日誌

紀元前から続くワイン醸造は科学的な側面もございます。

ですので技術の進歩と共に、自然任せだった部分もその仕組みが理解されコントロールされるようになってまいりました。

おそらく20年、30年前のワインに比べるとヴィンテージによる
出来不出来といった差もすくなくなり味自体もかなりぶれが少なくなっているのではないでしょうか。

勿論私はそれらのワインが作られたころに飲めたわけではございませんが。


一方。そのカウンターとして自然にそった本来のワインづくりというものも見直されております。

その一つに「ビオディナミ」というものがございます。

ルドルフ・シュタイナーという人物が唱えた思想でして、農業だけでいうのなら無農薬、有機栽培などをもっともっと進めたものをイメージすると近いかもしれません。

肥料自体も特殊ですし、栽培のスケジュールなども月齢に沿っていたりとなかなか興味深い一方、そこまですることに意味があるかと、それこそ「科学的な」思考をしてしまうのですが……


そのことに関して面白い発見をいたしましたので後ほどそのお話も致しましょう。

どうぞワインを召し上がりながらお待ちくださいませ。
Filed under: 大河内 — 23:00

寛ぎながら戯れ言

敬愛せしお嬢様へ

時任でございます。
本当に春はどこへ行ってしまったのでしょうか。
昼夜の温度差激しい日々が続いておりますゆえ、お嬢様におかれましては身体にお気をつけ頂き、如何に暑く感じられる日でございましてもまだまだ上着はお忘れなきようにお願い申し上げます。

さて、今宵も拙き言葉を紡いで参りますが、子守唄がわりと思って頂ければ幸いでございます。

誰しもなぜか心安らぐ場所というのはございますね。

それが子供の遊ぶ公園であったり、古びた香りの和室であったり、木漏れ日のある森の中だったり…それは人それぞれですね。

お人によっては、うず高く本の積まれた書庫だったり、機械油香る車のガレージだったり、愚者のカードのごとき高い塔のてっぺんだったりするでしょう。

時任にとってのそれは、夜の街でございます。
幼い頃から夜に縁深かったこともございましょうが、夜の雑踏の中に身を浸しておりますと、どんなに心身がえぐれていても泡と溶けるように痛みが消えていくように思えます。

別段、夜遊びが好きなわけでも、騒ぐのが好きなわけでもございません。
衝撃の告白をいたしますと、酒を飲むことそのものも好きなわけではございません。作るのは好きですが。
ただ、夜の街という空間に、静かに身を浸しているのが好きなのです。


お嬢様がたも、自分だけの安らぐ場所というものは、大事になさいませ。
ナポレオンは必要最低限の休息しかとらなかったと言われますが、人に休息は大事でございます。

叶うなら、お屋敷がお嬢様にとって安らげる場所であればと願いますし、そうあるように尽力して参ります。
その活力を養うためにも、今は暫し、夜に身を隠すことをお許しくださいませ。

古いジュークボックスの音色に人々のざわめき。飴色のカウンタによく似合う無骨なロックグラスにはロンサカパを満たしてちびちびと舐めて。
ああ、落ちつきますね。


…あ。猫を膝に文字と戯れているこの時間も好きですよ。
だから私の膝で爪を研がないでください。
あと勝
手にリターンキーを押すのもや
めなさい。
あ、こ
ら、やめ


なさい

って。


ょ。


…ああもう。
おやつあげますからもう寝ましょう。
明日も頑張りましょうね。
あなたのお陰で、私は明日も頑張れますよ。
Filed under: 時任 — 01:30

ペンギン

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃は、すっかり暑くなって参りまして、
梅雨の足音が、ポツポツと近づいてくるのを感じます。
くれぐれも突然の雨には、お気を付け下さいませ。

とはいえ、嫌なことばかりではありません。
初夏の気候は、お出かけにはぴったりでございます。
ただ残念ながら、この一カ月ほどは、恐らく雨も続くことと存じますので、
ふと羽を伸ばされるのなら、屋根のある場所がようございましょう。

そのような時、私はよく水族館に参ります。
明るすぎない綺麗な照明と、涼しげな水の温度、
のんびりと泳いでいる生き物達を鑑賞するのは、
何とも優雅な時間でございますよ。

その中でも、とりわけ、ペンギンが好きでございまして。
あの白と黒の可愛らしいフォルム。
寝ているのか起きているのか分からない、緩さ。
可愛らしゅうございます……。

水族館で、よく飼育されておりますのは、
マゼランペンギンやフンボルトペンギンという、
中型(体長70cm程)のペンギンが多うございまして。
最もポピュラーなコウテイペンギンは、
大きいものですと、130cm! とっても大きゅうございます。
ちなみに私が好きなのは、イワトビペンギンでございます。
頭部の黄色の飾り羽が特徴の、凛々しいさが特徴的です。

いつも、一度水槽の前に参りますと、
20分でも30分でも眺めておりますので、
外に出れば、暗くなっていることもしばしば。(私の話ではございますが)

