We are

窓を開けると夏の名残を感じながらも涼やかな風が自室に吹き抜けます。

お恥ずかしながら「重陽の節句」の意義を初めて知った能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

執事歌劇団のInstagramでもお伝えをいたしました通り、富士登山に赴きました。

的場、影山とともに三名で臨みました。かなり異色のメンバーでございますね。

「ご来光」すなわち富士山から日の出を見るということが目標でございまして、

上り下りで二日間かけて富士山と向き合う素晴らしい機会を頂戴いたしました。

 

結果、三人とも無事に頂上まで辿り着き、「ご来光」を拝むことができました。

日本一高い山に登ったという達成感に満たされ、同時に安堵感に包まれました。

無事に怪我なくお屋敷に戻ることが、何よりの最優先事項でございますので。

秋のはじまり。早速たくさんの思い出ができました。

 

道中で数多の写真を撮ってまいりましたので、別の機会にお届けいたします。

我々の富士山登頂のリアルな様子をぜひともお楽しみにお待ちくださいませ。

 

行楽の秋という言葉の通り季節に触れる機会を今年は増やしていく予定です。

勇気を持ってお外の世界に出ていきませんと、新たな発見は少ないでしょう。

虎穴に入らずんば虎子を得ず。何事もチャレンジしていく所存でございます。

 

「虎」で思い出しましたが、こちらの日誌がお嬢様の目にとまるころには、

わたくしが贔屓にしております某球団は「アレ」を達成できたのでしょうか。

ティーサロンが創設されてからの長い年月、一度も味わったことのない悲願。

目標に向けて日々頑張るスポーツマンはいくつになっても憧れでございます。

 

能見

花鳥風月

花のように彩られ

鳥のように可愛らしく

風のように爽やかに

月のように美しく

9月19日に影山と火野でエクストラティーをお作りいたします。

お嬢様に美味しいと言っていただけるように精査していきたいと存じます。

お帰りをお待ちしております。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
片倉でございます。

今月は私が提案したパスタをご用意する事と相成りました。

秋茄子と根菜のペンネボロネーゼ
そして
大根と生ハムのサラダマリネ

夏野菜の代表の一角でもある茄子…秋茄子に因んだ諺もありますが夏の茄子と秋の茄子には大きな違いがございます。

それは実り方、
夏茄子は高い気温と強い日差しを浴びることで皮が厚く果肉がギッシリ詰まった形で成長します。
秋茄子は昼夜の寒暖差と夏より優しくなった日差しによって皮は柔らかくしっとりとみずみずしい果肉になり生でも食すことの出来る茄子に成長します。

今回はそんな柔らかい秋茄子とザクッとした蓮根と牛蒡を食感に加えた赤ワインと相性のよろしいボロネーゼ、
サラダは生ハムにシャキッとした大根を加えた白ワインとも相性の良いさっぱりとしたマリネをご用意致します。

一度私も試作して特に美味しかったものを提案致しまして、料理人達の腕でさらに磨きがかかったお品となってございます。

是非とも一度お試しくださいませ。

片倉

メッセージカードのご依頼につきまして

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様、お坊ちゃま。
執事喫茶スワロウテイルの諏訪野でございます。

当家フットマン西槙、水野へのメッセージカードのご依頼は9月2020時迄とさせていただきます。

尚、本人からの手渡しが叶わぬ場合もございます。
誠に恐縮ではございますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

autumn flavors

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
冴島でございます。

9月になり酷暑という程暑い日がなくなったとはいえまだまだ残暑の続く日々ではございますがいかがお過ごしでしょうか。

私は大旦那様に命を頂き9月後半のフットマンケーキを監修させていただくこととなりました。
夏にお出ししたアイスとカクテルはココナッツを使った夏らしいものでございましたので今回はそれ以外の素材で何かいいものはないかと考えておりましたが、まだ暑さが残っているとはいえ9月は暦の上では秋でございますのでやはり秋の味覚を使ったお品がいいと考え今回は王道の秋の味覚でさつまいもを使ったものにしようと決めホワイトチョコレートを合わせタルトにした少々面白いものをお出しすることに致しました。
当家のシェフとも相談しあまり重くなりすぎないようなお品に致しましたので食後のデザートにもぴったりでございます。

そして芋ようかんにもよく合う和の風味をお楽しみいただける紅茶も当家には多数ございますのでお召し上がりの際は一緒にご用命頂くのも一興かと存じます。

その他にも今月はパスタセットなども秋の味覚を使用したお品を多数用意してございますのでぜひお召し上がりにご帰宅くださいませ。

では今月もティーサロンにてお嬢様、お坊っちゃまをお待ちしております。

冴島

長月

 

まだまだ暑い日が続いております。

秋風が心地よく感じるのはもう少し先になりそうな気配でございます。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

さて、今年の「十五夜」は9月29日(金)でございますので今回は、お月見にお供えする秋の七草のお話させていただきます。

秋の七草は尾花(ススキ)・萩(ハギ)・桔梗(キキョウ)・葛(クズ)・藤袴(フジバカマ)・女郎花(オミナエシ)・撫子(ナデシコ)でございます。

秋の七草の由来は、万葉集に収められている山上億良(やまのうえのおくら)の二首の歌といわれております。

 

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種(草)の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

注:朝貌は桔梗の事で現在の朝顔ではございません

 

春の七草が七草粥にして無病息災を祈るのに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものとの事。

今年のお月見にはお団子や里芋、さつまいもや尾花(ススキ)と一緒に飾り彩を添えることに致しましょう。

 

お月見と何の関係もございませんが、今月はシャチを折り紙で作りました。

 

 

お気に召してくだされば光栄でございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

 

そろそろ。

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

9月に入りますと、やはり秋の気配が・・・。
などということもなく、残暑いまだ収まらずといったところでございますね。
本当に今年の夏は、常識の通じない暑さでした。

とはいえ、そろそろ夏の疲れも出始める時期でございます。
涼しい風に一息つける機会も増えてまいりますが、決してご油断なくご自愛くださいませ。

猛暑の間は、日中に出歩くのも煩わしく、司馬の出不精にも拍車がかかっておりました。
たまのお休みを頂いた折なども、冷房にあたりながら本を読むだけ。
あまり健康的ではございませんね。

ただ、夏の空気を感じますと、不思議と少年時代を思い出してしまいます。
そんな心境からなのでしょうか。
今年の夏によく読んでおりましたのは、恐竜の本でした。
イラストの美しい図鑑や、最近の知見を網羅した大百科、荒唐無稽な活劇小説。
幼少のころから、どれも大好物でございます。
ついつい興に乗りまして、恐竜映画のエポックメイキングとなりました「ジュラシックパーク・シリーズ」も見返したりしておりました。
少年のころのように長い長い夏休みこそかないませんが、司馬も十分に夏を堪能したような思いでございます。

さて、さすがに強い陽射しもだんだんと衰えてまいります。
お屋敷に閉じこもるのも飽きてまいりましたので、そろそろどこかに出かけてみましょうか。
しばらくぶりに火のついた恐竜熱にまかせるまま、博物館や恐竜展で全身骨格を見学するのも良いかもしれません。

 

では、お嬢様方。
もうまもなく、芸術やスポーツを楽しめる季節がやってまいります。
日傘には別れを告げて、快活に秋の訪れをお楽しみくださいませ。