春の足音

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

ゆっくりと春の足音が聞こえてまいりました。
庭園の梅の花も、桜の花へとバトンタッチでございますね。
厚手のコートもそろそろ仕舞時でございます。

そんな春の足音に合わせるように、今月の半ばから当サロン開館記念のアニバーサリー期間が始まります。
無事に18周年を迎えることができまして、本当に感激でございます。

これもひとえに、お嬢様方がスワロウテイルを愛してくださった賜物。
誠にありがとうございます。
これからも、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

そして、これを機にマスクを外して、お嬢様方に素顔をご披露することが、ようやく叶う運びとなりました。
使用人たちの素顔をご存じでないお嬢様方も、ずいぶん多くいらっしゃるかと存じます。
安心感いっぱいの笑顔、豊かな表情の変化、時には厳しさすら湛えた真面目な面持ちなど、使用人各々の魅力はたっぷりでございます。
どうぞ、ご期待のハードルを上げてご帰宅くださいませ。

 

さて、お嬢様方に恥ずかしくないよう、司馬も念を入れて、ヒゲの手入れにかかりましょうか。

初の春

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
久保でございます。

いよいよ春の始まりでございますね。
今年はどんな春になるか、私はワクワクしております!
と申しますのも、今年がお嬢様、お坊ちゃまとお屋敷で過ごせる初めての春だからでございます。

お花見をしたお話し、何を召し上がったかのお話し、新年度に向けてのお話し。
是非お聞かせくださいませ!

ところで、たけのこの成長スピードってご存知でございますか?
一日に30センチ伸びることもあるそうでございますよ。

私もたけのこに負けないように成長していかなくては!

それでは暖かい日が増えておりますが、まだまだ寒い日が続きそうでございます。
お嬢様、お坊ちゃま
どうかご自愛くださいませ。

いろいろ

春の訪れを待ちつつ、今年もまた花粉という見えたり見えなかったりする悪魔の存在におびえる毎日を過ごしております。

 

伊織でございます。

 

毎日を面白おかしく過ごしたいものですね。

春の訪れを花粉の悲惨量ならぬ飛散量ではかるばかりでなく、もっと気分のよい春を満喫したいものです。

山菜なんてようございますね。

春の山菜、野菜のもつ苦みがまたグッと味覚を引き締めてくれる感覚が好きだったりします。

特にフキノトウが好みなのです。そしてどうやらフキノトウに含まれるフキノール酸が花粉症に効くとかなんとかお話を伺いました。

これは願ったり叶ったり、一石二鳥でございます。

 

お嬢様もお嫌いで無ければ、食で季節を感じつつ花粉症対策を試みてはいかがでしょうか。

弥生

日増しに暖かくなり、桜前線が待ち遠しいこの頃でございます。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

先月はギフトショップにて私お勧めの「バレンタインチョコタルト」を、お屋敷ではフットマンアイスとして「キャラメルナッツアイス」ご用意させていただきました。

それぞれ美味しいとのご感想をいただく事が出来ましてとても嬉しゅうございました。

また機会がございましたら美味しいスイーツをご用意できるようにいたします。

 

さて、今月は当家にとっても大切な開館記念日がございます。お嬢様方がお支えくださっての18周年でございます。

これからもお嬢様方がお戻り頂ける場所としてあり続ける事が出来るよう、全力を尽くしてまいりますので宜しくお願いいたします。

 

今月は小鳥を折ってみました。

 

 

 

 

 

お気に召してくだされば幸いでございます。

 

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

アヒルの寝床

影山でございます。

3月12日に時任とエクストラティーをご用意させていただきます。

タイトルは『アヒルの寝床』

アクアマリンの上に佇むアヒルが見られるのでしょうか?

