Ground

自室に差し込む朝日の眩しさや角度から、春の訪れを感じております。

庭園でハンモックに揺られる堕落な一日を確保したい能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

少し暖かくなってまいりますと、動物的な習性なのかわかりませんが、

より活動的にならなくてはと思い、今までにおざなりにしておりました、

毎日の生活の中にある細やかな事象にようやく向き合うことができました。

例にとりますと、靴磨きでございます。

執務を終えた後のケアは簡単なブラッシングのみに頼っていたのですが、

先日、補修できないほどの、トゥ部分のひび割れを見つけてしまいました。

保湿ケアが足りていなかった証拠。そのことに深く反省をいたしまして、

数年ぶりにレザーケア用品を新調いたしました次第でございます。

しかし、靴磨きをはじめとするレザーのお手入れも大変奥が深い世界。

どこまでが日常での可能なケアなのか、難しい線引きもございます。

大河内の域に達するまで恐らく一生か、それ以上掛かるかも知れませんが、

自分のペースでじっくりと向き合うことにいたしましょう。

前を見ることだけではなく、足元も大切に。

今まで積み上げてきたこと、周囲に感謝を忘れることなく。

履き潰した革靴が、肝要を思い出させてくれました。

能見

insomnia

お嬢様 ご機嫌麗しゅうございます
山岡でございます

お外も段々暖かくなって参りまして
春の訪れを感じる今日この頃でございます

春は 出会いと別れの季節

思えば今までの私にとっての春は
別れの悲しみより
出会いへの期待に胸を膨らませる事の方が
多かったのかも知れません
故にこの春は
人生で一番辛い春を迎える事になりそうです

これまでお屋敷でお仕えして参りました
一年と数ヶ月
たった一年と数ヶ月で
こんなに沢山の使用人を見送る事になるとは
思ってもいませんでした

旅立つ事を決めた使用人のこの先の人生が
より豊かなものになるのであれば と
その都度悲しみを押し殺して
笑顔で見送ってきたつもりではございましたが
それでもやっぱり心の奥底にある悲しみは
ふと油断した瞬間に込み上げて参ります

今日は眠れません

お嬢様 恐らく明日の山岡は目の下が黒いです
どうか 今日だけは お許し下さい
またお嬢様を笑顔にする為に頑張る山岡と
これから旅立つ使用人を笑顔で送り出す山岡が
直ぐに戻って参りますので
どうか 今日だけは

メッセージカードのご依頼につきまして

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様、お坊ちゃま。
執事喫茶スワロウテイルの諏訪野でございます。

当家フットマン、日比野へのメッセージカードのご依頼は3月20日20時迄とさせていただきます。

尚、本人からの手渡しが叶わぬ場合もございます。
誠に恐縮ではございますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

諏訪野

メッセージカードのご依頼につきまして

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様、お坊ちゃま。
執事喫茶スワロウテイルの諏訪野でございます。

当家フットマン、財前へのメッセージカードのご依頼は3月20日20時迄とさせていただきます。

尚、本人からの手渡しが叶わぬ場合もございます。
誠に恐縮ではございますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

諏訪野

古谷でございます

間もなく当家も開館15周年。

このような長きに渡る伝統に、こうして携わることが叶い大変嬉しく存じます。

更なる発展をし続けるであろうスワロウテイルに仕えるなかで、私の心はいつもお嬢様の側に常に在りたいと願います。

月日を比較したならば、
私の時間はお屋敷に比べ短いものでございますし、積み重ねてきたものなど何気ない毎日の繰り返しではございますが、今となってはそれこそを何より慈しむばかりです。

叶うならば末長くそのひとときを貴女と過ごしてまいりたいと願います。

大切な思い出

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌いかがで御座いましょう、金澤でございます。

今日はちょっと私の好きな日本酒のご紹介を!

宮城県石巻の酒蔵、平孝酒造の日高見でございます。
私が仙台にいた頃に出会ったお酒で、それまで日本酒は苦手だったのですが、一転し日本酒大好きになったきっかけを作ったとも言えるお酒です。

今日の晩ごはんは、
 はらこ飯
 金華サバ文化干し
 笹かまぼこ
 すずきの薄造り
 梅きゅう
そして、日高見純米をぬる燗でじっくりといただきます。

日高見は魚との相性がバッチリなんです

『 ƒƒ(フォルティシモ)』♪

そろそろコートの仕舞時

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

日々、陽光に暖かさを感じられるようになってまいりました。
冬の終わりでございますね。
桜はもう少し先のようでございますが、梅の花は紅白の彩りを庭園に添えております。
麗しく清楚な風情は、スワロウテイルにとって特別なこの月を、春の気配が祝福してくれているようでございます。

というわけで、いよいよ今月は開館15周年の記念日がやってまいります。
これほどの長きに渡って、お嬢様方へのお世話が叶い、使用人一同、とても喜んでおります。
これからも心からお寛ぎいただけますよう、各々、持てる技を駆使して、ますます奮励いたす所存にございます。
どうぞ、ご期待くださいませ。

さて、春風が吹いてくれば、分厚い冬のコートも出番を終える頃でございます。
今か今かと出番を待っているお召し物に、そろそろ主役を譲りましょう。
今月後半のアニバーサリー期間には、どうぞ軽やかな春のドレスでご帰宅くださいませ。
お嬢様方が晴れやかな装いで、賑々しくお食事をお召し上がりになる様子を、今から司馬も楽しみにしております。

とは申しても、寒さは不意に舞い戻ってしまうものでございます。
お嬢様方がご不自由を感じられてはいけません。
いつでも、冬物が取り出せるよう、怠りなく用心しないといけませんね。
これもまた、使用人の心得でございます。

では、またサロンにてお会い致しましょう。