日を何とか聞き出そうとしましたが、
彼女は直接は答えず、10の日にちを候補として挙げました。
5/15 5/16 5/19
6/17 6/18
7/14 7/16
8/14 8/15 8/17
そしてシェリルはアルバートには「月」だけを、バーナードには
「日付」だけをそれぞれヒントとして与えたようでございます。
Al「私は誕生日は解らないが、貴方も解らないだろう」
Be「先程まで解らなかったが、今の発言で解りました」
Al「左様でございますか。では私も解りました」
さて、お嬢様もシェリルの誕生日を把握できましたでしょうか。
この推理的難問を、能見からの冬休みの宿題と致します。
では、お嬢様。よいお年を。
能見
悩みに悩んだ結果タイトルが思い浮かばないので本日は無題と致します。
八幡でございます。
最近の八幡でございますが大旦那様のご用命によりお屋敷のゲート脇に設えました贈り物の小部屋通称ギフトショップ
市丸と共にこちらでお嬢様をお迎えさせて頂く機会が少々ではございますが増えて参りました。
こちらではティーサロン内ではご提供していない焼き菓子やスコーン等様々な種類の物がございます。
またティーサロン内の紅茶は種類が大変多うございます。
ですので気になる紅茶がある際はご帰宅の前にこちらにお越しいただければ茶葉の香りをご確認出来ます。
そしてティーサロン内での紅茶にお困りの際はティーアドバイザーの的場をはじめゲートの使用人がお嬢様にピッタリな紅茶をアドバイス致します。
またその他のお品に関しましてもご不明な点がございましたら、ギフトショップの使用人達に
なんなりと仰せつけ下さいませ。きっとお嬢様のお力になれることと信じております。
そして話は変わりますが
八幡は先日より全日本紅茶協会のティーアドバイザーの資格を取得致しました。
紅茶のテイスティング、歴史、法律、そしてコーヒー等を深く知れば知る程私の中ではとある思いがどんどんと強くなっていきます。
それは
私はだんぜんお酒派(ただし飲む専門)でございます。
ではこの後は最近恒例の氷川、杉村、八幡で夜通しお酒を嗜む通称氷川会がごさいますのでこの辺で失礼致します。
映画
お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
隈川でございます。
この間、暇の合ったフットマン仲間たちと共に司馬執事の私室に招かれて、映画鑑賞をして参りました。
司馬執事は映画の知識に明るいのでオススメのワンシーンがある作品などを紹介してくださいます。
面白いことに、同じ映画を観ていても興味を持つ場面は異なるもので、共感するセリフ、笑みをこぼすタイミングは皆それぞれでございました。
私は普段映画を一人で観ることが多いのですが、たまにはこうしてわいわいするのも皆の新しい一面が見られて楽しゅうございますね。
もし宜しければ、今度はお嬢様もご一緒に…と思いましたが、それだと使用人たちはお嬢様の方ばかり見て映画の内容が頭に入ってこないかもしれませんね。
隈川
当たり年
司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?
年の瀬も迫り、なにやら街角も慌ただしくなってまいりました。
お嬢さま方におかれましても、なにかと気忙しくお感じのことと存じますが、あまりご無理をなさらず、どうぞゆったりと新しい年をお迎えくださいませ。
さて、今年は邦画の当たり年でした。
「シン・ゴジラ」、「君の名は」など言うにおよばず、私といたしましては「アイアムアヒーロー」というホラー・アクションの秀作を劇場体験できましたことも、大いなる収穫でございました。
この日誌をしたためている段階では、まだ未見でございますが、「この世界の片隅に」も、近々鑑賞予定でございます。
こちらも、私が信頼する評論家の方々が、みな手放しで褒めていらっしゃいますので、とても期待しております。
洋画では「シビル・ウォー」や、大河内が大絶賛しておりました「ズートピア」などを面白く拝見しましたが、わが映画人生における歴史的ヒットと呼べる作品には、残念ながら出会えなかったようでございます。
・・・・いや、少々お待ちを。
まだ私の愛してやまない「スター・ウォーズ」の外伝である「ローグ・ワン」が残っておりました。
果たして、実り多かった今年の上映ラインナップにおいて、この作品は有終の美を飾ることができますでしょうか?