一見優雅に見えて
でも足は必死にバタバタしているアヒルにはすごく愛着が湧きます。

 

早いもので
時任執事と描く

『誕生石エクストラティー12年計画』

も4年目。

三分の一が過ぎました。

少し感慨深くなります。

そして

もう一つ

毎回やり取りする
この会話も4年目。

 

時任『アヒルの寝床というタイトルでどうかな?』

影山『とても素敵です。』

時任『アヒルを浮かべられれば浮かべたいなと。』

影山『わたしは華麗な影山のシェイクさえ説明文に書かなければ大丈夫です。』

時任『いや、それだけは譲れない。』

 

何故?

ご挨拶

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。ご挨拶申し上げます。
この度ティーサロンにてお給仕の任を拝命致しました。フットマンの綾瀬と申します。

先日まで大旦那様よりいただいた別の役目に従事しておりましたがそれがようやく落ち着き、こうしてティーサロンに戻るお許しを賜りました。かれこれ5年振りの復帰と相成りました。

大変ご無沙汰しております。お元気でいらっしゃいましたか?こうしてまたお嬢様のお給仕ができるなど夢のようでございます。

ブランクを埋めるべくここ最近はお給仕に励む日々でしたがその日々の楽しいこと楽しいこと。この日誌をしたためている今もティーサロンの事で頭が一杯でございます。
お嬢様に相応しい使用人になるべく精進して参りますのでこれからどうぞよろしくお願い申し上げます。

読み返しますと高揚のままに書き綴った散文でございますね。しかしこれが素直な気持ちでございますので、ひとまずご挨拶とさせて下さいませ。

どうか御身体には気をつけ下さいませ。
いつでもご帰宅をお待ちしております。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます、荒木田でございます。

タイムカプセルを掘り起こした経験はございますか?

数年、十数年、或いは数十年前の自分からの手紙。古びた缶には思い出の品や、思い出せない品の数々との対面は、殆どタイムトラベルのようなものでしょう。

タイムマシーンなど無くとも、過去に行けるのだ。……なんて宣言したらホーキング博士に怒られそうなのでやめておきます。

さて。

驫木駅という駅をご存知でございますか?

鉄道旅が好きな人間であれば、恐らく一度は名前を聞いたことがある、或いは写真を見たことがあるであろう、
青森県と秋田県を海沿いに結ぶローカル路線である五能線の一駅、それが驫木駅でございます。

小さな無人駅に過ぎないこの駅を有名にしているのはそのロケーションです。周りには建物の影も殆どなく、海沿いにぽつんと、木造の駅舎が佇んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お写真をご覧いただけば、きっとその魅力が伝わることでしょう。

私が初めて訪れたのはまだ酒の味も知らぬ時分でございました。ポスターの中でしか見たことのない風景に酔いしれ、燥いでいたら草むらのどこかに四角い端末を落とし、数時間に一本しか来ない電車に間に合わないという始末。苦々しい失敗の記憶にございます。

それから、この駅には数度と訪れましたが、その度に思うのは「ここは変わらないな」ということ。

私がどれだけ変わろうとも。世界がどれだけ変わろうとも。それでも、この場所はこのままなのです。

全く、ノスタルジィは、善き哉。

この場所こそが、私なりのタイムカプセルでございます。過去に触れ、過去の自分を垣間見て、未来の自分に託す場所。変わる自分、変わる世界。変わらない自分、変わらない世界。

タイムカプセルの内容や隠し場所など、あまり人に話すものでは御座いませんが、ご安心くださいませ。日本中を旅して回っておった私でございます、秘められたカプセルは十や二十ではございません。死ぬ前には全て巡ろうと思っておりますが、どうも私の死出の旅路は長旅になりそうですね。

お嬢様も、タイムカプセルの隠し場所にはくれぐれもご注意を。過去の自分と未来の自分の対話でございますから、くれぐれも隠し場所は慎重に。第三者の立ち入りは野暮でございます。

あぁそれと、忘れてしまった時のために、信頼のおける人間に場所を控えてもらう、というのも肝要かと。

……そういえば以前、椎名執事から「本邸のお庭の隅には大切なものが埋まっているから決して立ち入らぬように」と聞いたことがございますね。

……まさか。早速スコップを用意して、そうだ、小瀧にも声を掛けましょう。

いざゆかん。