ご機嫌麗しゅうございます。
八幡でございます。

以前藤堂執事にフグをご馳走していただきました。
人生初のフグでございましたが非常に淡白で美味で御座いました。

勿論しっかりと藤堂執事のありがたいお話を聞きながらヒレ酒も頂きました。

早くこの様な日常が戻って参りますと嬉しく存じます。
そしてまた不自由なく出かけられる様になりましたらその際は是非、次回はタラバガニをご馳走していただけるように藤堂執事におねだりしようかと存じます。

ロースト丘陵

ギガル コートロティ Chダンピュイ 2010

2010 Cote Rotie Chateau d’Ampuis E.Guigal

エッジは若干色が落ちております。
カシスやブラックベリーの黒い果実、チョコレート、少しのペッパーにシナモンリコリスの甘いスパイス、レザー。
力強い凝縮した果実味が酸と共にほぐれてきたのがわかる、しなやかでなめらかな口当たり。
余韻もとにかく長く、アルコールの高さもあり強いフィニッシュでした。

2日目もすさまじい様相で。
完全に開き、熟成した要素がグラスからあふれております。
湿った印象、枯葉、ドライフラワー、なめし革。
味わいには集中力があり、重厚ながらも、厚みのある酸が溶け、なめらかで、ミネラルと共にキレイに輪郭をかたどっております。後半にはきめ細かく豊かなタンニンと鉄。余韻もすばらしい。

ローヌは全く集めていなかったので、ダンピュイはストック最後の1本。
当然開けるの早かったのですが、飲みたいときに飲むのが一番でしょう。
いや。さすがに素晴らしい味わいで、紛うことなくグランヴァンといえましょう。

コートロティ、エルミタージュ、コルナスあたりは孤高のワインという印象で、タニックで力強くしなやかで引き締まった味わい。それがほぐれる瞬間がたまりません。

ワインから離れたと思っていても、いいワインをいただくと心震えるものですね。

若葉の季節

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

五月となりましたね。
まだまだ、朝晩の肌寒さも残りますが、汗ばむような初夏の日差しも感じられます。
爽やかで、過ごしやすい季節となりました。

遠出などなさるのには、絶好のシーズン到来でございますね。
司馬も喜んでお供したいところでございますが、時節柄、お出かけもままならず、お嬢様方におかれましても、さぞやご無念のことと、心中、お察し申し上げます。

しかしながら、庭園の木々は新緑を盛んに芽吹き、その鮮烈な色彩は、誠に目に染み入るようでございます。
遠出はできませんが、一人掛けの小さなテーブルを持ち出して、ささやかながらも心を込めた野外のお茶会などはいかがでしょう。

もちろん、ご用の際にはすぐにおうかがいできるよう、使用人はいつでもお近くに控えております。
新緑を吹き抜けるそよ風を感じつつ、やわらかな木漏れ日を感じるのも、また一興ではございませんか。

・・・そろそろ、ミントの香りを効かせたアイスティーが恋しくございませんか?

それでは、早速ご用意いたしましょう。

野菜を食べる

ご機嫌麗しゅうございます。
環でございます。

毎回食べ物の話で恐縮ですが今回は野菜、サラダについてお話させていただきます。

お嬢様もよくお屋敷でサラダを召し上がっていらっしゃるかと存じますが、私も最近よくサラダを食べるようにしております。

昔はお肉や魚を優先してしまいがちでしたが、今はサラダを率先して摂るようになりました。

今では毎日美味しくサラダ生活を続けております。

ここまで食べるようになるとは自分でも驚きでございますが…。

蕎麦を多く食べるようになり、そこにプラスで食べるならサラダが適任なのも一つの要因なのかもしれません。

何にせよサラダを食べる環境を自分で作るのも、結果として健康に繋がるので良いことでございますね。

これからも続けていけたら良いのですが、ふと気を抜くとお肉の誘惑が…。

負けないように継続してまいります。
それでは。

モーニングルーティン

世の中がこんな塩梅でございますと
日誌に認めますことも限られて参りますね。
このご時世になりて生活のなかで増えたことと言えば、料理と勉強と読書とトレーニングぐらいでございます。

…修行中の僧侶か。

そんな自分ツッコミを心中で呟きつつ、何を日誌に認めるべきかと考案いたしますが
料理やカクテルのお話ばかりを続けると、そのうち執事日誌がレシピブックになりそうです。

かといってお散歩日誌ばかりも悩ましいところです。
いや先日、某河川をなんの気もなくどこまで歩けるか川沿いを歩き続けてうっかり遭難いたしましたが。

ペットの紹介をするのも定番でございますね。
大変アグレッシブで話題に欠かない子ではございますが、
日常は寝ているか食べているかのどちらかでございます。案外日誌とまでなりますと特筆すべき事はございません。

