[燕シネマ]~10月のラインナップ~

いよいよ秋も深まってまいりました。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?



当家のハウスシアターにおいて上映される、週替わりの三本立て。
古き良き映画館に敬意と憧れを捧げた、夢想の名画座~[燕シネマ]~
お嬢様方のご要望にお応えして、再び開館の運びとなりました。


当劇場の運営、ならびにプログラム選定の任を務めます、支配人の司馬でございます。


今月のテーマは、様々な秋、そしてハロウィン。
途中退出もお好みのまま、上映中、優雅に酒杯など傾けられるのもご自由に。
どうぞお時間の許す限り、銀幕の幻影をお楽しみくださいませ。

では、まもなく開幕でございます。



第一週・特集:食欲の秋―ご鑑賞後、いつのまにか空腹に―


「タンポポ」
監督:伊丹十三 出演:山崎努、宮本信子

「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
監督、脚本:ジョン・ファヴロー 出演:ジョン・ファヴロー、エムジェイ・アンソニー

「料理長殿、ご用心」
監督:テッド・コッチェフ
出演:ジャクリーン・ビセット、ロバート・モーレイ



第二週・特集:スポーツの秋―誇り高き競技者たち―


「炎のランナー」
監督:ヒュー・ハドソン
出演:ベン・クロス、イアン・チャールソン

「グラン・ブルー」
監督:リュック・ベッソン
出演:ジャン=マルク・バール、ジャン・レノ

「勝利への脱出」
監督:ジョン・ヒューストン
出演:シルヴェスター・スタローン、マイケル・ケイン



第三週・特集:芸術の秋―表現の苦悩、そして歓喜―


「アマデウス」
監督:ミロス・フォアマン
出演:F・マーリー・エイブラハム、トム・ハルス

「耳をすませば」
監督:近藤喜文
出演:本名陽子、高橋一生、小林桂樹

「恋に落ちたシェイクスピア」
監督:ジョン・マッデン
出演:ジョセフ・ファインズ、グウィネス・パルトロー



第四週・特集:ハロウィン―怪しきお祭りの賑わい―


「E.T.」
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア

「エド・ウッド」
監督:‎ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、マーティン・ランドー

「アダムス・ファミリー」(1991)
監督:バリー・ソネンフェルド
出演:アンジェリカ・ヒューストン、 ラウル・ジュリア、 クリスティーナ・リッチ




さて、今月の興行は、いかがでございましたか?

深く、静かな秋の夜長。
読書や映画鑑賞に耽るのも、また一興でございましょう。
では、次の開館をどうぞご期待くださいませ。


・・・今宵も、良い映画を。
Filed under: 司馬 — 22:00

残暑

司馬でございます。



あっという間に、夏の盛りをすぎてしまいました。


今年の暑さは、例年よりも短く、そして強烈に感じられましたが、お嬢様方、体調をお崩しではございませんか?




いきなりの猛暑には本当に困りましたが、夏好きの司馬と致しましては、実は過ぎ行く季節を惜しむ気持ちも少なからずございます。
とりあえず、まだまだ続く夏の残り香を存分に楽しみたいと思っております。



さて、夕暮れの気配は、たしかに早まりつつある様でございますね。
そろそろ、仕事終わりに傾ける盃をこっそり用意しておきましょう。
今宵の肴は、茄子の浅漬けに山葵を添えて・・・。
なにか、良い辛口の日本酒を香川に教えてもらいましょうか。




おっと、その前に。


夜分は少しばかり冷えてまいりましたね。

いつでもお嬢様方がお使いいただけるように、厚めの寝具を整えておくように致しましょう。



どうぞ、涼しい夜風を感じながら、今宵も良い夢をご覧くださいませ。
Filed under: 司馬 — 22:00

お暑うございますね。

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?



ずいぶんと長かった梅雨もようやく明けて、夏の日差しがじりじりと照りつけて参りました。
今年の夏も、暑くなりそうです。


お嬢様方におかれましては、どうしてもご公用でお出かけになることもあるかと存じます。
残念ながら、まだまだマスクの着用も必須となっておりますが、本当に熱中症が心配でございます。


どうぞ、ご無理をなさらず、水分・塩分の補給と、たびたびの休息は必ずお取りくださいませ。



もちろん、お嬢様方のご休息の場として、スワロウテイルはいつでもご帰宅をお待ちしております。
いつもどおり、涼しげなデザート、そしてお飲み物の準備も万端でございます。


