ありがとうございました

お嬢様、お坊ちゃま、奥様、旦那様、暑い毎日ですがお元気にしてらっしゃいますか。

藤堂でございます。

昨年は17年のオープン記念日を振り返ってご案内させて頂きましたが、この度はお別れのご挨拶でございます。

8月8日を最後にスワロウテイルを旅立つ事になりました。

18年間本当に有り難うございました。

色々な事が走馬灯のように頭の中を駆け巡っています。

さまざまなイベントにもほとんど参加させて頂きました。
特に朗読サロンは好きでした。お嬢様方が楽しんでいただいている様子がひしひしと伝わって参りまして、もう一度開催されたら是非参加したいと思っていました。

これからもお屋敷では色々な催事が行われると思いますが是非ご参加下さいまして、スワロウテイルがより一層楽しいサロンになりますようにと心から願っています。

18年間本当に有り難うございました。

まだまだ暑さが厳しい日が続きますがお体を大切にされましてお元気な日々でありますよう心から願いまして旅立ちの言葉にかえさせて頂きます。

藤堂

宝塚歌劇雪組「ライラックの夢路、ジュエル・ド・パリ!!」

『ライラックの夢路』は、イギリス産業革命の影響を受けて目まぐるしく変化する19世紀初頭のドイツを舞台に、
プロイセン王国のユンカー(貴族)であるドロイゼン家の長兄ハイドリヒが、
鉄道産業の設立こそがドイツ諸邦の発展と統一につながると信じて奮闘する物語です。

小林一三先生が鉄道に夢を持たれ、一般市民の暮らしを豊かにすることを目指しいろんな発想を持ち、
新しい時代を強い情熱をもち時代を動かしていったことが宝塚だと認識される舞台でした。

雪組の新コンビ、彩風咲奈、夢白あやのトップ披露でもあります。

『ジュエル・ド・パリ!!』ぜひ見ていただきたい宝塚伝統のパリレビューです。
パリの独特の妖しくも美しい舞台をこれでもかと思いえるほど楽しい舞台です。

彩風咲奈の上品な美しさと、品の良さと中身の熱さがひしひしと伝わってきます。
是非是非楽しんでくださいませ。

藤堂でした。

楽しいお芝居

暑い日が続いておりますが、お嬢様方にはお元気でお過ごしのことと存じます。
水分を補給されまして夏を乗り切ってくださいませ。

先日は変わった舞台を見てきました。
梅沢富美男劇団です。研ナオコ、三山ひろしが特別出演の大衆演劇です。

第一部は研ナオコがおばあちゃんに扮しての、楽しく思わず笑ってしまいました。
第二部は三山ひろし、研ナオコの歌謡ショーでした。
三山ひろしの演歌はとても上手だと思いました。
よくコマーシャルで聞いていますが、人をひきつける魅力は十分だと感じました。

特筆すべきは第三部の華の舞踊絵巻でした。
コマーシャルやバラエティーによく出ている梅沢冨美男の化けっぷりはすごいです。
研ナオコが化粧ってこわいと言ってましたが見事です。
女形で踊りますが、踊りながらニコッと笑いますがファンにとりましてはたまらない魅力だと思いました。
歌謡曲に合わせ踊りますが、一見の価値があると感じました。

あのおじさんがあんなに変わるのかと驚きで、出演されている番組を見るのが楽しみになりました。

お嬢様も機会がございましたら是非ご覧になって下さいませ。
人を見る目が変わってくると思います。

藤堂でございました。

宝塚宙組公演『カジノ・ロワイヤル』~我が名はボンド~

原作はイアン・フレミング『007 カジノ・ロワイヤル』。

宙組のトップ男役の真風涼帆、トップ娘役の潤花のサヨナラ公演。
どうしても観たいと思いまして、チケット入手の為申し込みましたが全く取れず、宝塚劇場の千秋楽を映画館で同時上演されるのを観ることが出来ました。

イギリスが誇る秘密情報機関「M16」に属する、コードネーム「007」を持つジェームズ・ボンドは、殺しのライセンスを与えられ、危険を顧みず激戦を潜り抜けた優秀な秘密情報部員である。
ある日ボンドはソ連のKGBに属する諜報部員であり、フランスにおける司令塔と言われてきたシッフルとギャンブルで勝負するよう指令を受ける。
カジノ・ロワイヤルに乗り込んだボンドの活躍がここから展開してゆく……