さて、いかがすべきかと友人に相談したところ。
世間には「モーニングルーティン」や「ナイトルーティン」というものがあると聞きました。

果たして初老男性のモーニングルーティンとやらに日誌といて閲覧頂くに足る価値があるのかは訝しい限りでございますが、物は試しと筆を走らせてみましょう。

am5:30
何故か一回この時間に目が覚めます。
早起きすべきかと動きかけたところで大体猫パンチを喰らい、寝かしつけられます。

am6:30
起床いたします。
偏頭痛を防ぐため、身を起こす前にこめかみから耳周り、首筋までセルフマッサージを行ってから床を離れます。

整体師の友人に習ったものでございますが
日常的な偏頭痛や肩凝り、目の疲れなどにお悩みの方にはおすすめの習慣だそうでございます。
ぜひお試しくださいませ。

目覚めが悪いときはついでに腹筋運動をしてから起きます。
ドタバタうるさいのか、周囲でまだ猫が寝ている場合は、面倒そうにシャーと怒られます。

am6:35
目覚めにアーリーモーニングティーを淹れる…という習慣であれば、当家の使用人らしいのでしょうが
生憎と朝一番に冷蔵庫から取り出すのは、缶コーヒーと20年前から決まっております。

冷たい缶コーヒーを一気飲みし、乾いた喉を潤してから、皆で軽い朝食をいただきます。

…缶ビールじゃないのかって?
…それはお休みを頂いている日だけでございます。

am6:45
朝食はサラダとシリアルとトマトジュースです。
トマトジュースは私の主原料のひとつでございます。
サラダにはかなり凝っている方でございまして
菜のものや根菜、かなり変わった野菜やハーブまでいろいろと試しております。
ドレッシングにも一家言ございますので、機会があればそれも日誌に認めると致しましょう。

am7:00
朝食を終えたらお風呂をいただきます。
朝風呂派です。夜はいつもシャワーで済ませ、朝にしっかり入浴いたします。
長風呂です。いつも心配になるのか猫が様子を見に来ます。そしてお約束のようにお風呂に落ちます。

am8:30
タオルでよく拭いて乾燥タイムです。
このときついでに、朝の執務を片付ける癖がございます。
そのため、朝に処理を行った時任の書類は、インクに水滴の滲みが多く、諏訪野から苦情が届きます。

am9:30
乾きましたら、髪はとりあえず椿油で軽くまとめて
お屋敷までの散歩道を通り出勤いたします。
執務用以外の、いわゆる私服は「面倒なのでスーツ」と最近定めておりますが。そろそろ暑いので一考が必要かもしれません。

なお、日常的に指輪を二つ着用しておりますが。
実はお屋敷の職務において、毎日必ず行うべき勤めをうっかり忘れないための措置でございます。

その日常の大事な勤めを果たしたら指輪を外し、ポケットにしまうのでございます。

つまり、もしうっかり時任がサロンにて指輪などしておりましたら、大事なお仕事を何か忘れておりますので、大変恐縮ながらご指摘くださいませ。

こうして、モーニングコートに袖を通し、いつもの一日が始まる流れでございます。

見返してみると朝の習慣は、一日をしっかり過ごすためにも大切でございますね。

お嬢様もどうか、今日もよき朝を迎えておられますように。

さつき

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

五月は皐月に始まりまして、
五月雨ですとか何となく響きがいい
言葉が多いイメージがございます。
旧暦の上ではどうやら六月のことを指すようですが、
現代を生きる我々にはあまり関係ないのかも知れません。

五月雨自体も梅雨の雨を指す季語にございまして、
そう思うと気温の変化に一喜一憂しておりましたが、
そんな時期なのだなぁ感じますし、
実のところ夏はもうすぐそこに
近づいているのだなと感じるのです。

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古谷でございます

大型連休を迎えた訳でございますが

浮き足立つ心持ちとは裏腹に

ひっそりと過ごす形に今年も相成りました

お嬢様の元気なお声も

明るい笑顔も

幾重もの隔たりを介してでしか拝見することが叶いませんが

それでも同じ時間を同じ空間でご一緒に過ごすことが出来ることに日々感謝をしております

ティーサロンでは安全なひとときを目指して更なる内装の変化を試みましたが

それはこの場所での思い出をたくさん築くためです

時が経った後に

「こんな事もあったよね」と

笑い話にできる日が一日も早く訪れることを祈ります。