しかしながら、お体の冷やしすぎというのも、また禁物。
お屋敷は快適な室温に整えておりますが、時には行き過ぎてしまうこともございます。
時々は、温かなお飲み物をお召し上がりになりまして、また、ショールやおひざ掛けのご用意もございますので、いつでもお申しつけくださいませ。



では、くれぐれも大切なお体をご自愛なさって、素敵な笑顔をお忘れなきよう。




今回は、この辺りで失礼致します。
Filed under: 司馬 — 22:00

[燕シネマ]~7月のラインナップ~

司馬でございます。皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

外出自粛もわずかに緩和され、司馬の大好きな場所である映画館も再開を始めました。ただ、上映予定の大幅変更のためでしょうか。作品の不足により、往年の名作がスクリーンにかかるという興味深い状況が発生しております。まるで、かつての「名画座」のように。

お嬢様方、ご存知でしょうか?かつて、「名画座」というものが全盛を迎えていた時代がありました。最新作としての上映を終えた映画を、二本立て、三本立てで上映する館のことでございます。安価な入場料金で、たいていはこぢんまりとした劇場でございました。しかしながら、レンタルビデオや動画配信のない時代において、そこは映画ファンの心のよりどころであり、学びの場でもございました。そして、時折組まれる特集上映のラインナップは、館主の趣味や鑑賞の経験がうかがえ、それもまた楽しいものでありました。

そこで、司馬はこんな夢想をいたします。当家のシアター施設で名画座[燕シネマ]を開き、支配人としてプログラムを選ぶ栄誉を任されたら、と。以下は、その夢想を広げたお遊びでございます。
お暇ならば、おつきあいくださいませ。


名画座[燕シネマ]週替わりで、三本立ての特集上映を開催するという趣向でございます。



第一週・特集:人間賛歌~人生とは良いものだ、と思わせてくれます~

「ショーシャンクの空に」
監督:フランク・ダラボン出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン

「ドリーム」監督:セオドア・メルフィ出演:‎タラジ・P・ヘンソン、‎オクタヴィア・スペンサー、 ジャネール・モネイ

「グリーンブック」監督:ピーター・ファレリー出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ


第二週・特集:謎が導く~果たして、ラストで明かされる真相とは?~

「羅生門」監督:黒澤明出演:‎三船敏郎‎、森雅之‎、‎京マチ子

「ユージュアル・サスペクツ」監督:ブライアン・シンガー出演:ガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシー

「ファイト・クラブ」監督:デヴィッド・フィンチャー出演:ブラッド・ピット、エドワード・ノートン


第三週・特集:古き良きミステリー~名探偵の活躍~


「オリエント急行殺人事件」(1974)監督:シドニー・ルメット出演:アルバート・フィニー、マーティン・バルサム、リチャード・ウィドマーク

「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」監督:ハーバート・ロス出演:ニコール・ウィリアムソン、アラン・アーキン、ロバート・デュヴァル

「犬神家の一族」監督:市川崑出演:石坂浩二、加藤武、高峰三枝子


第四週・特集:ホラーの転回~夏の夜を涼やかに。ホラー映画史において記念碑的な三作~


「遊星からの物体Ⅹ」監督:ジョン・カーペンター出演:カート・ラッセル、キース・デヴィッド、A・ウィルフォード・ブリムリー

「羊たちの沈黙」監督:ジョナサン・デミ出演:ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス

「キューブ」監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ出演:モーリス・ディーン・ウィント、ニコール・デ・ボア、アンドリュー・ミラー




さて、いかがでございましたか?これらの作品について、個々に司馬なりの解説も試みたいのですが、いささか饒舌も過ぎました。ご興味をお持ちになられたタイトルがございましたら、ぜひともご鑑賞くださいませ。ご鑑賞後、いささかなりとも心の琴線に触れたのであれば、[燕シネマ]支配人として、これ以上の幸いはございません。そして、もしも、この夢想と駄話がお嬢様方のお気に召されたのなら、また同じような趣向を試みようと存じます。


・・・今宵も、良い映画を。
Filed under: 司馬 — 22:00

また新たに

司馬でございます。皆様、お変わりございませんか?


