恐るべき中華食材

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

先日、中華食材の買い付けにと、いつものように新大久保に出向きました。
「中華食材なら上野や、それこそ池袋にも買える店があるのでは?」とお思いの方もおられるでしょうが、新大久保は私が上京して初めて住んだ思い出の街、そしてお店が出来ては潰れ、出来ては潰れのサイクルが非常に早い、日々変化を続ける街。
たまに訪れては懐かしさに浸ることにしているのです。

お目当ての商品は『豆鼓入り山椒ラー油』。
食べるラー油ブームの時に見出した逸品で、豆鼓の旨味が利いた、入れて良し・かけて良し・つけて良しのバツグンに美味しい調味料です。
買い物かごに入れ、レジに向かおうとしたのですが、たまには新しい調味料も試してみようと思い、足を止めました。
中華食材の調味料は当たり外れが大きい印象があり、当たればリピート確実なくらい美味しいのですが、外れると一瓶使いきるのも大変なほど好みに合わないことがあります。
外れ覚悟で棚を眺めていると、気になる商品が目に留まりました。

麻棘醤…?

中華料理で大事な「麻(花椒の辛さ)」と「棘(唐辛子の辛さ)」が両方得られる調味料?
これは良い!
しかもこの調味料、昨年あたりから流行り始めているということを後ほど知りました。

購入して早速試してみると…「はーっ! 辛い!」。
麻のシビシビした辛さ、棘のカーッとした辛さが両立し、辛いのに手が止まりません。
これは久々の大当たりでした。
購入以来、麻婆豆腐に入れたり、餃子や焼売につけたりと、様々な楽しみ方をしています。
これからの時期は、ピーナッツバターと混ぜて簡単冷やし担々麺も良いかもしれません。
難点としては、普段から愛飲しているウイスキーやウォッカ、ジンといった洋酒には合わないこと。
中華には紹興酒だと実感している今日この頃、本格的に紹興酒購入を検討している次第です。