お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。
室戸でございます。
九月とはいえ残暑厳しく、涼風の待たれるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
「何か夏らしいことはされましたか?」
先日、そう尋ねられて、改めて気づかされました。
ここ数年、夏祭りにも花火大会にも足を運んでいないことに。
振り返れば、いつからでしょうか。
忙しさにかまけていたり、暑さや人混みを避けていたりしたこともございますが、一番の理由は「誰かと一緒に行く」きっかけを失ってしまったからかもしれません。
かつては、友人たちと浴衣を着て出かけた、そんな夏の思い出が心にたくさんございます。
しかし、流行病の影響もあり、友人と集う機会が減っていく中で、いつの間にか、夏を楽しむ気持ちから遠ざかっていたようでございます。
そして、いつしか私にとって、夏祭りや花火大会は「誰かの楽しい思い出」になっておりました。
お嬢様の今年の夏はいかがでございましたか。
次の夏はわたくしも季節感を味わう工夫をしてみようかと存じます。