夜長

今年も短い秋となるのでしょうか?

伊織でございます。

 

秋分を迎えるころになると、そろそろ秋の夜長なんて言葉も使いたくなるものですが、果たして気候は秋という表現を許してくれるでしょうか。

 

 

なるべく活字に向き合おうとしておりますが、もともと眠気には勝てない質なものですから、寝っ転がって本を読んでいようものならバサッと本が顔面に落ちてきてハッと目を覚ます次第です。

このところ特に能見や的場が本の話題を投げてまいります。

互いに作品を勧め合ったり感想を言い合ったり、そういえば今まであまりそうした経験はなかったなと過去を振り返っております。

 

 

お嬢様は秋の夜長になにをされるでしょうか。

夜が長かろうが短かろうが、睡眠時間はしっかりおとりくださいませ。

秋の訪れ

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。
小早川でございます。

早いもので今年の4分の3が終わろうとしています。
秋の気配が見え隠れしておりますが、まだまだ暑い日々が続いております。

今は煩わしい暑さでございますが、涼しくなり、そして冬になると、この暑さを懐かしむ時が訪れるかもしれません。

早く終わってほしいと思っていた暑さを懐かしむ。人間の心は不思議なものでございます。

秋や冬の楽しみを考えつつ、思い残すことの無いようにお過ごしくださいませ。

思い残すことの無いよう…。

私はこれからトウモロコシにかぶりついて参ります。トウモロコシで手と口をいっぱいにしてこそ、わたくしの中の夏でございますので。

小早川

One,One,One

いかがお過ごしでしょうか。桐島でございます。

最近は体の硬さを実感してストレッチの重要性を感じる今日この頃でございます。

トレーニング中は単調なのでよく映像など流しているのですが大体は動物動画、豆知識、旅、料理、などのジャンルです。

特に旅の動画は総合的な知識が増えるので思わず「はえ〜」といった間抜けな声を出してしまいながら眺めております。

あとは動物動画はほっこりしすぎて少し作業が止まります。ワドワド言う犬が可愛らしかったです。

皆様はどの様な物をよくご覧になりますか。よろしければ是非お教えくださいませ。

それではまたお屋敷でお会いしましょう。

夏~秋

お嬢様、お坊っちゃま、いかがお過ごしで御座いましょう、金澤でございます。
只今、執務が一段落しましたのでダージリンをいただきながら、過ぎ行く夏を惜しんでおります。

 

 

 

 

暑かった日々も夜には秋風を感じるようになりました。
夏の男を謳っている私としましてはどこか寂しくセンチメンタルな気分になる夏の終わりでございます。
でもその気分は嫌ではなく、夢の余韻に浸るような、そして訪れる秋のやわらかさに癒されるようなとても心地よい感覚なのです。

さてお嬢様方、お次は何をするにも行動しやすい秋の到来です!
素敵な秋の思い出を作ってまいりましょう!

『 若者のすべて 』♪

九月

これは私の夢のお話でございます。

 

時は五年後か十年後か、はたまたもっとその先なのか。

いつも通り燕尾服に身を包み、今日も帰宅なさるお嬢様、お坊ちゃまの優雅なティータイムのお手伝いを。

髪は伸びてるのか、背は伸びてるのか、前髪は短いのか、それは分かりませんが、今の私よりお給仕の姿勢に成長があると良いなと思います。

変わることのない場所で、シャンデリアはいつもより輝き、翳り一つない楽しそうな笑顔と賑やかな声が詰まった私の居場所。

そこで疲れを知らずピンチに動ずることがない。
紅茶のことを聞かれても、アルコールのことを聞かれても、食事のことを聞かれても、全てに余裕もって答えられる。
どんな些細なことから期待を込めたことまで全て応えられる。

そんな一人前の使用人としてお嬢様、お坊ちゃまに仕えること。

 

これが私の夢のお話でございます。

 

私がティーサロンに降り、お嬢様、お坊ちゃまに仕える始め、あっという間に半年経ちました。

まだ成長途中の私でございますが、これからも優雅なティータイムを過ごしていただけるように努力してまいります。

お嬢様、お坊ちゃま、扉が開くその時を楽しみにしていたくださいませ。

ページボーイ

敬愛せしお嬢様へ

先日ひょんなことで「ページボーイ」なるブランド名の品をお見かけし
何故にその名を銘されたのか興味を惹かれて調べたところ
全く理由が腑に落ちず、視線が中空を彷徨ってしまった時任でございます。

きっとあの瞬間の私は、アルギメデスが難解の答えを得て全裸で「エウレーカ!」と叫んでいるのを見掛けた近所の猫みたいな表情をしていたことでございましょうね。

それはそれといたしまして。

あ。

先日とある欧州の寸劇で「Apples and Oranges」という台詞がございまして
前後の文脈と果物になんの関係もなかったので、どういうスラングなのかと思っておりましたら
「全く関係ないけど~」「それはそれとして~」のような意味だったようでございます。
人生で一回ぐらい使ってみたい言い回しでございます。

