麻と辣

皆様、ご機嫌麗しゅう。吉川でございます。最近、深夜に放送されている激辛グルメドラマに刺激を受けて、私自身も激辛グルメにチャレンジする機会が増えました。コンビニやスーパーで激辛カップ焼きそばが売られたり、デリバリーが充実してきて、激辛グルメが手軽に入手できるようになったことも大きいですね。お店では躊躇してしまうような激辛グルメも、自室ならば遠慮なくゆっくりじっくりと味わいながら食することが出来ます。私が特に好んでいるのは四川麻婆豆腐です。東南アジア系の辛酸っぱさや、韓国料理の甘辛さ、カレー系の灼熱の辛さも良いのですが、四川料理の花椒の「麻」と唐辛子の「辣」による絶妙な辛味が、私の心を、いえ、私の舌を捉えて離しません。唐辛子の「辣」が、気分が上がって絶叫したくなるようなアッパー系の辛さであるならば、花椒の「麻」は、気分が落ち込んで溜め息をつきたくなるようなダウナー系の辛さ。「あーっ! 辛いっ!」と「あー……辛い……」の違いでしょうか。それが同時に味わえるなんて、こんな至福の時はそうそう訪れません。なぜそんな苦行のようなことをするのかと問われれば答えは明確には出ませんが、麻と辣という苦楽を共にすることでストレス発散になっているのかもしれません。さて、今日も激辛グルメを求めに参りましょうか。