なんと、二か月にもおよんだティーサロンのお休みも、ようやくおしまいでございます。
執事の任を仰せつかってから、このように長い間、お顔を拝見していないのは初めてのことでございました。難を避けてのご別宅でのお暮しは、いかがでございましたか?ご無事でいらしたのなら、本当になによりとお慶び申し上げます。


さて、お嬢様方。茶人・千利休が後世に伝えた「利休百首」というものをご存知でしょうか?茶道の心得を簡潔、かつ具体的に百の道歌に仕立てたものでございます。
司馬がこれを知ったのは、ずいぶん前の話、少しばかり茶道を習っていた時のことでございます。


その一首目は、“―その道に入らんと思ふ心こそ 我身ながらの師匠なりけれ”
でございます。
人は、なんらかの技を身に着けようとするとき、その人なりの理想の姿を抱くもの。その技とは、習い事であったり、趣味であったり、あるいは職業であるかもしれません。そして、初心の理想に近づくため、修練を重ねていくものでございます。もし、学びの過程において、ためらいやあきらめが生まれたなら、その道を始めようとしたときに抱いた理想こそ、邪念を払ってくれる指標となるのではないか。
と、これは私なりの勝手な解釈でございます。


わが身を振りかえりますと、大旦那様から執事を仰せつかった時に夢見た姿に近づけているか?見識、立ち居振る舞い、心構えなど、まだまだと赤面する思いでございます。


長いお休みが空けて、ついにスワロウテイルも再出発でございます。自身が抱いた理想のため、ともに働く同僚のため、そして、なによりも、つねに使用人たちを思って下さるお嬢様方のため。司馬も、新たなる心でお仕えいたしたいと決意いたしております。どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

では、ティーサロンでの再会を楽しみにしております。
Filed under: 司馬 — 22:00

初夏ですね。

司馬でございます。皆様、お変わりございませんか?

もはや初夏。素晴らしい五月の陽気で、そよぐ風にも新緑の香りを感じます。
出不精を自任する私でございますが、この時季は思わずどこかへ出かけたくなるものです。お嬢様方はいかがでございますか?


とはいうものの、先月は満足にお仕えしておりませんので、今月こそ、お嬢様方のお役に立てればと心の底から願っております。お嬢様方に使用人たちの元気な顔をお見せできれば、本当にうれしいのですが。


この日誌を認めている時点で、ごくごくわずかながら収束の気配が見受けられますが、果たして今月のお屋敷はどうなることでございましょう。


このように大変な時であろうとも、使用人たちはお嬢様方を退屈させまいと、様々な文章を綴ってまいりました。皆、ユーモアたっぷりの巧みな筆で、使用人の立場でありながらも、私もこっそり楽しんでおりました。



身分をわきまえぬお願いと重々承知でございますが、スワロウテイルでの再会の暁には、あらためて彼らに労いの言葉などかけてやってくださいませ。



では、お嬢様方。初夏といえども、時に夜分に肌寒さも感じることもございます。ひときわご自愛なさいまして、どうぞ元気にお過ごしくださいませ。
Filed under: 司馬 — 11:00

日常

司馬でございます。


朝、使用人の中でもかなり早めに起床するほうだ。目覚まし時計はセットしているが、すでに習慣となってしまっているので、アラームが鳴るより早く目が覚めてしまう。すぐに身支度をし、多忙な一日に備えてしっかりと朝食をとる。
その後、大旦那様に朝のご挨拶をし、本日の予定を再確認。大きな行事がなければ、ティーサロンに赴いて、お嬢様、お坊ちゃま方が憩いの時間をお楽しみいただけるよう、さまざまな準備をする。
やがて、お嬢様方がスワロウテイルに訪れる。滞在時間に気を配り、お出迎え、お見送りを進めながら、フットマン達がのびのびとお給仕をできているか、万が一にも不手際がないか、なるべく細かいところまで目を向ける。
少しの休息時間。軽食をとりながら、使用人仲間と他愛もない話。諸先輩はもちろん、後輩や年少の者からも、ためになる話題をもらうことが多い。みな、冗談が巧みだ。
夜になって、一日の務めが終わる。大旦那様から、お許しをいただいてから、つかの間の自由時間。夜の食事は軽めにし、翌日が休みならば、少しの酒杯をかたむけつつ、映画や音楽を鑑賞。なるべく、日の変わらないうちに就寝する。
休日。劇場での映画鑑賞や、気の合う使用人と食事などを楽しみ、リラックスして過ごす。これで、お屋敷の仕事にも張りができる。