失礼致しました。話が逸れる一方でございました。
まぁ、元よりお嬢様のご無聊を僅かなり埋めさせていただくための散文でございますから、
ある意味最初から最後まで脱線しておりますけれども。

さて、冒頭に出てまいりました「ページボーイ」

近年は当館の教育過程の変化もあり、あまりティーサロンでは見掛けなくなりましたが
ページボーイとは使用人見習いでございまして、
当館ではレストルームへのご案内などを務めながら、使用人候補が修行を積ませていただく場でございました。

旧き欧州などでは同様に使用人見習いのことであり
その中でも特に歳若い者たちをページボーイとして扱っていたようでございます。

そんな歳若き頃から使用人として職務に就かせる感覚は、現代日本からは理解し難いものではありますが、当時は子供を保護するという概念は現在より低く、中下層階級では子供は家庭の所有物としてなにがしの労働を強いられていたことも多うございました。
そのような悲しい側面もある一方で、貴族の邸宅に幼い使用人がおります背景は、思いのほか福祉・教育に近いものもあったようです。

一つは救済策でございまして
貧困に苦しむ下級貴族や一般家庭から、幼きうちに子息を預かりページボーイとして育成することにより、子息には健康な生育と教育の機会を、預かり元の家庭には収入と養育費の節約を与えるという施策であり、「慈善」を義務と見做されていた裕福な上位貴族たちの選択肢の一つでもあったようです。

とはいえ高位の貴族邸に拾われるには、相当の縁故や口利き、ないし偶然に見初めてもらうだけの幸運と魅力が必要であったのは否めないことでしょう。

もう一つは主に貴族の子弟のお話になりますが
貴族の家庭がより高位の貴族へと、使用人として子を預け、貴族社会について学ばせることもよくございました。
これは額面通りの社会学習の面もあれば、貴族社会における家同士の関係の強化という側面もございました。
我が子を預けることにより、親族当然だという関係性の強さをアピールし、ひいては貴族間の派閥の強化をも図る帝王学でございますね。

また、預けられた子弟本人にとっても。高位の貴族にこれ以上ない(文字通り育ての親として)縁故を得ることができました。これは将来大人になって、貴族に加わってとなってからも大変重宝する後ろ盾となったようでございます。

一方で、これは推測の域になりますが。
大きな邸宅であればこのように下位の貴族子弟がページボーイ・フットマンとして複数人雇われていた事も多く、幼少期から同僚として兄弟当然に育っていったならば。
これもまた、貴族として世に出た時に横の繋がりとして大いにその絆は役に立ったのだろうと思われます。

元より、中世英国などにおいては「使用人」という職は、それを生涯のものと定めた者を除き、社会勉強と経験を積み、次なるステップへ羽ばたくための場と考えられていた節もございます。
元の家に帰って貴族として家を継ぐ者、どこかで目標を見つけて議員や医師、教師などの市井の職を目指す者など様々あった事でしょうが
そう考えると、今の日本でいう学校のような部分もあったのかもしれませんね。

ここで経験を積み、それぞれの道へと羽ばたくとき
今のこの時間を彼らはどのように思い出すのだろうかと。

お給仕後のサロンでグラスやお皿を磨きながら
わちゃわちゃととりとめのない会話に盛り上がっているフットマンたちを眺めながら、
ふと、そんな考えにつながる考察でございました。

 

 

 

5分後に
ちょっとにぎやかすぎて、真剣に頭を抱えましたが。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。

中島でございます。

 

9月も変わらず猛暑が長引いておりますが、朝夕には少しずつ空気の変化も感じられる頃となりました。

きっと、少しずつ涼しくなっているはずです。

正直、もう少し涼しくなって欲しいものでございますね。

秋が待ち遠しい私でございますが

秋が訪れますと夏は終わりを迎えます。

当たり前でございますね。

お屋敷でも今月末にて全ての紅茶のアイスティーへの変更や夏服の着用が終了いたします。

夏服のサスペンダーが上手く付けられず苦戦する日々も終わりを迎えると考えますと少し寂しくございますね。

ほかにもサマーフェアでは浴衣の写真を撮らせていただき、実際にお嬢様からティーサロンにて実物をお持ちいただけたり、ご感想を伺うことができまして、少し恥ずかしくもとても嬉しい気持ちになったことを覚えてございます。

そんな私がティーサロンで過ごす初めての夏は

お嬢様のおかげでとても楽しい日々でございました。

 

そして来月10月下旬には先輩使用人でございます荒木田にご協力いただきまして

私自身初めてのカクテルデーに参加させていただきます。

お忙しい身であるかと存じますが、荒木田と中島でお作りする特別なお品をお召し上がりいただけますと光栄に存じます。

それでは今月もティーサロンにてお嬢様のお帰りをお待ちしてございます。

季節の変わり目となり、体調を崩しやすい時期かと存じますのでご自愛くださいませ。

 

中島