執事日誌
SWALLOWTAIL
夜空傾ける杯
映るは空に咲き、そして舞い散る春の紅色
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年に一度訪れる、最も高貴な冠を添え唱えられるこの良き日。
夜深き頃合い。 暗がりのヴェールに包み込まれたならば、 すべてはいっそう研ぎ澄まされてゆくでしょう。
悠久の時をつみかさね、つくりだされる美しき琥珀色。ひとつの樽酒を生み育てた愛の軌跡。
飲みほされてしまいそうな程の漆黒で満たされた、まるでBlack Velvetの如き師走の夜
その名「アイラの女王」。
満月に照らされた10月の長夜の下、それは実りの時を迎えて