さて、ほんの断片でございますが、司馬の日常をご紹介いたしました。思い起こせば、日常が繰り返されるということは、なんという幸福でしょうか。退屈で、飽きがくるような日常。それはとても贅沢なことだったのだと、昨今、つくづく実感いたしております。
しかしながら、お嬢様方。
心の底から笑顔がこぼれるような春の訪れは、必ずやってくると、司馬は信じております。そして、お屋敷の使用人たち全員が、その日常を守るために尽力したいと心の底から願っております。
英知をもってお嬢様方をお守りする備え。そして、世の中を覆う黒い雲など、ものともしない覚悟が、スワロウテイルの愉快な使用人たちにはございます。どうぞご安心して、退屈でささやかながらも、穏やかで贅沢な日常を送ってくださいませ。
Filed under: 司馬 — 22:00

桃の花の下で

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか。



ようやく暖かな陽射しが降りそそぐようになり、春の気配が濃厚となって参りました。
三月といえば、雛祭り。
“桃の節句”と申しますように、この季節に咲き誇るのは桃の花でございますね。
庭園の木々も、春の訪れを祝福するかのように、梅、桃、桜と順々に、華やかな装いが繰り広げられております。
そろそろ、厚手のお召し物もお役御免でしょう。



さて、古来より桃の花には邪気を払う力があると伝えられております。
西遊記において孫悟空が盗み食いをしましたのは、西王母が開く宴に供される仙桃でございましたし、三国志演義で劉備、関羽、張飛が義兄弟の契りを結んだのも、満開の桃花の下でございました。日本では、鬼退治で有名な桃太郎が代表といったところでございますね。

せっかく咲き誇った当家自慢の庭園でございます。お部屋のバルコニーからご覧いただくのもよろしゅうございますが、今宵はたくさんの灯りをご用意し、大勢の賓客を招いて、ガーデン・パーティーなど催しましょうか。


・・・はっ?もう、ひな祭りは終わってしまった?季節外れの宴なんて恥ずかしいと?

いいえ。そのようなことは心配ご無用。三月後半は、当サロンのアニバーサリーをお祝いいただく大切な時季でございます。ゲストの皆様方がおかしく思われるはずもございません。なによりも、お嬢様方のお顔に笑顔が浮かべば、花々もとても喜びます。どうぞ、縁起の良い桃花の下、心おきなく一夜の宴をお楽しみくださいませ。

早速、使用人たち総出で、テーブルセッティングに取りかかるといたしましょう。



では、今回はこの辺りで失礼いたします。
Filed under: 司馬 — 22:00

寒さ本番

司馬でございます。皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

二月となりました。古風に申し上げれば、如月となりますが、同じ読みでも、“衣更着”という異名があることをご存知でしょうか?一説によりますと、まだ寒さが残っているので、衣を更に着る月、という意味だそうでございます。たしかに、寒さはますます厳しくなっていくようでございます。
予想されていた暖冬をまざまざと実感するような、季節外れの温かさが続いておりましたが、ようやく冬の本番を迎えることになりそうでございますね。お嬢様方におかれましても、その“衣更着”という言葉通りに、さらに厚手の冬のお召し物が必要となることでございましょう。どうかご準備を怠りなく。

ただ、その冬の日差しは、徐々にぬくもりを取り戻しつつあります。窓辺の椅子に腰かけ、さしこむ陽光でのんびり日向ぼっこをしながら、温かいお飲み物でもいかがでしょうか?これもまた、冬の楽しみの一つでございます。
定番の紅茶もよろしゅうございますが、風邪予防にビタミンCの補給も必要です。ここは、紅茶係に言いつけまして、特別にホット・レモネードなども、ご用意いたしましょう。

冬来たりなば春遠からじ、と申します。どうか、体調をお崩しにならず、陽気な春の訪れまで、どうぞお元気にお過ごしくださいませ。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。
Filed under: 司馬 — 22:00

謹賀新年

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?


明けましておめでとうございます。
昨年はいかがでございましたか?
楽しいことがいっぱいの一年でしたら、これほど嬉しいことはございません。
残念ながら、それほどではなかったお方には、今年こそ吉事に恵まれますよう、心からお祈り申し上げます。



さて、2020年、オリンピックイヤーとなりました。
開催が決まったのはついこの前のように思っておりましたが、早いものでございますね。


スポーツは実践も観戦も不得手な司馬でございますが、やはりほぼ半世紀ぶりの大イベントですので、無責任にわくわくしております。
諸外国から久しぶりにご帰宅になるお嬢様もいらっしゃいますので、お世話をするのも楽しみでございます。



お祭り騒ぎで、慌ただしい一年となってしまいそうですが、お嬢様方と共に、今年もにぎやかに過ごしていきたいとぞんじております。



本年もどうぞよろしくお願いいたします。
Filed under: 司馬 — 22:00