真風涼帆がジェームズ・ボンドに扮し活躍する、ゴージャスでロマンティックなミュージカル大作で、脚本演出は小池修一郎が担当です。

このボンド役は真風涼帆の他には考えられない素敵なボンドです。
映画では初代がショーン・コネリー。多くの作品で楽しませてくれました。

この楽しい作品を是非DVDが発売になりましたら見て下さい。
真風涼帆の魅力を充分楽しんで頂けると思います。

本日はこの辺りで。
藤堂でした。

宝塚宙組 真風涼帆のリサイタル

お嬢様、ご覧になられましたか?
宝塚宙組の真風涼帆のリサイタル「MAKAZEIZM」
宙組のトップスターとして、圧倒的なオーラを放つ真風涼帆の過去と未来に迫るスペシャルステージです。

大きすぎた夢、高すぎた理想、すべて受け入れ走り続けた変えた地自分と変われない自分
どちらも本当の俺さ。俺は俺らしく、君は君らしく、胸を張って生きてゆこう
過去を引きずり生きるのか、過去を捨て去って生きるのか
時の流れを見つめながら、新しい明日を探しに行こう
時の流れに消えるもの、時が経つほど深まりゆく想い、
ただ風に向かい走れ、自分を信じて進もう…

素晴らしい詩です。演出の石田昌也さんの作詞です。
真風涼帆が唄っている姿にとても感動しました。
ご覧になったお嬢様もきっと同じ思いだったと思います。
真風涼帆の今までの活躍が走馬灯のように藤堂の身体の中を走り抜けていき、想い出がいっぱいでした。

次回作の「カジノ・ロワイヤル」の公演を最後に潤花と一緒に退団されます。
何としてもカジノ・ロワイヤル 我が名はボンドを見たいと思っています。

宝塚歌劇に興味のおありのお嬢様、ぜひぜひご覧になりまして、藤堂と話をしながら懐かしみましょう。

本日はこの辺りで失礼いたします。
藤堂でした。

宝塚歌劇雪組『蒼穹の昴』

寒い日が続いていますが、お嬢様方にはお元気でお過ごしのことと存じます。

 

本日は宝塚グランドミュージカル『蒼穹の昴』。

浅田次郎作で600万部を超える大ベストセラー小説で、その初の舞台化を宝塚歌劇が挑みました。

 

「人間の力をもってしても変えられぬ運命などあってたまるものか」

19世紀、清朝末期の中国。紫禁城を舞台に繰り広げられる物語。

宝塚歌劇版としてドラマチックに、そして華やかに描き出された超大作ミュージカルでありますが、まったく難しい!

 

梁文秀(リアンウェンシウ)を彩風咲奈が演じ、朝美絢、朝月希和、和希そら、縣千、一樹千尋、夏美よう、悠真倫等が、大変な努力で美しく演じてくれるのですが、先ず中国の人の名前が全く頭に入ってこない。

そこでもう一度見ようと思い、千秋楽を映画館でそのまま中継されるので見てきました。

それでようやく理解が出来、非常に面白く楽しいミュージカルだと思った次第です。

 

宝塚歌劇をご覧になるお嬢様、是非DVDで見て頂くと、きっと楽しいミュージカルだなと思って頂けると思います。

観れましたらお屋敷で藤堂に感想を聞かせて下さいませ。

 

本日はこのあたりで失礼します。

藤堂でした。

宝塚月組『グレート・ギャツビー』

1991年に杜けあき主演で初演、2008年に瀬奈じゅんで再演された名作が再び、月組月城かなとで上演された。

 

ストーリーは1920年代。アメリカ、ニューヨーク郊外のロックアイランドにある新興住宅地のウエスト・エッグに大豪邸が建っている。

邸の主人は資産家ジェイ・ギャツビー。夜ごとパーティーを開き続ける男の”光と影”が映し出される。

主人公のギャツビーには月城かなと。白いスーツに身を包み「永遠の恋人」を想い続ける。すべてが一人の女性と共に新たな人生を歩むことにあり、純粋である男を月城かなとが豊かな表現力で演じている。

ヒロインのデイジーには海乃美月。満たされない妻の暮らしの中、かつての恋人が自分を想い続けていることを知る複雑な心境を見事に表現している。

名曲「朝日が昇る前に」…もうすぐ朝日が昇る、地平をバラ色に染め上げて・・・ギャツビーの心を表現している素晴らしい曲であり、作詞は演出の小池修一郎で、宝塚大作はほとんどこの人の作演出が多い。

 

何年か前に映画になり、ロバートレッドフォードがギャツビーを演じ、最後のプールの場面等を藤堂はよく覚えています。若いレッドフォードが素敵だった事を、今この役を宝塚で演じられるのはどのトップの方より月城がピッタリだと思います。白のスーツに身をかため、粋でスマートでどことなく悲しみを表現できるトップだと思います。

お嬢様方、是非是非DVDでご覧下さいませ。きっと月城の世界に引き込まれることと思います。次回作のブラックジャックにどんな顔を見せてくれるのか期待しています。

 

藤堂でした。