宝塚月組『グレート・ギャツビー』

1991年に杜けあき主演で初演、2008年に瀬奈じゅんで再演された名作が再び、月組月城かなとで上演された。

 

ストーリーは1920年代。アメリカ、ニューヨーク郊外のロックアイランドにある新興住宅地のウエスト・エッグに大豪邸が建っている。

邸の主人は資産家ジェイ・ギャツビー。夜ごとパーティーを開き続ける男の”光と影”が映し出される。

主人公のギャツビーには月城かなと。白いスーツに身を包み「永遠の恋人」を想い続ける。すべてが一人の女性と共に新たな人生を歩むことにあり、純粋である男を月城かなとが豊かな表現力で演じている。

ヒロインのデイジーには海乃美月。満たされない妻の暮らしの中、かつての恋人が自分を想い続けていることを知る複雑な心境を見事に表現している。

名曲「朝日が昇る前に」…もうすぐ朝日が昇る、地平をバラ色に染め上げて・・・ギャツビーの心を表現している素晴らしい曲であり、作詞は演出の小池修一郎で、宝塚大作はほとんどこの人の作演出が多い。

 

何年か前に映画になり、ロバートレッドフォードがギャツビーを演じ、最後のプールの場面等を藤堂はよく覚えています。若いレッドフォードが素敵だった事を、今この役を宝塚で演じられるのはどのトップの方より月城がピッタリだと思います。白のスーツに身をかため、粋でスマートでどことなく悲しみを表現できるトップだと思います。

お嬢様方、是非是非DVDでご覧下さいませ。きっと月城の世界に引き込まれることと思います。次回作のブラックジャックにどんな顔を見せてくれるのか期待しています。

 

藤堂でした。

Euphoria

お嬢様、あけましておめでとうございます。

琴の音を聴くたびに心が清らかに。そのような気がする能見でございます。

お嬢様、お元気でいら坊ちゃまっしゃいますでしょうか。

 

さあ。遂に2023年の幕が開けました。

今年はどのような年にしようか、お嬢様はお悩みのことかもしれませんね。

ご自身の歩幅でかまいませんので、どうかごゆっくりお考えくださいませ。

お嬢様の目の前には、たくさんの可能性が散りばめられておりますので。

 

まずは昨年末に溜まったお疲れを癒すところから始めるのもよいでしょう。

お外が明るいうちから日本酒やワインをゆっくりと嗜むことができるのも、

このお正月、そして三箇日の持つ大変大きな醍醐味のひとつでございます。

カウントダウン生配信を見返しながらというのもよろしゅうございますね。

 

昨年はお屋敷のティーサロンを、ギフトショップを、

そして執事歌劇団をご愛顧くださり、誠にありがとうございました。

お嬢様と歩んだ一年間。我々にとりましても大きな宝物となりました。

使用人を代表いたしまして、改めまして深く感謝申し上げます。

 

お嬢様からいただいたひとつひとつの宝物を大切に、

これからも我々は前へ進んでまいります。

 

今年の大晦日には両手いっぱいに抱えきれなくなるくらい、

たくさんのすてきな思い出に囲まれておりますように。

 

私も心を込めて給仕に励み、お嬢様の笑顔のため、尽力いたします。

こちらの宣誓を、私からの年始のご挨拶とさせていただきます。

 

能見