宝塚歌劇「ドン・カルロス」「Shining Rythm!」

お帰りなさいませ、藤堂でございます。

4月27日から上演されています東京宝塚歌劇場の雪組公演を
観てまいりました。

数日前にトップの音月桂さんの退団が発表されました。
今年の12月公演がサヨナラ公演になる予定だそうです。
この頃のトップの方は短いですネ、大輪の花が宝塚を去って
いかれます。
その音月桂さんの今回の作品は「ドン・カルロス」と
「Shining Rythm!」です。世界的にも有名なドン・カルロス
の物語をタカラヅカで!お嬢様方もご存知のストーリーだと
思いますが、・・・・

時は16世紀後半スペインの王子ドン・カルロス(音月)は
多くの臣下や民衆達から慕われ、王国の将来を担う後継者と
して期待を受けていたが、王妃イザベルがかつてカルロスの
婚約者で国同士の事情で父フェリペ2世の妻になった。
そんな中で育ったカルロスは心を開いて父と語る事ができない。
父のフェリペ2世はカルロスと王妃イザベルとの関係に疑念を
抱き臣下のポーザ侯爵に二人の同行を命じるが、カルロスは
幼馴染である王妃の女官レオノール(舞羽)に秘かな想いを
寄せていた。

ネーデルランドの民の為にネーデルランドの友人達の為に
何か出来る事はないかと模索していた。ハプスブルグ家の
王子としての勇ましく取り組んでいく姿を音月桂さんが、
明るく、時には悩んでいく姿を等身大で演じていられます。
トップになられてからの作品では一番生き生きされているように
思います。

「Shining Rythm!」
中村一徳作、演出のこの作品、雪組では13年ぶりの作品との
事で力が入っていると感じます。
音月桂さんを中心に舞羽美海さん、早霧せいなさん、
末涼亜希さん、そして雪組全員で、ジャズ、ラテン、スペイン系
の音楽の中で生き生きと羽ばたいていられます。
いつもの如く大階段は見応え充分です。
ぜひご覧くださいませ。

藤堂