古谷でございます

グラスに残るその香り大きく吸い込み、もの思い追憶します。

新緑は芽吹きいつしか月まで届くほどに伸び

幼くは漠然と悲しんでいただけのその味を噛みしめること。それがオトナになるということなのだとしたなら

後をひくほろ苦さや

胸が熱くなるほどの甘美

若葉の頃。
計り知れぬ苦楽一如のその味を、酔狂に求める
そんな木漏れ月の夜。

今宵は「BOUBON」傾け大人の夜を。

古谷