先ほどから、暑い暑いと申しておりましたが、
昼と夜との温度差は激しく、
少々肌寒さを感じる時もございますので、
くれぐれもご自愛くださいますように。

それでは、どこからか私を呼ぶ鳴き声が
するようでございますので、
本日はこれにて失礼致します。
……あれは何ペンギンでございましょう。

才木
Filed under: 才木 — 10:30

甘酒のアイス

雨に映える紫陽花の花も美しい季節となりました。
お嬢様、如何お過ごしでしょうか。

今回はお嬢様にお知らせでございます。

6月17日より6月の末日まで私が考案致しました「甘酒のアイス」がご提供出来るようになりました。

日本の伝統的な甘味飲料をアイスクリームとしてアレンジした一品でございます。

梅雨のこの季節は湿度が多くなり体調を崩される方も多く、この時期に豊富なビタミンB群(B1,B2,B6,ナイアシン等)やナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン等のミネラル、またオリゴ糖・食物繊維を含む甘酒を材料としたアイスクリームでお元気にお過ごしいただければ幸いでございます。
是非ご賞味くださいませ。

それでは、お帰りをお待ちしております。
Filed under: — 22:00

その先にあるもの

椎名でございます。

随分と暖かく・・・を通り越し汗ばむ熱さを感じるようになってまいりましたね。

そうこうしている内に梅雨が訪れ、その先には夏本番が待ち構えていることでしょう。
お出かけするには今ぐらいが丁度良いのかもしれません。

(more...)
Filed under: 椎名 — 12:00

伝説のこん棒を求めて

もうすぐお屋敷にも雨の季節がやってまいりますが、傘はお持ちでいらっしゃいますか?

環でございます。



さて、前々回はストレッチの話をいたしましたが、今回は太ももを細くするための道具を買いに行った話でもいたしましょう。



(more...)
Filed under: — 10:00

光陰矢の如し


お嬢様、お坊ちゃま。ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

気づけば、桜も散り、
私が大旦那様にお許し頂き、
お給仕を初めてさせて頂いてから、二ヶ月程が経って参りました。

光陰矢の如しなどと申しますが、
この二ヶ月はまさにそれでございまして、
あっという間のことでございました。

気づけば、私の後に、
真澄と諏訪部。
二人も入って参りました。

自身をより磨くとともに、彼等後輩に恥じぬよう、お務めをし、お忙しいお嬢様お坊ちゃまが、ティーサロンにて、よりお寛ぎ頂けますよう、努力して参ります。

今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

才木
Filed under: 才木 — 10:30

時が経つのは早いもので

この書き出しは前にも書いた気が致しますが……
時が経つのは早いもので平山がティーサロンにて給仕するようになって七ヵ月が経ちました。
この調子だと1年もあっという間でございますね。


平凡な日常を過ごすのも良いかと存じますが、時々新しい刺激を得るのも良いかもしれませんね。

散歩してみたり、山に登ってみたりと自然の空気に触れるように致しましょう。



私もなにか新しいことを初めてみましょうか……


…………思いつきませんね…………



……おや…ルービックキューブがバラバラな状態でいるではありませんか?




これは、揃えておきましょう。









やはりこっちに致しましょうか。










これでようございますね。


結局なにを始めるか見つかりませんでしたね。


おや……あれは…………




平山
Filed under: 平山 — 21:00

能ある筋肉は知識を隠す

いかがお過ごしでございますか、桐島でございます。

お時間が空いてしまった時、様々な暇の潰し方があるかと存じます。

私は大体筋トレでございますが、3番目ぐらいの候補に読書がございます、意外かと存じますが私は書くのは苦手ですが読むのは好きでございます。

ただ、かなりの偏食と申しますか、ファンタジー物ばかり読んでおります、剣と魔法の世界が大好物でございまして…そしてこういう物は設定や外見が独特なのが大体でして、想像して描くのが楽しかったりするのでございます。

要は私にとって脳の筋トレのようなものでございます。まぁ、やはり偏っておりますので偏った鍛え方でございますが…。


そんなこんなで本日も「自室の小さき獣が突然進化して大きくなって空飛んだりしないかな~
そうしたら色々楽だなぁ」等と妄想しながらお屋敷のお掃除をしております。

なんだか大分ハッピーな頭の中になっている気がいたします…やはり当家の使用人たる者、もう少し現実的な知識も勉強せねば…


まぁいいか!そういったものはきっと優秀な後輩たちのほうが得意なはず、みんな任せましたよ!


それではお嬢様、またサロン内でお待ちしております。
Filed under: 桐島 — 19:10

オルソ

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

お嬢様。
実は今月の1日から私の考えたフットマンブレンドティーがこっそりお品書きに載っております。大変恐縮でございます。

紅茶の名は『オルソ』と申します。
りんごの香りをつけたアッサムをベースにキームンを加え、ハーブにカモミールとハニーブッシュをミキシング致しました。

オーソドックスなハーブティーですがミルクなどと合わせても宜しいかと存じます。

カモミールの花言葉には『逆境に耐える』『あなたを癒す』などがございます。

お嬢様が過ごす日々の中で、悩むことや疲れること、理不尽に耐え言葉に出来ないような気持ちを抱えることもあるかと存じます。

そんな逆境の中でも、リラックス効果の高いカモミールの入った紅茶を召し上がって、小さくても構いません、花のような微笑みを咲かせて下さったらばと願いを込めた紅茶でございます。



オルソという言葉は
イタリア語ならばorso。
『熊』という意味です。
そして、『耐える』という意味も持つと聞きます。

ギリシャ語ならばortho。
『歪みを正す』といった意味合い。


どんなに気持ちが折れそうなときでも、我々使用人は紅茶とともに貴方様のお側におります。貴方様の心が歪んでしまうことのないように、傍に寄り添います。

どうかご無理だけはなさらないで下さいませ、お嬢様。


機会がありましたらば『オルソ』
リラックスのお伴に是非一度お試し下さいませ。


隈川
Filed under: 隈川 — 18:00