TGGヨーグルト

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

私が衝撃の調味料「塩レモン」と出会ったのは、確か昨秋でしたか。
どんな料理にも合わせられるこの万能調味料は、今ではすっかり吉川ジャパンのレギュラーの地位を獲得し、柚子胡椒と並んでツートップを張るようになりました。
このたび、その塩レモンの魅力を皆様にもお楽しみいただきたく、大旦那様のお許しを得て、「レモンソルトアイス」としてご提供させていただくことになりました。
これを機に、皆様も塩レモンの可能性の片鱗に触れていただければ幸いです。

この塩レモンを作る上で興味深いのが、「発酵」という工程です。
塩で漬け込んだレモンが、発酵により、徐々にドロドロになっていく。
そんな微生物の力にロマンを感じた私は、手軽に作れる新たな発酵食品を探していました。
そこで遅ればせながら、皆様ご存じ、話題のTGGヨーグルトにチャレンジしてみることにしました。

え?
TGGヨーグルトとは何かって?
存じ上げませんか?
これは失礼いたしました。
TGGとは「豆乳グルグル」の頭文字。
そう、豆乳(T)グル(G)グル(G)ヨーグルト。
玄米と無調整豆乳だけで作れる、植物性乳酸菌が豊富なことで話題の健康食品です。
様々な作り方が紹介されていますが、基本的には、豆乳に玄米を漬けるところから始まります。
すると、玄米に付着している微生物が、豆乳をヨーグルトにしてくれるのです!

文字にすると簡単ですが、これがなかなか難しい。
最初は少量で始め、固まったらそれを種菌にして豆乳を継ぎ足す、これを三度ほど繰り返すと成功率が上がります。
種菌を豆乳に馴染ませるため静かにグルグルと攪拌する、この作業から「豆乳グルグルヨーグルト」と呼ばれているのです。
ネットで調べながら試行錯誤し、最初は躓きかけたものの、今では簡単に作れるようになりました。
種菌から増やしていくレシピがオーソドックスですが、私はそこから更に工夫し、ヨーグルトの上澄み液である乳清(ホエー)を豆乳に混ぜてグルグルしています。
こうすると格段に滑らかに仕上がるのです。

皆様もこの夏、自由研究のような感覚でTGGヨーグルトにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
初めてヨーグルトが出来た時の驚きと感動…。
他の何かとはまた違った、不思議な達成感を得られますよ。