oh!餅

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。隈川でございます。
2014年大変お世話になりました、2015年も何卒宜しくお願い申し上げます。

さて突然ではございますが、実は私には悩みがございました。

それは…

どうしたら…
コンスタントに…!
つきたてのお餅を…!!
食べることが出来るのか!!
ということでございます。

この時期であればお餅つき大会などで配られるつきたての美味しいお餅を頂くことも出来ます。
ですが、お正月のシーズンを過ぎてしまえば手に入るのは焼いたり煮たりしなくては食べられない硬いお餅…。

私はあのつきたてのほにゃほにゃモチモチとした食感が味わいたいのに。

杵や臼を購入する?
いけません、一人ではお餅つきは出来ません。

ならば、業務用全自動餅つき機?
こちらは個人で使うには少々大規模過ぎます。

そんなもにゃもにゃとした悩みを心の底に抱え続け何年の月日が経ったのでしょう。

そんなある日、私の耳に不思議な噂が舞い込んで参りました。

なんと、『とある物』を使つことで簡単につきたてのお餅が作れるとのこと。

そんなまさかと疑いつつ調べてみますと、

…ございました。

お餅が作れる『ホームベーカリー』!!

早速購入してしまいました。

わくわくしながら自室に戻り、もち米とお水をセットしスチッチオンでございます。

おとなしくホームベーカリーを見つめてしばらく待ちます。

ピー

アラーム音と共に出来上がったお餅を捏ね捏ね。

様々な行程を経て

ついに憧れのつきたてお餅…!
いただきます。

パク

…ん

…?

…美味し…くない?

分量は正しく軽量したはずなのにねちょねちょとした食感の
《お米スライム(仮)》が生まれました。

不思議に思い調べてみますと、どうやら分量通りだと完璧なお餅は出来ないとのこと…ぐぬぬ。

《お米スライム(仮)》を残念な気持ちで頂いてから、気を取り直してもう一回!(作りすぎてしまったので半分はとりあえず伊織のお部屋の前にお供えしておきました。)

改めて調べたレシピを元に用意。
今度こそ上手くいきますように。

不安と期待を込めて蓋を開けます。

見た目は良い。
感触も上々。

用意しておいたきな粉をまぶして、いざ実食。

…!

…!!

…お、美味…しい!!

とうとう、私の長年のささやかな願望は実現致しました。

私の『ホームベーカリー』は未だにパンを焼くことなく『我が部屋のお餅やさん』と化しております。(そのうちこちらも焼いてみたいですが。)

はーなんと幸せ。

こんなささやかな幸せは長く続かず、後日体重系に乗った隈川が人生上初めてのダイエットを決意するのはまた別のお話でございます。

お嬢様も美味しいものの食べ過ぎにどうぞご用心下さいませ。

長くなりましたが本日はこの辺りで失礼致します。隈川でございました。