あまりハードルを上げすぎまして、肩すかしを食らわぬよう自制を心掛けつつ、しかしながら興奮を抑えられない自分がおります。
きっと、フットマンたちにも不審げな目で観られていることでしょうね。
フットマンといえば、杉村・生駒・緑川など最近デビューしました者たちは映画好きが多いようでございまして、彼らとの映画談義も日々の楽しみの一つとなりました。
名作と出会えることも、人々と出会えることも、一言でいえば運次第といえばそれまででございますが、そういう意味で、今年はじつに運に恵まれた良い年でございました。
お嬢さま方は、当たり年でございましたか?
ともかくも、皆様方の新年のご多幸を心よりお祈りしつつ・・・。
今回はこの辺りで失礼いたします。
昔々あるところに…
1人の少年が来ました、『磨き方を教えてください』と。
少年は大変飲み込みが早く、それでいて私と仙場のような水と油みたいなふたりの間に挟まれていても飄々と仕事をしていて私はすごく頼りになる後輩ができたな~と思いました。
しばらくして私が念願叶い、ドアマンの任をいただきあまり食器磨きをする事は無くなりました。その間は少年が中心となりしっかりと務めを果たしておりました。
ふと会話をしているとき『僕もお嬢様の給仕がしたい』と聞いて、自分も彼のようなどんな方にでも対応できる力と真面目さはお屋敷の力になると思っておりましたのですごく心強いと思いました。
しかしながらその願いは叶わず彼はそのままでした。
月日は一年ほど経ち、彼は腐らずしっかりと仕事をこなしており、そういった姿が大旦那さまの目にとまったのか念願叶い彼はドアマンの任をまかされたのです。
そこからは驚きというかたった2ヶ月ほどで私よりもドアマンの務めをこなせるようになり、本当にすごいなと感心いたしました。
それから程なく、大旦那さまに呼ばれました。
やっとお嬢様にお給仕ができることになったのです、そこからは2人でしっかりと勉強をして少し時間がかかりましたが何とかフロア内に立つことが許されるぐらいになりました。
そこからは苦難の連続、主に私のでございますが…。
私は本当にドジで不器用で失敗ばかり、たくさんの迷惑をお嬢様や他の使用人に迷惑をかけたかと存じます、たいして彼は少しの失敗はありますが持ち前の器用さでぐんぐん腕を伸ばしてました。
正直、私は劣等感と情けなさでいっぱいでございました、長くはやっていけないとも思いました。
ある日お給仕をしていると、お嬢様が『そう言えば聞きましたよ~桐島さんのはなし!』と。
それも1人や2人ではなくたくさんの方から。
聞くと彼がたくさんのお嬢様に私の話をしていたようです、最初はやめてくれ~と言う気持ちでいっぱいでございましたが、それからかお嬢様が、何だろう、あたたかい、というか少し柔らかく感じました。
あ、そっかぁ、彼が私の代わりに自己紹介してくれてるんだなぁと、ドジで不器用だけど良いところがたくさんあるよ、と。
本当に些細な変化ですがそれだけで私もだんだんとお給仕をする怖さが和らいだかと存じます。
他にも務めが終わったあとに色々話したものです、主に給仕のことに関してでございますが、あの時のあーしたほうがいい、こーしたほうがいいという話が今は大事な糧になっております。
他にもイベントでのドタバタとか、カクテルのバタバタとか色々ございました。
他にも…他にも…。
気づけばもう年長の使用人でございます、どちらもやれる事が定まってきて一緒になる機会もそこまで多くは無くなってきました。
しかしながら時々見る彼は本当にたくましくなり、このような使用人がどんどん増えてけばお屋敷も大丈夫だなぁと思えるほどでございます。
私もそう思わせるくらい頑張らねばと存じます。
名護は旅立つようです、いつかはくる事でございましたがやっぱり突然くるものですね。
色々言いたい事もありますが、今はただただ感謝とお疲れ様と伝えたいかと存じます。
お嬢様も色々な思いもあるかと存じます、でも彼が決めた事はきっと正しい事でございます、どうかお嬢様、温かく見守ってくださるようお願い申し上げます。
(嘘です、もう言いたい事たくさん言いましょう大丈夫です、私も仙場もネチネチとぶつけてやります、こちとらたくさん溜まっております、寂しいぞバカヤロウこのやろう)。